デザイン基礎

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 デザイン基礎
科目番号 0070 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 安 箱敏

到達目標

デザインにおける詳細な表現方法を習得する。特に手描きパースや模型製作などのデザインの基本的な表現を徹底して、次学年からの3DCADの基礎的な能力を固める。手描き表現は3DCADや3DCGが普及した現在においても建築設計者にとって重要な能力であり、迅速な手描きパースは時として3DCADよりも有用である。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1透視図による立体的な空間表現ができる透視図による立体的な空間図を理解している透視図による立体的な空間図が理解できない
評価項目2模型製作による立体的な空間表現ができる模型製作による立体的な空間図を理解している模型製作による立体的な空間表現ができない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
⑴ 授業の前半は、デザインの基礎知識の習得を目標に講義型を中心とした授業形式で進める。
⑵ 後半は、家具や建築設計図を参考にデザイン演習形式で授業を行う。
⑶ デザインの歴史を学ぶことで多様な文化について理解する。
本科目は建築設計事務所での実務経験を有する教員が,その経験を踏まえつつ講義する。
授業の進め方・方法:
⑴ デザインの基礎知識の習得を目標に、先ずはデザインの歴史について学ぶ。
⑵ インテリアパースの描き方および建築外観の透視図の理論を用い、実存する建築や家具の透視図の練習を行う。
⑶ 作図は従来図法と手描き透視図キットによる方法を併用しながら自分の設計した集合住宅やオフィスビルのインテリアパースを描く。
⑷ 平面図・立面図から透視図を構築する方法において、プレゼンテーション技法を説明し、演習によってその技術を習得する。
注意点:
成績評価の割合については,この科目シラバスの最下部にある「評価割合」の欄を参照すること。この欄にある「総合評価割合」の「合計」100%のうち60%以上到達すれば合格となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス、デザインとは何か 「デザイン」という概念について理解できる
2週 1945年〜1960年のデザイン(アメリカ) 「デザイン」の歴史について理解できる
3週 1945年〜1960年のデザイン(イタリア・ドイツ)① 「デザイン」の歴史について理解できる
4週 1945年〜1960年のデザイン(イタリア・ドイツ)② 「デザイン」の歴史について理解できる
5週 1945年〜1960年のデザイン(スカンジナビア) 「デザイン」の歴史について理解できる
6週 1954年〜1968年のデザイン① 「デザイン」の歴史について理解できる
7週 1954年〜1968年のデザイン② 「デザイン」の歴史について理解できる
8週 有名建築家の建築・家具作品の事例紹介および作図法の理論

アクソメ図とアイソメ図について理解できる
2ndQ
9週 有名建築家の建築・家具作品の事例紹介および作図の実践(アイソメ図およびアクソメ図) 1点透視図と2点透視図について理解できる
10週 1点透視図による室内パースおよび2点透視図による外観パースの理論 1点透視図と2点透視図を正確に描ける
11週 1点透視図による室内パースの演習(建築家作品)2点透視図による外観パースの演習(集合住宅)①
1点透視図と2点透視図の作図を通して空間構成の理解ができる
12週 1点透視図による室内パースの演習(建築家作品)2点透視図による外観パースの演習(集合住宅)② 1点透視図と2点透視図の作図を通して空間構成の理解ができる
13週 1点透視図による室内(外観)パース(集合住宅)2点透視図による外観パースの演習(集合住宅)① 1点透視図と2点透視図の作図を通して空間構成の理解ができる
14週 1点透視図による室内(外観)パース(集合住宅)2点透視図による外観パースの演習(集合住宅)②
1点透視図と2点透視図の作図を通して空間構成の理解ができる
15週 2点透視図による外観パースの演習(オフィスビル)建築外観表現においける3DCGと手描き透視図の使い分け方  透視図を完成させ、作図技法による表現力を向上する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

第1課題第2課題定期試験態度合計
総合評価割合20304010100
基礎的能力200101040
専門的能力03030060
00000