建築計画Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 建築計画Ⅱ
科目番号 0073 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 日本建築学会編『第3版コンパクト建築設計資料集成』(丸善),青木義次ほか『一目でわかる建築計画』(学芸出版社)
担当教員 下倉 玲子

到達目標

(前期)1.事務所の建築計画に関する全体計画と各部計画の要点を説明できる。2.集合住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画の要点を説明できる。3.地域集会施設の建築計画に関する全体計画と各部計画の要点を説明できる。
(後期)1.高齢者福祉施設の建築計画に関する全体計画と各部計画の要点を説明できる。2.ホールの建築計画に関する全体計画と各部計画の要点を説明できる。3.学校及び保育所の建築計画に関する全体計画と各部計画の要点を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
各種施設に対する歴史と現在の傾向を説明することができる各種施設に対する歴史と現在の傾向を説明し、自分の考えを示すことができる。各種施設に対する歴史と現在の傾向を説明することができる。各種施設に対する歴史と現在の傾向を説明することができない。
各種施設に対してオーソドックスな計画の方法を説明することができる。各種施設に対してオーソドックスな計画の方法を説明し、さらに現在抱える問題とあわせて改善点を提案することができる。各種施設に対してオーソドックスな計画の方法を説明することができる。各種施設に対してオーソドックスな計画の方法を説明することができない。
各種施設に対しての法規制を説明することができる。各種施設に対しての法規制を説明することができ、そこに潜在する問題をも説明することができる。各種施設に対しての法規制を説明することができる。各種施設に対しての法規制を説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 建築計画とは,生活と空間のかかわりを科学的にとらえ,これをモデル化・体系化した学問であるが,広義には建築における諸技術を矛盾なく,総合化するための技術も含んでいる。本科目では,建築計画の各論として,事務所,集合住宅,地域集会施設,高齢者福祉施設,ホール,学校及び保育所を計画するための基礎知識について学習する。同時に専門用語を英語でも理解する。本授業は、就職と進学に関連し、建築業界で活躍する上での重要な素地をつくる。
授業の進め方・方法:
スマートボードを使い視覚的に情報を提供しながら、英語で授業を行う。なお予習のためにノートに記載してくる内容は、メールにより配信する。
注意点:
各種連絡は、さくら連絡網またはTeamsで行う。
成績評価の割合については,この科目シラバスの最下部にある「評価割合」の欄を参照すること。この欄にある「総合評価割合」の「合計」100%のうち60%以上到達すれば合格となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 事務所ビルの計画1 事務所の歴史と種類 を説明できる。
2週 事務所ビルの計画2 自社ビルと貸ビル,レンタブル比/事務所の全体計画:周辺環境,総合設計制度,公開空地  を説明できる。
3週 事務所ビルの計画3 事務所の基準階計画:コア計画,二方向避難/事務所の平面計画:奥行き,オフィスランドスケープ,アプローチ を説明できる。
4週 事務所ビルの計画4 事務所の断面計画:階高,天井高,構造/事務所の設備計画:エレベーター,ペリメーターゾーン を説明できる。
5週 集合住宅の計画1 集合住宅の歴史:同潤会,日本住宅公団,高層化 を説明できる。
6週 集合住宅の計画2 集合住宅の種類:テラスハウス,リビングアクセス型,SI方式 を説明できる。
7週 集合住宅の計画3 集合住宅の通路形式:階段室型,片廊下型,ツインコリダー型 を説明できる。
8週 集合住宅の計画4 集合住宅の配置と各室計画:隣棟間隔,バルコニー,エレベーター を説明できる。
2ndQ
9週 美術館・博物館の計画1 美術館・博物館の全体計画:種類,展示方式,規模・配置計画 を説明できる。
10週 美術館・博物館の計画2 美術館・博物館の諸室計画:展示室,収蔵庫,採光方式 を説明できる。
11週 美術館・博物館の計画3 美術館・博物館の取り組み を説明できる。
12週 学校の計画1 学校の歴史と運営:オープンスペース,総合教室型,特別教室型 を説明できる。
13週 学校の計画2 学校の規模計画と配置計画:学校区,校地,校舎,学級数/学校の平面計画:ユニットプラン,フィンガープラン を説明できる。
14週 学校の計画3 学校の教室の計画:普通教室,特別教室,多目的教室 /学校の生活諸室・管理諸室・運動施設の計画:トイレ,体育館 を説明できる。
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。4
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4

評価割合

試験演習態度合計
総合評価割合702010100
基礎的能力0000
専門的能力702010100
分野横断的能力0000