建築防災工学

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 建築防災工学
科目番号 0043 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 武村雅之:地震と防災,揺れの解明から耐震設計まで,中公新書1961,中央公論新社
担当教員 泉 洋輔

到達目標

地震の発生メカニズムと日本における地震災害の歴史・耐震設計の発展について理解できる
地震による建物の揺れと耐震・制震・免震構造のしくみについて理解できる
既存建物の耐震診断・耐震補強法について理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地震の発生メカニズムと日本における地震災害の歴史・耐震設計の発展について適切に理解できる地震の発生メカニズムと日本における地震災害の歴史・耐震設計の発展について理解できる地震の発生メカニズムと日本における地震災害の歴史・耐震設計の発展について理解できていない
評価項目2地震による建物の揺れと耐震・制震・免震構造のしくみについて適切に理解できる地震による建物の揺れと耐震・制震・免震構造のしくみについて理解できる地震による建物の揺れと耐震・制震・免震構造のしくみについて理解できていない
評価項目3既存建物の耐震診断・耐震補強法について適切に理解できる既存建物の耐震診断・耐震補強法について理解できる既存建物の耐震診断・耐震補強法について理解できていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
地震や強風等の自然現象による災害の発生機構と特徴を把握し、災害による建築構造物の被害を最小限にくい止めるために考慮すべき防災に関する基礎的内容を学習する。なお、本授業は進学と就職に関係する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし、適宜課題を課す。
注意点:
演習課題の提出は、指定した期日を厳守すること。指定日時を越えた提出は採点対象としない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 日本と呉市周辺の地震被害
2週 地震の発生メカニズム
3週 耐震設計と構造計画
4週 振動工学
5週 振動工学
6週 振動工学
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明
4thQ
9週 身近な場所で起こりうる地震と対策の現状
10週 免震構造と制震構造
11週 既存木造建築物の耐震診断・耐震補強
12週 既存RC建築物の耐震診断・耐震補強
13週 液状化
14週 これからの防災について考える
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造地球の構造と地震発生機構について説明できる4前2
マグニチュードの概念と震度階について説明できる。4前2
地球の構造について説明できる。4前2
地震活動度について説明できる。4前2
地震被害を受けた建物の破壊等の特徴について説明できる。4前1
地震による構造物の被害と対策について説明できる。4前3
振動解析モデルについて説明できる。4前4,前5
1自由度系の自由振動の計算ができる。4前6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合800002082
基礎的能力0000000
専門的能力800002082
分野横断的能力0000000