建築史Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 建築史Ⅰ
科目番号 0033 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 藤岡通夫他『建築史』市ヶ谷出版社、2010年
担当教員 岩城 考信

到達目標

1.日本の古代、中世の神社建築及び寺院建築、近世の郭建築及び住宅建築の形式について説明できる。
2.西洋古代、中世の建築様式について説明できる。
3. 西洋近世の建築様式について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
日本の古代、中世の神社建築及び寺院建築、近世の郭建築及び住宅建築の形式についての理解 日本の古代、中世の神社建築及び寺院建築、近世の郭建築及び住宅建築の形式について適切に説明できる。日本の古代、中世の神社建築及び寺院建築、近世の郭建築及び住宅建築の形式について説明できる。日本の古代、中世の神社建築及び寺院建築、近世の郭建築及び住宅建築の形式について説明できない。
西洋古代、中世の建築様式についての理解。西洋古代、中世の建築様式について適切に説明できる。西洋古代、中世の建築様式について説明できる。西洋古代、中世の建築様式について説明できない。
西洋近世の建築様式についての理解。西洋近世の建築様式について適切に説明できる。西洋近世の建築様式について説明できる。西洋近世の建築様式について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 建築史は建築学分野の包括的な専門知識と能力を養うために設けられた科目である。先人達の建築技術向上の努力や建築文化および建築様式の歴史的な流れを学び、授業を通して知的探求心を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
 建築史Iでは、講義を中心に、前期に日本の建築の歴史を、後期に西洋の建築の歴史を学習する。
注意点:
勉強方法
1. 教科書を何度も読み歴史の流れをつかむ。
2. 配布資料により写真を確認し、重要な用語と造形の特徴を覚える。
3. 授業中に不明な点は質問し、理解の度合いを深める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 縄文・弥生・古墳時代の住居・集落と神社建築 神社建築の起源と形式の理解
2週 飛鳥、奈良時代の寺院建築 寺院の伝来と形式、奈良時代の寺院とその構造の理解。
3週 都城の制と古代の住宅建築 都城の建設、古代の宮殿と住宅様式の理解
4週 平安時代の寺院建築と神社建築の発展 密教と浄土教の寺院、奈良時代と平安時代の神社の理解
5週 中世の寺院建築1 大仏様と禅宗様の理解
6週 中世の寺院建築2 中世の和様、折衷様と構造の発達の理解
7週 中間試験 日本の古代、中世の建築の理解。
8週 答案返却、中世の住宅建築 庭園と建築、中世の住宅形式の理解
2ndQ
9週 城郭建築 日本の城、天守の発達の理解
10週 近世の住宅 桃山時代と江戸時代の住宅、庭園の理解
11週 数寄屋建築 茶室と路地の成立、数寄屋風の住宅の理解
12週 城下町 城下町の構成、武家と町人の住まいの理解
13週 近世の宗教建築と聖堂、学校建築 近世の霊廟、神社、寺院、聖堂と学校建築の理解
14週 近世庶民の建築 能舞台と劇場、農家の理解
15週 期末試験 日本の中世、近世の建築の理解
16週 答案返却・解答説明 日本建築の総合的な理解
後期
3rdQ
1週 古代エジプト建築 エジプトの建築技術の理解
2週 古代オリエント建築、ギリシア建築1 オリエントの建築技術、円柱による形式美の理解
3週 ギリシア建築2、ローマ建築1 都市の空間構造、ローマの建築技術の理解
4週 ローマ建築2 都市建築の発展、初期キリスト教建築の理解
5週 中世ビザンチン建築、イスラム建築 ドームの発達、イスラム建築の特質の理解
6週 ロマネスク建築、ゴシック建築1 ロマネスク建築の特質、大聖堂の理解
7週 ゴシック建築2 ゴシック建築の装飾と構造の理解
8週 中間試験 西洋の古代、中世の建築の理解
4thQ
9週 答案返却、ルネサンス建築1 建築界の変革と建築家、建築理論の理解
10週 ルネサンス建築2 盛期ルネサンスとマニエリスムの理解
11週 バロック建築1 建築様式、都市計画の理解
12週 バロック建築2 各国のバロック建築、ロココ建築の理解
13週 ネオクラッシズム建築、ピクチャレスク建築 古典主義と中世への回帰の理解
14週 ネオルネサンスとネオバロック 過去様式の多様化の理解
15週 学年末試験 西洋近世の建築の理解
16週 答案返却・解答説明 西洋建築の総合的な理解

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力0000000
専門的能力90001000100
分野横断的能力0000000