建築計画Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 建築計画Ⅰ
科目番号 0053 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 日本建築学会編「第4版コンパクト建築設計資料集成」(丸善)
担当教員 下倉 玲子

到達目標

1.人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画を説明できる。
2.独立住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画の要点を説明できる。
3.住宅の基本的な設計技法の概要を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画について適切に説明できる人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画について説明できる人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画について適切に説明できない
独立住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画独立住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画について適切に説明できる独立住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画について説明できる独立住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画について説明できない
住宅の基本的な設計技法住宅の基本的な設計技法について適切に説明できる住宅の基本的な設計技法について説明できる住宅の基本的な設計技法について適切に説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築計画とは、生活と空間の関わりを科学的に捉え、これをモデル化・体系化した学問である。本科目では各論として独立住宅の計画論についての基礎知識、総論としての建築空間の寸法体系と基本的な構成方法を習得することを目的としている。
授業の進め方・方法:
講義メモを中心に、適宜,教科書の資料を用いながら授業を行う。
注意点:
「総合評価割合」の「合計」100%のうち60%以上到達すれば合格とする。試験については、中間試験35%と期末試験35%として扱う。
本授業の学習内容は、二級建築士の学科試験(計画)の内容とも関係しており、将来の資格取得上、重要である。
新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 建築計画の役割 建築計画の歴史を捉え建築計画の役割を説明できる。
2週 ライフスタイルと住宅 気候風土とライフスタイルの変遷に合わせて住宅の設計が変化していった様を説明できる。
3週 年齢とからだの変化 心身の成長と衰退と共に空間認識が異なることを理解し、それが建築計画にかかることを説明できる。
4週 寸法 建築で使われる単位は、身体で捉えられる寸法を起源とし、ユニバーサルなメートル法にたどり着いたことを説明できる。
5週 独立住宅のプランニング 建築図面の目的、スケールの選択、条件の把握、ボリュームや動線など、建築計画に必要な要素を説明できる。
6週 世界の住宅1 ライト、コルビュジェ、ミースなど巨匠と呼ばれる建築家の住宅の設計意図について説明できる。
7週 中間試験  中間試験までの学習内容を理解している。
8週 答案返却・解説 前半の内容を説明できる。
2ndQ
9週 現代の暮らしの成立 江戸から現代まで、社会やライフスタイルの変化により、住宅の間取りがどのように変化してきたか説明できる。
10週 様々な目的でできる住宅 住宅の設計は、家族構成、環境配慮、周辺環境、費用など様々な条件がからみなされることを説明できる。
11週 誰もが使いやすく安心・安全な設計 子どもからお年寄り、性別、性の多様化、障がい者など多様な人間がいることを理解しそれに寄り添った建築計画の考えができる。
12週 建物の構成部位 屋根、階段、開口部、水回り、外構などの建物を構成する部位の役割と計画の要点を説明することができる。
13週 世界の住宅2 ライト、コルビュジェ、ミースなど巨匠と呼ばれる建築家の住宅の設計意図について説明できる。
14週 学習発表 1週から13週までの学習内容についての発表を行う。
15週 前期末試験 前期末試験までの授業内容を理解している。
16週 答案返却・解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストレポート態度その他合計
総合評価割合70020100100
基礎的能力000000
専門的能力70020100100
分野横断的能力000000