工学総合演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 工学総合演習Ⅱ
科目番号 0127 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 自作プリント・スライド
担当教員 大和 義昭,林 健次郎

到達目標

1.工学総合演習Iで基本図面を作成した木造戸建住宅について,建築材料・建築設備の専門知識を理解し,適切な材料による内外仕上げ・開口部・断熱・設備仕様を計画できる.
2.建築環境工学・建築設備の専門知識を理解し,外皮平均熱貫流率および一次エネルギー消費量の算定により設計した木造戸建住宅の省エネ性能を評価できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工学総合演習Iで基本図面を作成した木造戸建住宅について,建築材料・建築設備の専門知識を理解し,適切な材料による内外仕上げ・開口部・断熱・設備仕様を適切に計画できる.工学総合演習Iで基本図面を作成した木造戸建住宅について,建築材料・建築設備の専門知識を理解し,適切な材料による内外仕上げ・開口部・断熱・設備仕様を計画できる.工学総合演習Iで基本図面を作成した木造戸建住宅について,建築材料・建築設備の専門知識を理解し,適切な材料による内外仕上げ・開口部・断熱・設備仕様を計画できない.
評価項目2建築環境工学・建築設備の専門知識を理解し,外皮平均熱貫流率および一次エネルギー消費量の算定により設計した木造戸建住宅の省エネ性能を適切に評価できる建築環境工学・建築設備の専門知識を理解し,外皮平均熱貫流率および一次エネルギー消費量の算定により設計した木造戸建住宅の省エネ性能を評価できる.建築環境工学・建築設備の専門知識を理解し,外皮平均熱貫流率および一次エネルギー消費量の算定により設計した木造戸建住宅の省エネ性能を評価できない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.工学総合演習Iで基本図面を作成した木造戸建住宅に対して,建築材料,建築環境工学I・II,建築設備Iで学習した専門知識を活かし,内・外部仕上げ,断熱・開口部・設備機器仕様を計画する.
2.在来軸組構法の戸建住宅の基本図面および仕上表から成る設計図書を作成する.
3.設計図書を元に,Webで公開されているプログラムを利用し,外皮平均熱貫流率・日射熱取得率および一次エネルギー消費量を算定し,省エネ性能の評価および省エネ基準への適否を判定する.
4.省エネ基準に適合しなかった場合,適合するのに必要な措置をあげる.
5.Webで公開されているプログラムを利用し,太陽光発電など再生可能エネルギーを創出する設備の設置によるZEHへの適否を判定する.
全16週を住宅メーカーで設計・施工の実務経験を有する教員が担当する.
授業の進め方・方法:
本研究
工学総合演習Iで基本図面を作成した木造戸建住宅について内・外部仕上げ,断熱・開口部・設備機器仕様の決定する際には,雑誌やインターネット,メーカーHPを調べる.
住宅性能評価・表示協会・建築研究所のHPに公開されているWEBプログラムを利用した外皮性能および一次エネルギー消費量の算定を通して,建築設計で不可欠である省エネ基準への適合判断のための一連の作業を経験する.
省エネ基準への適否,ZEHへの適否を通して,省エネで健康的な建築物とするための要点を習得する.
注意点:
授業中に指示した提出物はきちんと期限内に提出すること.
成績評価は評価割合に基づき評価し,成績割合の欄にある「総合評価割合」の「合計」100%のうち60%以上到達すれば合格となる.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 座学:ガイダンスと建築物の省エネ計算の基礎
1.建築物省エネ法・省エネ基準,ZEH→省エネ計算をする必要性
2.外気平均熱貫流率,日射取得係数,一次エネルギー消費量
3.簡単なUA値算出演習
4.熱貫流率+面積→外皮平均熱貫流率
建築物の省エネ基準について説明できる
2週 演習:WEBプログラムによるモデル住宅の省エネ計算
1.モデル住宅の概要把握
2.WEBプログラムのサイトを確認(UA値・ηA値計算,一次エネルギー消費量計算)
3.入力マニュアルサイトの確認(国土交通省)
4.外皮平均熱貫流率・日射熱取得係数の算定練習問題
図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用して各外皮の熱貫流率を算定できる.
3週 演習:WEBプログラムによるモデル住宅の省エネ計算
・各外皮部分での熱貫流率・日射熱取得係数の算定
図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用して各外皮の熱貫流率を算定できる.
4週 同上 図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用して各外皮の熱貫流率を算定できる.
5週 同上 図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用して各外皮の熱貫流率を算定できる.
6週 演習:WEBプログラムによるモデル住宅の省エネ計算
・UA値,ηA値算出
図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用して外皮平均熱貫流率と日射熱取得率を算定できる.
7週 同上 図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用して外皮平均熱貫流率と日射熱取得率を算定できる.
8週 演習:WEBプログラムによるモデル住宅の省エネ計算
・一次エネルギー消費量算出
図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用し一次エネルギー消費量を算定できる.
2ndQ
9週 演習:WEBプログラムによるモデル住宅の省エネ計算
・省エネ基準適合判定,ZEH適合判定
図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用して省エネ基準適合判定,ZEH適合判定をできる.
10週 設計図書を仕上げる 図面,各種仕上表,仕様表,算定結果をまとめ,設計図書を作成できる.
11週 演習:自分が設計した住宅の省エネ性能計算
・各外皮部分の熱貫流率・日射熱取得係数の算定
図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用して各外皮の熱貫流率を算定できる.
12週 演習:自分が設計した住宅の省エネ性能計算
・UA値,ηA値算出
図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用して外皮平均熱貫流率と日射熱取得率を算定できる.
13週 演習:自分が設計した住宅の省エネ性能計算
・一次エネルギー消費量算出,省エネ基準適合判定,ZEH適合判定
図面や仕上表,仕様表を参照し,プログラムを利用して省エネ基準適合判定,ZEH適合判定をできる.
14週 演習:自分が設計した住宅の省エネ性能計算
・省エネ基準,ZEHに適合させるための設計改善案の検討,費用概算
自らが設計した住宅の性能を省エネ基準適合判定,ZEH適合判定させるための改善案を具体的に考えられる
15週 同上 自らが設計した住宅の性能を省エネ基準適合判定,ZEH適合判定させるための改善案を具体的に考えられる
16週 設計図書を仕上げる 図面,各種仕上表,仕様表,算定結果をまとめ,設計図書を作成できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備エネルギー削減に関して建築的手法(建築物の外皮(断熱、窓など))を適用することができる。4前14,前15,前16
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3前14,前15,前16
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3前1,前2
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3前14,前15,前16

評価割合

設計図書プレゼンボードプレゼン合計
総合評価割合801010000100
基礎的能力0000000
専門的能力801010000100
分野横断的能力0000000