構造力学

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 構造力学
科目番号 0244 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自作プリント配布, 嵯峨晃・武田八郎・原隆・勇秀憲「構造力学Ⅰ」コロナ社
担当教員 堀口 至

到達目標

1.静定ばりの支点反力,断面力図を求めることができる
2.静定ラーメン,静定トラスの支点反力,断面力を求めることができる
3.静定ばりの影響線を使って断面力を求めることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1静定ばりの支点反力,断面力図を複雑な荷重状態などやや難易度の高い問題でも正確に求めることができる静定ばりの支点反力,断面力図を基本的な問題については求めることができる静定ばりの支点反力,断面力図を求めることができない
評価項目2静定ラーメン,静定トラスの支点反力,断面力を正しく求めることができる静定ラーメン,静定トラスの支点反力,断面力を基本的な問題については求めることができる静定ラーメン,静定トラスの支点反力,断面力を求めることができない
評価項目3静定ばりの影響線を使って断面力を正しく求めることができる静定ばりの影響線を使って断面力を基本的な問題については求めることができる静定ばりの影響線を使って断面力を求めることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建設構造物に作用する外力やそれによって構造物内部に生じる断面力の性質,梁,トラス,ラーメンなどの構造要素の力学的性質を的確に把握し,安全でしかも経済的な構造物を設計するための基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし,その理解度向上のために適宜演習を課す。
注意点:
環境都市工学科の基礎となるので,十分理解すること。常に電卓を持ってくること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 序章 1. 序章
力の合成と分解、力のつりあい
2週 序章
3週 静定ばり 2.静定ばり
支点反力、単純ばり、片持ちばり、張出ばり、間接載荷、ゲルバーばりの断面力図
4週 静定ばり
5週 静定ばり
6週 静定ばり
7週 中間試験
8週 答案返却・解答解説
2ndQ
9週 静定ばり
10週 静定ばり
11週 断面の諸量 3. 断面の諸量
断面一次モーメント、断面二次モーメント
12週 断面の諸量
13週 断面の諸量
14週 断面の諸量
15週 期末試験
16週 答案返却・解答解説
後期
3rdQ
1週 静定トラス 4. 静定トラス
支点反力、節点法、断面法
2週 静定トラス
3週 静定ラーメン 5. 静定ラーメン
支点反力、断面力図
4週 静定ラーメン
5週 部材に生じる応力 6. 部材に生じる応力
曲げによる直応力、せん断応力、組合せ応力
6週 部材に生じる応力
7週 中間試験
8週 答案返却・解答解説
4thQ
9週 部材に生じる応力
10週 部材に生じる応力
11週 静定ばりの影響線 7. 静定ばりの影響線
単純ばり、片持ちばり、張出ばり、間接載荷、ゲルバーばりの影響線
12週 静定ばりの影響線
13週 静定ばりの影響線
14週 静定ばりの影響線
15週 期末試験
16週 答案返却・解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造断面1次モーメントを理解し、図心を計算できる。4前11,前12
断面2次モーメント、断面係数や断面2次半径などの断面諸量を理解し、それらを計算できる。4前13,前14
各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。4前3,前4,前5,前6,前9,前10
トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。4後1,後2
節点法や断面法を用いて、トラスの部材力を計算できる。4後1,後2
影響線を利用して、支点反力や断面力を計算できる。4後11,後12
影響線を応用して、与えられた荷重に対する支点反力や断面力を計算できる。4後13,後14
ラーメンの支点反力、断面力(軸力、せん断力、曲げモーメント)を計算し、その断面力図(軸力図、せん断力図、曲げモーメント図)を描くことができる。4後3,後4
応力とその種類、ひずみとその種類、応力とひずみの関係を理解し、弾性係数、ポアソン比やフックの法則などの概要について説明でき、それらを計算できる。4後5,後6
断面に作用する垂直応力、せん断応力について、説明できる。4後9,後10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力0000000
専門的能力80002000100
分野横断的能力0000000