ものづくり実習

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 ものづくり実習
科目番号 0025 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 必要な内容はプリントとして配布。
担当教員 岩城 考信

到達目標

1.作業の方法を理解し、正確かつ安全に作業ができる。
2.デザイン性のあるツリーハウスやスツールを設計し、製作できる。
3.実習の成果をプレゼンテーションと報告書としてまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
作業の方法を理解した、正確かつ安全な作業作業の方法を理解し、正確かつ安全な作業を適切に実践できる。作業の方法を理解し、正確かつ安全な作業を実践できる。作業の方法を理解し、正確かつ安全な作業を実践できない。
デザイン性のある卓上文房具入れの設計と制作デザイン性のある卓上文房具入れの設計と制作が適切にできる。デザイン性のある卓上文房具入れの設計と制作ができる。デザイン性のある卓上文房具入れの設計と制作ができるない。
実験や実習の成果のプレゼンテーションと報告書の作成実習の成果をプレゼンテーションと報告書として適切にまとめることができる。実習の成果をプレゼンテーションと報告書としてまとめることができる。実習の成果をプレゼンテーションと報告書としてまとめることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 ものづくりに関する基礎的な知識・技術を身に付け、実験や実習による体験を通して、各分野における技術への興味・関心を高め、その意義や役割を理解して、広い視野を養うとともに工業の発展を図る意欲的な態度を身に付ける。本演習は創造力や工夫する力を身につけることができるものである。
授業の進め方・方法:
 各学生の設計意図や能力に応じた個別指導を基本とする。初期段階では、4~5名のグループ内で意見交換し、卓上に置く文房具入れのアイデアを固める。
 その後個別に設計と工作をを行い作品を完成させる。完成後、発表会を行う。
注意点:
道具の誤った使い方、気を抜いた作業をすると大怪我をすることがあるので、安全に注意し、集中して授業に望むこと。また、分らないことがあれば、そのままにせず、質問すること。
評価方法:出席状況10%+実習態度10%+発表10%+作品の評価60%+報告書10%=100%(100点)で成績評価を行う。
評価基準:本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1課題「ツリーハウス」の課題説明とチーム課題 10以上の案の提案をチームで行う。
2週 設計案の作成 決められた材料に対する設計を行うことができる。
3週 模型の作成 決められた材料の模型を作製することができる。
4週 模型の作成 決められた材料の模型を作製することができる。
5週 講評会(発表のみ) 自らの設計、作製したものを他者にわかりやすく発表することができる。
6週 第2課題「ダンボールスツール」の課題説明と設計案の作成1 決められた材料に対する設計を行うことができる。
7週 設計案の作成2 決められた材料に対する設計を行うことができる。
8週 設計案の作成3 決められた材料に対する設計を行うことができ、かつスタディ模型の作成ができる。
2ndQ
9週 設計案の作成4 決められた材料に対する設計を行うことができ、かつスタディ模型の作成ができる。
10週 部材の加工1 決められた材料を適切に加工することができる。
11週 部材の加工2 決められた材料を適切に加工することができる。
12週 部材の組み立て1 部材の組み立てを行うことができる。
13週 部材の組み立て2 部材の組み立てを行うことができる。
14週 講評会1 自らの設計、作製したものを他者にわかりやすく発表し、質問に応答することができる。
15週 講評会2 自らの設計、作製したものを他者にわかりやすく発表し、質問に応答することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3

評価割合

試験発表報告書態度ポートフォリオ出席状況合計
総合評価割合01010106010100
基礎的能力0000000
専門的能力01010106010100
分野横断的能力0000000