到達目標
1.高齢者や障害者の疾患と障害特性を理解し、福祉住環境の要点について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
高齢者や障害者の疾患と障害特性を理解し、福祉住環境の要点について説明できる。 | 高齢者や障害者の疾患と障害特性を理解し、福祉住環境の要点について適切に説明できる。 | 高齢者や障害者の疾患と障害特性を理解し、福祉住環境の要点について説明できる。 | 高齢者や障害者の疾患と障害特性を理解しておらず、福祉住環境の要点について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC)
説明
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教育方法等
概要:
わが国は高齢社会にあり,今世紀半ばには3人に1人が高齢者という時代を迎える。長寿化に伴い高齢者が在宅で過ごす時間も長くなることから,住宅の質を高めていくことが大きな課題となっている。本科目ではこのような社会的な背景を受けて,高齢者や障害者の疾患と障害特性を理解するとともに,高齢者や障害者が快適に住生活を営むことのできる住環境を整備するための基本的な手法を習得することを目的としている。
本授業を通して得られた専門知識をもとに「福祉住環境コーディネーター2級」の検定試験に受験し合格することは,建築技術者に求められる資格取得という観点から極めて意義あることである。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし,演習課題を課す。試験は中間試験・定期試験の計2回実施する。
コロナ感染拡大防止のため,計画変更する可能性あり.
注意点:
本授業は福祉住環境コーディネーター2級検定の基礎的な学習内容である。授業で学習した専門的な知識を活かし,福祉住環境コーディネーター検定2級(毎年7月と11月に試験実施)に在学中に合格してもらうことを望む。
成績評価の割合については,この科目シラバスの最下部にある「評価割合」の欄を参照すること。なお,この欄にある「総合評価割合」の「合計」100%のうち60%以上到達すれば合格となる。
新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
part1.福祉住環境コーディネーターの基本 福祉住環境整備の意義と役割と専門職 |
福祉住環境の基本,福祉の考え方(包括ケア)を理解する.
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2週 |
part1.福祉住環境コーディネーターの基本 福祉住環境整備の意義と役割と専門職 |
福祉住環境コーディネーターの役割,他の専門職を理解する.
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3週 |
part2.高齢者・障害者の特性と住環境 section1.高齢者の特性 |
高齢者・障がい者の特性(一般的な疾患・障がい)とそれに伴う住環境整備について理解する.
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4週 |
part2.高齢者・障害者の特性と住環境 section2.高齢者に多い症状別特性と住環境 |
高齢者・障がい者の特性(認知症・脳血管障害・廃用症候群等)とそれに伴う住環境整備について理解する.
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5週 |
part2.高齢者・障害者の特性と住環境 section2.高齢者に多い症状別特性と住環境 |
高齢者・障がい者の特性(骨折・内科的疾患等)とそれに伴う住環境整備について理解する.
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6週 |
part2.高齢者・障害者の特性と住環境 section3.肢体不自由者の症状別特性と住環境 |
高齢者・障がい者の特性(脊髄損傷・切断・進行性疾患等)とそれに伴う住環境整備について理解する.
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7週 |
part2.高齢者・障害者の特性と住環境 section4・5.間隔障害者の症状別特性と住環境・その他の障害 |
高齢者・障がい者の特性(視覚障害・内部障害等)とそれに伴う住環境整備について理解する.
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8週 |
中間試験 |
1週~7週の授業内容の確認
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4thQ |
9週 |
答案返却・解答説明 part3.福祉住環境整備の周辺知識
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福祉制度・サービス(保険制度の歴史)について理解する.
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10週 |
高齢者体験演習 |
高齢者体験キットを用いた演習を行い,1週~7週に学んだ高齢者の身体特性をより深く理解する.レポート課題.
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11週 |
part3.福祉住環境整備の周辺知識 section1.福祉サービスに実際 |
福祉制度・サービス(介護保険制度等)について理解する.
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12週 |
part3.福祉住環境整備の周辺知識 section1.福祉サービスに実際 |
福祉制度・サービス(提供されるサービス)について理解する.
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13週 |
part4.福祉住環境整備の基本 part5.福祉住環境整備の実際 |
福祉住環境整備のプロセスを理解する. 福祉住環境整備の基本技術(段差・スペース・寸法等)を理解する.
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14週 |
part5.福祉住環境整備の実際 section2・3.部屋別・場所別の環境整備の方法・福祉用具の基礎知識 |
部屋・場所別の配慮すべき点について理解している. 基本的な福祉用具について理解している.
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15週 |
期末試験 |
9週~14週の授業内容の確認
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16週 |
答案返却・解答説明 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | モデュールについて説明できる。 | 4 | 後9,後10,後11 |
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 4 | 後9,後10,後11 |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | 後12,後13,後14 |
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | 後12,後13,後14 |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 4 | 後12,後13,後14 |
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
評価割合
| 中間試験 | 期末試験 | 演習問題・小テスト | 授業態度 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 30 | 30 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 30 | 30 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |