建築構法Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 建築構法Ⅰ
科目番号 0030 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 青木博文『建築構造』(実教出版)、柳原正人ほか『必携建築資料』(実教出版)、古賀昌之ほか『建築構造演習ノート』(実教出版)
担当教員 篠部 裕

到達目標

建築構造のなりたち、分類、関連する法律や規準について理解する
在来軸組構法の構造形式と軸組・耐力壁・小屋組等の構成について理解する
枠組壁構法の構造形式について理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築構造のなりたち、分類、関連する法律や規準について適切に理解している建築構造のなりたち、分類、関連する法律や規準について理解している建築構造のなりたち、分類、関連する法律や規準について理解できていない
評価項目2在来軸組構法の構造形式と軸組・耐力壁・小屋組等の構成について適切に理解している在来軸組構法の構造形式と軸組・耐力壁・小屋組等の構成について理解している在来軸組構法の構造形式と軸組・耐力壁・小屋組等の構成について理解できていない
評価項目3枠組壁構法の構造形式について適切に理解している枠組壁構法の構造形式について理解している枠組壁構法の構造形式について理解できていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「建築構法」の授業は建築物がどのようにして形作られるのかを学ぶものであり、1年次では木質構造を対象として、構造の特徴、材料の基本的な性質や木質構造を構成する部材の種類や役割について学習する。本授業は就職・進学のいずれにも関係する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とする。適宜ノートの提出及び課題を課す。
注意点:
この科目の内容を理解するためには、教科書の内容をただ覚えるのではなく、身近にある建築物を観察してその建築物がどのようにしてつくられているのかを実際に見ることや授業の内容との対応を自分で考えることがとても重要です。日頃からたくさんの建築物を見て考える習慣を身に付けてください。新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 災害による建築物の被害、建築構造の歴史 建築構造の歴史的発達のあらましの基礎を説明できる
2週 建築構造の分類、建築物に働く力、法規・規準 建築構造の材料・作り方・形による分類を、建築物に働く力の種類を説明できる
3週 木構造の構造形式、木材 木構造と特徴と構造形式を説明できる
4週 木材の性質と木質材料 木材の性質と木質材料の特徴を説明できる
5週 木質構造の接合方法 木質構造の接合方法について,継手・仕口・接合金物を説明できる
6週 基礎、軸組の構成、土台 基礎を支える地盤の性質と基礎の役割や構成について説明できる
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明、軸組の構成部材 軸組について主要な構成部材の名称とその役割を説明できる
4thQ
9週 耐力壁と筋かい 耐力壁と筋かいの役割について説明できる
10週 小屋組 小屋組について主要な構成部材の名称とその役割を説明できる
11週 床組 床組について主要な構成部材の名称とその役割を説明できる
12週 階段、開口部 階段,開口部について主要な構成部材の名称とその役割を説明できる
13週 外部仕上げ 外部仕上げについて主要な構成部材の名称とその役割を説明できる
14週 内部仕上げ 内部仕上げについて主要な構成部材の名称とその役割を説明できる
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造建築構造の成り立ちを説明できる。4
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。4
骨組構造物に作用する荷重の種類について説明できる。2
木構造の特徴・構造形式について説明できる。4後3
木材の接合について説明できる。4後1,後5
基礎、軸組み、小屋組み、床組み、階段、開口部などの木造建築の構法を説明できる。4後1,後6,後9,後10,後11,後12

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合701005150100
基礎的能力0000000
専門的能力701005150100
分野横断的能力0000000