河川工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 河川工学Ⅱ
科目番号 0211 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 川合茂、和田清、神田佳一、鈴木正人「河川工学」(コロナ社)
担当教員 黒川 岳司

到達目標

1. 流砂と河床変動について説明できる。
2. 計画対象水文量の決定方法と、多自然川づくりを含めた河川計画を説明できる。
3. 流出解析、不等流の水面形計算、河口の水理について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1流砂と河床変動について適切に説明できる流砂と河床変動について説明できる流砂と河床変動について説明できない
評価項目2計画対象水文量の決定方法と、多自然川づくりを含めた河川計画を適切に説明できる計画対象水文量の決定方法と、多自然川づくりを含めた河川計画を説明できる計画対象水文量の決定方法と、多自然川づくりを含めた河川計画を説明できない
評価項目3流出解析、不等流の水面形計算、河口の水理について適切に説明できる流出解析、不等流の水面形計算、河口の水理について説明できる流出解析、不等流の水面形計算、河口の水理について説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
河川工学は人と河川とのかかわりの中で、河川の利用や洪水災害の防止・軽減など技術的な側面を扱う学問である。当授業は河川工学の応用的部分にあたり(基礎的部分は第4学年の河川工学Ⅰで学ぶ)、流砂と河床変動、流出解析、計画対象水文量の決定方法、河川生態環境に配慮した川づくり、河川の水理について学ぶ。本授業は就職および進学の両方に関連し、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
授業の進め方・方法:
講義および演習を基本とし、適宜課題レポートを課す。
注意点:
河川工学を学ぶ目的は、技術者的観点から河川をみる眼を養うことなので、河川工学に関する知識の習得はもちろんであるが、ぜひ川に興味を持ち、できれば、川を観察したり、河川に関するニュースにも関心をもってほしい。 質問がある場合には、放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 流砂と河床変動 河床形態、限界掃流力について説明できる
2週 流砂と河床変動 河床変動、掃流砂量公式について説明できる
3週 流出解析 流出成分の分離と有効雨量について説明できる
4週 流出解析 主な流出解析法について説明できる
5週 流出解析 簡単な流出解析ができる
6週 河川計画 計画対象水文量の決定方法について説明できる
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明、河川計画 誤った問題を正しく理解する、計画対象水文量を求めることができる
4thQ
9週 河川計画 洪水防御計画における河道計画について説明できる
10週 河川生態環境に配慮した川づくり 河川の生物生息環境向上の基本戦略について説明できる
11週 河川生態環境に配慮した川づくり 環境保全計画と多自然川づくりについて説明できる
12週 河川生態環境に配慮した川づくり 河川生態環境の評価方法について説明できる
13週 河川の水理 不等流の水面形計算法について説明できる
14週 河川の水理 河口の水理現象について説明できる
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明 誤った問題を正しく理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000