科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 物理
科目番号 0007 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 総合物理Ⅰ (数研出版)
担当教員 林 和彦

到達目標

1.位置、速度、加速をグラフや式などを用いて説明できる。
2.物体の運動をグラフや式を用いて説明できる。
3.様々な力の種類を説明できる。
4.力の作図ができる。
5.運動の3法則を説明できる。
6.問題に応じて運動方程式を立てることができる。
7.力学的エネルギー保存則を式を用いて説明できる。
8.仕事について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1位置、速度、加速や物体の運動をグラフや式などを用いて詳しく説明できる位置、速度、加速や物体の運動をグラフや式などを用いて説明できる位置、速度、加速や物体の運動をグラフや式などを用いて説明できない
評価項目2力の作図ができ,様々な力の種類を詳しく説明できる力の作図ができ,様々な力の種類を説明できる力の作図ができ,様々な力の種類を説明できない
評価項目3力学的エネルギー保存則,仕事,運動方程式を式を用いて詳しく説明できる力学的エネルギー保存則,仕事,運動方程式を式を用いて説明できる力学的エネルギー保存則,仕事,運動方程式を式を用いて説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
力学に関係する基本的な概念及び法則を理解し、自然のまざまな物理現象と基本的な概念を結びつけ自分で考えられるようになることを目的とする。専門科目を学習するための基礎科目でもある。
授業の進め方・方法:
実験・講義・演習を組合せて授業を実施する
注意点:
授業では、自分で学習するための基本事項を説明します。自宅学習で、理解の確認と定着を進めることが必要です。必要な中学校の内容を理解していない場合には、補習等をおこなう場合があります。分からないことがある場合は、教員室に質問に来て下さい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 確認テスト・授業説明
中学校の内容の確認テスト。物理の授業の説明
2週 物体の運動を表す量
位置・速度・加速度
3週 運動とグラフ
x-t,x-t,a-tグラフ
4週 運動の式
等速直線運動・等加速度直線運動
5週 落下運動
自由落下・鉛直投げ上げ・鉛直投げおろし
6週 復習
7週 中間試験
8週 平面の運動をあれわす方法
運動の分解,三角比・ベクトル
2ndQ
9週 平面の運動
水平投射・斜方投射
10週
力の表し方,重力・摩擦力・張力・弾性力
11週 物体と力
物体にはたらく力
12週 力の関係
力のつり合い・作用反作用
13週 力の合成と分解
力の表し方,重力・摩擦力・張力・弾性力
14週 復習
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明
後期
3rdQ
1週 様々な力
重力、垂直抗力、ばねの弾性力、張力、摩擦力
2週 運動方程式
運動の法則・運動方程式の導出
3週 運動方程式
運動の法則・運動方程式の計算
4週 運動方程式
5週 運動方程式
6週 運動方程式
7週 運動方程式
8週 中間試験
4thQ
9週 運動方程式の復習
10週 仕事 仕事の定義と計算
11週 力学的エネルギーと仕事
力学的エネルギー
12週 力学的エネルギーと仕事
位置エネンルギーと運動エネルギー
13週 力学的エネルギーと仕事
力学的エネルギー保存則
14週 力学的エネルギーと仕事
15週 学年末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学速度と加速度の概念を説明できる。2前2
直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。2前2
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。2前2
自由落下、及び鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。2前5
鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。2前5
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。2前5
物体に作用する力を図示することができる。2前8
力の合成と分解をすることができる。2前8
重力、抗力、張力、圧力について説明できる。2前8
フックの法則を用いて、弾性力の大きさを求めることができる。2前11
慣性の法則について説明できる。2前1
作用と反作用の関係について、具体例を挙げて説明できる。2前1
運動方程式を用いた計算ができる。2前1
静止摩擦力がはたらいている場合の力のつりあいについて説明できる。2前11
最大摩擦力に関する計算ができる。2前11
動摩擦力に関する計算ができる。2前11
仕事と仕事率に関する計算ができる。2後10,後11
物体の運動エネルギーに関する計算ができる。2後11
重力による位置エネルギーに関する計算ができる。2後11
弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる。2後11
力学的エネルギー保存則を様々な物理量の計算に利用できる。2後11
物理実験物理実験測定機器などの取り扱い方を理解し、基本的な操作を行うことができる。2前1
安全を確保して、実験を行うことができる。2前1
実験報告書を決められた形式で作成できる。2前1
有効数字を考慮して、データを集計することができる。2前1
力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。2前6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000