到達目標
1.鋼の材料的特性について理解できる。
2.鋼構造設計の基本的な流れを理解できる。
3.高力ボルト接合部について理解し,高力ボルト接合部の設計ができる。
4.引張材の断面計算ができる。
5.圧縮材の断面計算ができる。
6.曲げ材の断面計算ができる。
7.軸力と曲げを受ける材の断面計算ができる。
8.溶接部の断面計算ができる。
9.各種接合部の設計法を理解できる。
10.基礎の種類と特徴について理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
鋼の材料的特性について理解できる。 | 鋼の材料的特性を実験結果を通じて的確に理解できる。 | 鋼の材料的特性を実験結果を通じて理解できる。 | 鋼の材料的特性を理解できない。 |
鋼構造設計の基本的な流れを理解できる。 | 鋼構造設計の基本的な流れを適切に理解できる。 | 鋼構造設計の基本的な流れを理解できる。 | 鋼構造設計の基本的な流れを理解できない。 |
高力ボルト接合部について理解し,高力ボルト接合部の設計ができる。 | 高力ボルト接合部について適切に理解した上で,高力ボルト接合部の設計ができる。 | 高力ボルト接合部の設計ができる。 | 高力ボルト接合部の設計ができない。 |
引張材の断面計算ができる。 | 引張材の断面を適切に算定できる。 | 引張材の断面を算定できる。 | 引張材の断面を算定できない。 |
圧縮材の断面計算ができる。 | 圧縮材の断面を適切に算定できる。 | 圧縮材の断面を算定できる。 | 圧縮材の断面を算定できない。 |
曲げ材の断面計算ができる。 | 曲げ材の断面を適切に算定できる。 | 曲げ材の断面を算定できる。 | 曲げ材の断面を算定できない。 |
軸力と曲げを受ける材の断面計算ができる。 | 軸力と曲げを受ける材の断面を適切に算定できる。 | 軸力と曲げを受ける材の断面を算定できる。 | 軸力と曲げを受ける材の断面を算定できない。 |
溶接部の断面計算ができる。 | 溶接およびその種類を適切に理解した上で,溶接部の断面計算ができる。 | 溶接部の断面計算ができる。 | 溶接部の断面計算ができない。 |
各種接合部の設計法を理解できる。 | 各種接合部の設計法を適切に理解できる。 | 各種接合部の設計法を理解できる。 | 各種接合部の設計法を理解できない。 |
基礎の種類と特徴について理解できる。 | 基礎の種類と特徴について適確に理解できる。 | 基礎の種類と特徴についておおむね理解できる。 | 基礎の種類と特徴について理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC)
説明
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教育方法等
概要:
鋼構造物の設計に関する基礎的な知識を習得することを目的とする。授業では講義を主体とするが,一部実験を取り入れ,知識と実現象を対比させながら授業を進める。本科目の内容は建築技術者として知っておくべき最低限のものである。よって本科目は就職と進学の両方に関連する。
授業の進め方・方法:
・本科目は鋼構造の設計法に関する基礎的な知識および技術を習得することを目的とする。講義を主体とするが,一部実験を取り入れ,実現象と知識を照らし合わせながら授業を進める。
・示範実験や現場見学を除き,オンライン教材を利用して授業を進める。
注意点:
・問題は自分で必ず解くこと。
・実験実施日は相応しい服装着用のこと。また,自分と周囲を危険にさらす行為は絶対にしないこと。
・質問があればオフィスアワー等を利用して質問すること。ただし,定期試験発表日からその試験終了日までの期間中においては,原則として授業時間外は質問を受け付けない。
・成績評価のうちわけについては,この科目シラバスの最下部にある「評価割合」の欄を確認すること。この欄にある「総合評価割合」の「合計」100%のうち,60%以上達成すれば合格となる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
示範実験「鋼材の引張試験」 |
鋼の材料的特性について知る
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2週 |
鋼構造の仕組みと鋼構造設計の流れ |
鋼構造設計の基本的な流れを理解できる。
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3週 |
高力ボルト接合の仕組み |
高力ボルト接合部について理解し,高力ボルト接合部の設計ができる。
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4週 |
高力ボルト摩擦接合部の耐力とその計算 |
高力ボルト摩擦接合部について理解し,高力ボルト接合部の設計ができる。
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5週 |
引張材の力学的挙動と断面計算 |
引張材の断面計算ができる。
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6週 |
引張材の断面計算演習 |
引張材の断面計算ができる。
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
答案返却・解答
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2ndQ |
9週 |
示範実験「孔開き鋼板の引張試験」 |
引張材の断面計算ができる。
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10週 |
圧縮材の力学的挙動と断面計算 |
圧縮材の断面計算ができる。
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11週 |
圧縮材の断面計算演習 |
圧縮材の断面計算ができる。
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12週 |
曲げ材の力学的挙動と断面計算 |
曲げ材の断面計算ができる。
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13週 |
曲げ材の断面計算 |
曲げ材の断面計算ができる。
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14週 |
示範実験「梁の曲げ実験」 |
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15週 |
前期末試験
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16週 |
答案返却・解答 軸力と曲げを受ける材の断面計算
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軸力と曲げを受ける材の断面計算ができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
高力ボルト接合について(引張接合) |
高力ボルト接合のうち,引張接合部の設計ができる。
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2週 |
高力ボルト接合について(曲げを受ける場合) |
高力ボルト接合のうち,曲げを受ける接合部の設計ができる。
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3週 |
高力ボルト接合について(軸力と曲げを同時に受ける場合) |
2種類の力が働く高力ボルト接合部の設計ができる。
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4週 |
溶接継手について |
溶接およびその種類を理解できる。
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5週 |
溶接継手の許容応力度設計 |
溶接部の許容耐力を計算できる。
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6週 |
溶接継手の耐力計算・演習 |
溶接部の最大強さ(終局耐力)を計算できる。
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
答案返却・解答 |
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4thQ |
9週 |
梁継手について |
梁継手とその設計の重要性を理解できる。
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10週 |
梁継手の許容応力度設計・保有耐力接合 |
梁継手の設計ができる。
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11週 |
仕口について |
仕口の設計法の概略を理解できる。
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12週 |
柱脚について |
柱脚の設計法の概略を理解できる。
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13週 |
基礎について |
基礎の分類と設計法の概略を理解できる。
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14週 |
鋼構造物の復元力特性について |
地震時の鋼構造物の挙動について理解できる。
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15週 |
学年末試験 |
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16週 |
答案返却・解答 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 構造 | 鋼構造物の復元力特性と設計法の関係について説明できる。 | 4 | 後14 |
S造の特徴・構造形式について説明できる。 | 4 | 前2 |
鋼材・溶接の許容応力度について説明できる。 | 4 | 前1 |
軸力のみを受ける部材の設計の計算ができる。 | 4 | 前5,前6,前9,前10,前11 |
軸力、曲げを受ける部材の設計の計算ができる。 | 4 | 前16 |
曲げ材の設計の計算ができる。 | 4 | 前12,前13,前14 |
継手の設計・計算ができる。 | 4 | 後9,後10 |
高力ボルト摩擦接合の機構について説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
溶接接合の種類と設計法について説明できる。 | 4 | 後4,後5,後6 |
仕口の設計方法について説明ができる。 | 4 | 後11 |
柱脚の種類と設計方法について説明ができる。 | 4 | 後12 |
基礎形式(直接、杭)の分類ができる。 | 4 | 後13 |
基礎形式別の支持力算定方を説明できる。 | 4 | 後13 |
分野別の工学実験・実習能力 | 建築系分野【実験・実習能力】 | 建築系【実験実習】 | 実験の目的と方法を説明できる。 | 4 | 前1 |
建築に用いる構造材料(例えば木、コンクリート、金属など)の物理的特性を実験により明らかにすることができる。 | 4 | 前1 |
実験結果を整理し、考察できる。 | 4 | 前1 |
評価割合
| 前期中間試験 | 前期末試験 | 後期中間試験 | 学年末試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |