都市計画

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 都市計画
科目番号 0271 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 谷口守「入門 都市計画:都市の機能とまちづくりの考え方」,森北出版
担当教員 神田 佑亮

到達目標

1.都市計画の歴史的経緯と現代の都市計画への影響が説明できる。
2.各種土地利用計画手法、市街地開発事業、土地区画整理事業について説明できる。
3.都市施設計画、バリアフリー・ユニバーサルデザイン、公園緑地計画について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1都市計画の歴史的経緯と現代の都市計画への影響について適切に説明できる。都市計画の歴史的経緯と現代の都市計画への影響について説明できる。 都市計画の歴史的経緯と現代の都市計画への影響について説明できない。
評価項目2各種土地利用計画手法、市街地開発事業、土地区画整理事業について適切に説明できる。各種土地利用計画手法、市街地開発事業、土地区画整理事業について説明できる。各種土地利用計画手法、市街地開発事業、土地区画整理事業について説明できない。
評価項目3都市施設計画、バリアフリー・ユニバーサルデザイン、公園緑地計画について適切に説明できる。 都市施設計画、バリアフリー・ユニバーサルデザイン、公園緑地計画について説明できる。都市施設計画、バリアフリー・ユニバーサルデザイン、公園緑地計画について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
都市計画の考え方、都市計画の立て方や手法の基礎知識を習得することを目的とする。具体的には、都市計画の必要性、都市計画の歴史、都市計画の立案と法制度、土地利用計画、都市施設計画、市街地整備の計画等について学ぶ。また、常に変化する社会ニーズや社会問題に対応した新しい都市計画やまちづくりについて事例を示しながら解説する。なお,本授業は進学と就職に関連する.また,進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜,紹介する.
授業の進め方・方法:
基本は座学形式で進める。
注意点:
専門科目ではじめての計画系の授業です。計画学の重要性をよく理解することと,人々が生活しやすい都市はどのような都市なのかを常に考えていてほしい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、都市計画の歴史 ・国土と地域、都市の定義を説明できる。
・古代都市、中世都市、近世都市の特徴を説明できる。
2週 都市計画の歴史、近代都市計画の思想  ・近代の都市計画について説明できる。
・田園都市論、近隣住区論について説明できる。
3週 近代都市計画の思想 ・近代都市の特徴、課題、近代都市計画の思想および理念と実際について説明できる。
4週 日本の都市計画制度 ・都市計画制度の変遷、都市計画制度の法体系について説明できる。
・全国総合開発計画および国土形成計画について説明できる。
5週 日本の都市計画制度 ・都市計画マスタープランについて説明できる。
・都市計画に関連する既存データや社会経済指標について説明できる。
・都市計画制限と開発許可について説明できる。
・都市計画の手続き、 財源について説明できる。
6週 土地利用計画 ・土地利用計画の仕組みについて説明できる。
・都市計画区域、準都市計画区域、市街化区域と市街化調整区域について説明できる。
7週 土地利用計画 ・生産緑地制度について説明できる。
・用途地域について説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験の答案返却・解答説明、土地利用計画 ・特別な地区・区域の設定について説明できる。
・地区計画について説明できる。
10週 市街地の開発計画 ・市街地開発・再開発事業について説明できる。
11週 市街地の開発計画 ・土地区画整理事業について説明できる。
12週 都市施設の計画 ・都市交通施設の計画と整備について説明できる。
・都市の防災構造化について説明できる。
13週 都市施設の計画 ・公園緑地整備について説明できる。
・都市における緑化と環境整備について説明できる。
14週 少子高齢化とバリアフリー・ユニバーサルデザイン ・日本の少子高齢化問題について説明できる。
・バリアフリーとユニバーサル・デザインについて説明できる。
15週 都市・地域計画における諸問題 ・地方圏と過疎地域の問題、中心市街地活性化(再生)について説明できる。
・景観対策の基礎について説明できる。
16週 期末試験の答案返却・解答説明、まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画国土と地域の定義を説明できる。4後1
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。4後2,後3
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。4後4,後6
土地利用計画と交通計画について、説明できる。4後6,後7,後9,後12
総合計画とマスタープランについて、説明できる。4後5
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。4後12
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。4後13
風景、景観と景観要素について、説明できる。4後12
都市の防災構造化を説明できる。4後12
土地区画整理事業を説明できる。4後11
市街地開発・再開発事業を説明できる。4後10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000