建築史Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 建築史Ⅱ
科目番号 0072 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 藤岡通夫他『建築史』市ヶ谷出版社、2010年。建築史Ⅰより継続使用。
担当教員 岩城 考信

到達目標

1.日本の古代、中世の神社建築及び寺院建築、近世の郭建築及び住宅建築の形式について説明できる。
2.西洋古代、中世の建築様式について説明できる。
3. 西洋近世の建築様式について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
西洋古代の建築様式についての理解 西洋古代の建築様式について適切に説明できる。西洋古代の建築様式について説明できる。西洋古代の建築様式について説明できない。
西洋中世の建築様式についての理解。西洋中世の建築様式について適切に説明できる。西洋中世の建築様式について説明できる。西洋中世の建築様式について説明できない。
西洋近世の建築様式についての理解。西洋近世の建築様式について適切に説明できる。西洋近世の建築様式について説明できる。西洋近世の建築様式について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 建築史は建築学分野の包括的な専門知識と能力を養うために設けられた科目である。先人達の建築技術向上の努力や建築文化および建築様式の歴史的な流れを学び、授業を通して知的探求心を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
 建築史Iでは、講義を中心に、前期に日本の建築の歴史を、後期に西洋の建築の歴史を学習する。
注意点:
勉強方法
1. 教科書を何度も読み歴史の流れをつかむ。
2. 配布資料により写真を確認し、重要な用語と造形の特徴を覚える。
3. 授業中に不明な点は質問し、理解の度合いを深める。

成績評価
 この科目シラバスの最下部にある「評価割合」の欄を参照すること。なお,この欄にある「総合評価割合」の「合計」100%のうち60%以上到達すれば合格となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 古代エジプト建築・古代オリエント建築 エジプトとオリエントの建築技術の理解
2週 ギリシア建築 ギリシア建築と都市、円柱による形式美の理解
3週 ローマ建築1 都市の空間構造、ローマの建築技術の理解
4週 ローマ建築2 都市建築の発展、初期キリスト教建築の理解
5週 中世ビザンチン建築、イスラム建築 ドームの発達、イスラム建築の特質の理解
6週 ロマネスク建築、ゴシック建築1 ロマネスク建築の特質、大聖堂の理解
7週 ゴシック建築2 ゴシック建築の装飾と構造の理解
8週 中間試験 西洋の古代、中世の建築の理解
4thQ
9週 答案返却、ルネサンス建築1 建築界の変革と建築家、建築理論の理解
10週 ルネサンス建築2 盛期ルネサンスとマニエリスムの理解
11週 バロック建築1 建築様式、都市計画の理解
12週 バロック建築2 各国のバロック建築、ロココ建築の理解
13週 ネオクラッシズム建築、ピクチャレスク建築 古典主義と中世への回帰の理解
14週
ネオルネサンスとネオバロック

過去様式の多様化の理解
15週 学年末試験 西洋近世の建築の理解
16週 答案返却・解答説明 西洋建築の総合的な理解

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。4
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。4
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。4
原始(例えば、竪穴住居、高床建築、集落など)の特徴について説明できる。4
古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。4
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。4
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力0000000
専門的能力90001000100
分野横断的能力0000000