建築計画Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築計画Ⅰ
科目番号 0217 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 日本建築学会編「第3版コンパクト建築設計資料集成」(丸善)、青木義次「一目でわかる建築計画」(学芸出版社)
担当教員 篠部 裕

到達目標

1.人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画を説明できる。
2.独立住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画の要点を説明できる。
3.住宅の基本的な設計技法の概要を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画について適切に説明できる人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画について説明できる人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画について説明できない
独立住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画独立住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画について適切に説明できる独立住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画ついて説明できる独立住宅の建築計画に関する全体計画と各部計画について説明できない
住宅の基本的な設計技法住宅の基本的な設計技法について適切に説明できる住宅の基本的な設計技法について説明できる住宅の基本的な設計技法について説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築計画とは、生活の空間の関わりを科学的に捉え、これをモデル化・体系化した学問である。本科目では、各論として独立住宅の計画論についての基礎知識、総論としての建築空間の寸法体系と基本的な構成方法を習得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
講義メモを中心に、適宜、教科書の資料を用いながら授業を行う。
注意点:
本授業での学習内容は、二級建築士の学科試験(計画)の内容とも対応しており、将来の資格取得上、重要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人体寸法と生活 人体寸法,動作寸法,物品寸法の基礎を説明できる。
2週 建築の各部寸法
建築の各部寸法(廊下,階段,トイレなど)をモデュールについて説明できる。
3週 独立住宅の計画 独立住宅の敷地条件,住生活の構成要素,プライバシーを説明できる。
4週 独立住宅の計画 動線計画,配置計画,ゾーニング,ブロックプランを説明できる。
5週 独立住宅の計画 リビング空間(居間,食堂,寝室,客間)の計画の要点を説明できる。
6週 独立住宅の計画、建築計画学習かるた サービス空間(台所、家事室、浴室など)の計画を説明できる。建築計画の基礎知識の要点を理解し、イラストと短文に表現できる。
7週 中間試験 中間試験までの授業内容を理解している。
8週 答案返却・解答解説、住宅の広告・CMレポート発表 現代住宅の広告やCMを調査し、現代住宅の設計上の要点や業界潮流を説明できる。
2ndQ
9週 住宅と建築法規 住宅に関連する法規(集団規定、単体規定)の基礎を説明できる。
10週 バリアフリーと住宅計画 バリアフリーデザイン,ユニバーサルデザインと住宅計画の関係を説明できる。
11週 近代建築の3巨匠と住宅設計 ライト,コルビュジェ,ミースの設計思想と住宅設計の特徴を説明できる。
12週 近代建築の3巨匠と住宅設計 ライト,コルビュジェ,ミースの設計思想と住宅設計の特徴を説明できる。
13週 現代住宅の系譜 現代住宅の設計の系譜(日本の住宅、世界の住宅)を代表的な住宅を例に説明できる。
14週 建築計画学習かるた 建築計画の基礎知識の要点を理解し、イラストと短文に表現できる。
15週 前期末試験 前期末試験までの授業内容を理解している。
16週 答案返却・解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史モデュールについて説明できる。4前2
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。4前1
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。4前3,前4,前5,前6,前9,前10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70005250100
基礎的能力0000000
専門的能力70005250100
分野横断的能力0000000