建築計画Ⅲ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 建築計画Ⅲ
科目番号 0063 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 日本建築学会編『第3版コンパクト建築設計資料集成』(丸善),青木義次ほか『一目でわかる建築計画』(学芸出版社)
担当教員 下倉 玲子

到達目標

 美術館,宿泊施設,図書館などの施設種別ごとに、時代のニーズや個人、組織、地域などそれぞれの価値と対応しながら、多様な建物が計画され造られていることを理解し、問題解決に活かすことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
各施設の歴史と現在の傾向を説明することができる。各施設の歴史と現在の傾向を説明することができ、今後の課題を見出すことができる。各施設の歴史と現在の傾向を説明することができる。各施設の歴史と現在の傾向を説明することができない。
各施設のオーソドックスな計画手法を説明することができる。各施設のオーソドックスな計画手法を説明することができ、問題点を指摘することができる。各施設のオーソドックスな計画手法を説明することができる。各施設のオーソドックスな計画手法を説明することができない。
各施設の法規制を説明することができる。各施設の法規制を説明することができ、今後の課題を見出すことができる。各施設の法規制を説明することができる。各施設の法規制を説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 建築計画とは,生活と空間のかかわりを科学的にとらえ,これをモデル化・体系化した学問である。本科目では,美術館・博物館,宿泊施設,図書館,病院を対象として,建築計画に関する基礎的な知識を習得することを目的としている。講義では各ビルディングタイプ毎の全体計画,規模・配置計画,各々の建築を構成する主要な所要室の計画上の基礎知識について学習する。同時に専門用語を英語でも理解する。本授業は、就職と進学に関連し、建築業界で活躍する上での重要な素地をつくる。
授業の進め方・方法:
スマートボードで視覚的な情報をみせながら、英語で授業を行う。学生はプリントに必要な情報を書き込み理解を深めていく。
注意点:
各種お知らせはスクールネットを通して行いますので、受信できるように設定をお願いします。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 美術館・博物館の計画1 1.美術館・博物館の全体計画:種類,展示方式,規模・配置計画
2週 美術館・博物館の計画2 2.美術館・博物館の諸室計画:展示室,収蔵庫,採光方式
3週 美術館・博物館の計画3 3.美術館・博物館の取り組み
4週 宿泊施設の計画1 4.宿泊施設の全体計画:種類,立地計画,規模・配置計画
5週 宿泊施設の計画2 5.宿泊施設の諸室計画:客室,共用部,管理部,防災計画
6週 宿泊施設の計画3 6.宿泊施設の取り組み
7週 中間試験 中間試験
8週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明
2ndQ
9週 図書館の計画1 7.図書館の全体計画:種類,開架式・閉架式,BDS
10週 図書館の計画2 8.図書館の各部計画:カウンター,閲覧室,書庫,ブラウジング
11週 図書館の計画3 9.図書館の取り組み
12週 病院の計画1 7.病院の全体計画:種類,組織運営,配置計画
13週 病院の計画2 8.病院の各部計画:病棟,中央診療部,サービス部,管理部
14週 病院の計画3 8.病院の取り組み
15週 レポート発表会 レポート発表会
16週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。3

評価割合

試験演習合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000