鋼構造Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 鋼構造Ⅱ
科目番号 0206 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 原,山口,北原,和多田:「鋼構造学」(コロナ社)
担当教員 河村 進一

到達目標

1.プレートガーダー橋の設計方法の概略が説明できる
2.道路橋示方書に沿って,正しく床版
3.鋼桁の設計ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1橋の設計方法をわかりやすく説明できる橋の設計方法を説明できる橋の設計方法を説明できない
評価項目2道路橋示方書に沿って橋梁に作用する荷重等を適切に設定できる道路橋示方書に沿って橋梁に作用する荷重等を設定できる道路橋示方書に沿って橋梁に作用する荷重等を設定できない
評価項目3道路橋示方書に沿って床版や鋼桁などの橋梁部材の設計計算を行い安全性の照査を適切に行うことができる道路橋示方書に沿って床版や鋼桁などの橋梁部材の設計計算を行い安全性の照査を行うことができる床版や鋼桁などの橋梁部材の設計計算および安全性の照査ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
土木分野の代表的な鋼構造物である鋼橋について,鋼材の性質を踏まえ,長期にわたって健全な鋼構造物を設計するための基礎的な知識を教授する。
特に道路橋の鋼プレートガーダー橋の設計計算例による演習問題で計算をすすめながら,鋼橋設計法の実務について講義する。
建設材料,構造力学などの知識を使って,鋼構造設計の基礎的事項を学ぶ科目である。4年鋼構造Ⅰとあわせて代表的な鋼構造物である鋼橋の設計を通して,環境に配慮した社会基盤整備を行う能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
設計に関する基礎知識を講義した後,設計計算の演習を行う。
設計製図Ⅱと連動して実施し,この科目で行った設計計算を使って製図を行う。
注意点:
建設技術者にとって,与えられた条件のもとで構造物を安全でかつ経済的に設計し,それが施工できる図面を描くことは必要不可欠なことであり,本科目においてその能力を身に付けることは極めて重要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 鋼橋設計の流れ,設計の基本理念,橋の耐荷性能に関する基本事項
2週 設計荷重・作用,橋の限界状態,耐荷性能の照査,鋼部材の限界状態
3週 床版の設計1
4週 床版の設計2
5週 主桁に作用する力1
6週 主桁に作用する力2
7週 主桁の断面力3
8週 中間試験
2ndQ
9週 主桁の設計1
10週 主桁の設計2
11週 補剛材の設計1
12週 補剛材の設計2
13週 添接の設計1
14週 添接の設計2
15週 期末試験
16週 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造橋梁に作用する荷重の分類(例、死荷重、活荷重)を説明できる。4前2
鋼桁橋(プレートガーダー橋)の設計の概要、特徴、手順について、説明できる。4前1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000