技術者資格演習

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 技術者資格演習
科目番号 0216 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 1級建築士スピード学習帳2023(エックスナレッジ)
担当教員 篠部 裕

到達目標

1級建築士学科試験(計画)の過去問題を理解し、7割程度正答できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1級建築士学科試験(計画)の内容1級建築士学科試験(計画)の内容を適切に理解している1級建築士学科試験(計画)の内容を理解している1級建築士学科試験(計画)の内容を理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築士は、建築物の設計や工事管理等を行うために建築技術者が取得すべき必須の技術者資格であり、資格取得のためには、学科試験と製図試験の両方に合格することが必要である。
この授業の目的は、1級建築士試験の学科試験の一部(計画)を対象とした過去の試験問題の演習により、これまで学習してきた専門科目の内容を復習し、合格に最低限必要な専門知識を習得することである。本授業は、資格取得に直接関連する科目である。
授業の進め方・方法:
教科書をもとに講義と演習を行う。小テストも原則、毎回実施する。
注意点:
「総合評価割合」の「合計」100%のうち60%以上到達すれば合格とする。試験については、中間試験35%と期末試験35%として扱う。
1級建築士や2級建築士は本校を卒業した年に受験できる重要な技術者資格である。本授業に真剣に取り組み、その合格のための専門基礎知識を習得してほしい。建築士の資格試験については、例えば「建築士.com」などに受験対策などが詳しく紹介されているので参考にしてほしい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 1級建築士や1級建築士における学科試験の出題対象を説明できる。
2週 住宅・集合住宅 住宅・集合住宅の住棟計画の要点について説明できる。
3週 住宅・集合住宅、都市計画 住宅・集合住宅の住戸計画とこれに関連する住宅地計画の要点について説明できる。
4週 公共建築 公共建築(小学校等の教育施設、高齢者施設)の計画の要点について説明できる。
5週 公共建築、建築計画 公共建築(医療施設、文化施設)の計画の要点について説明できる。
6週 商業建築 商業建築(事務所、劇場、物品販売店、飲食店、ホテル)の計画の要点について説明できる。
7週 住宅・集合住宅から商業建築の振返り 住宅・集合住宅から商業建築の計画の要点について説明できる。
8週 中間試験 中間試験までの学習内容を理解している。
4thQ
9週 答案返却・解答解説 中間試験の結果をもとに各自が習得できていない専門知識を説明できる。
10週 各部計画 建築計画の各部計画(寸法計画、身障者対応)の要点について説明できる。
11週 各部計画 建築計画の各部計画(開口部等)の要点について説明できる。
12週 日本建築史、西洋・東洋建築史
日本建築史、西洋・東洋建築史における代表的な建築について説明できる。
13週 契約・マネジメント、建築積算 建築プロジェクト、主な調達方式、建築生産プロセスの要点について説明できる。
14週 各部計画から建築積算までの振返り 各部計画から建築積算までの計画の要点について説明できる。
15週 期末試験 期末試験までの授業内容を理解している。
16週 答案返却・解答解説
期末試験の結果をもとに各自が習得できていない専門知識を説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備湿り空気、空気線図について説明できる。4
結露現象について説明できる。4
空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明できる。4
必要換気量について計算できる。4
自然換気と機械換気について説明ができる。4
計画・歴史居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。4
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。4
建築計画・設計の手法一般について説明できる。4
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。4

評価割合

試験小テストレポート態度その他合計
総合評価割合70201000100
基礎的能力000000
専門的能力70201000100
分野横断的能力000000