RC構造設計Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 RC構造設計Ⅰ
科目番号 0287 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 佐藤立美・荒木秀夫・森村毅:RC基準による鉄筋コンクリートの構造設計,鹿島出版会
担当教員 松野 一成

到達目標

1.各種作用荷重が算定できる
2.骨組のモデル化ができる
3.応力解析ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種作用荷重が適切に算定できる各種作用荷重が算定できる各種作用荷重が算定できない
評価項目2骨組のモデル化が適切にできる骨組のモデル化ができる骨組のモデル化ができない
評価項目3応力解析が適切にできる応力解析ができる応力解析ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
鉄筋コンクリート2階建て建物を例に、建築構法、建築構造力学および鉄筋コンクリート構造で学んだ知識を総合して、荷重設定から断面配筋決定までを具体的に構造計算を進めることで、実社会で行われている建築構造設計手法を習得する能力を育成する。なお、本授業は進学と就職に関係する。
授業の進め方・方法:
講義と演習を基本とする。
注意点:
・ 構造設計を初めから最後まで実施するのは本科目だけなので、この科目を通じて構造設計の全体の流れを把握してもらいたい。
・ この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習として演習課題を実施する。
・ 演習課題の提出は、指定した期日を厳守すること。指定日時を越えた提出は受理しない。
・ 成績評価の割合については,この科目シラバスの最下部にある「評価割合」の欄を参照すること。この欄にある「総合評価割合」の「合計」100%のうち60%以上達成すれば合格となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 モデル建物の設定 モデル建物の設定ができる
2週 RC構造設計の枠組み RC構造設計の枠組みが理解できる
3週 設計用床荷重の設定 設計用床荷重の設定ができる
4週 骨組のモデル化 骨組のモデル化ができる
5週 梁のC・Mo・Qo 梁のC・Mo・Qoが算定できる
6週 柱軸力の算定 柱軸力の算定が算定できる
7週 中間試験
8週 地震荷重・風荷重の算定、設計ルートの判定 地震荷重・風荷重の算定、設計ルートの判定が算定できる
2ndQ
9週 鉛直荷重時応力解析 鉛直荷重時応力解析が算定できる
10週 鉛直荷重時応力解析 鉛直荷重時応力解析が算定できる
11週 D値法 D値法が理解できる
12週 水平荷重時応力解析 水平荷重時応力解析が算定できる
13週 水平荷重時応力解析 水平荷重時応力解析が算定できる
14週 偏心率・剛性率・層間変形 偏心率・剛性率・層間変形が算定できる
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造骨組構造物に作用する荷重の種類について説明できる。4前3
各種構造の設計荷重・外力を計算できる。4前3
構造計算の設計ルートについて説明できる。4前1
建物の外力と変形能力に基づく構造設計法について説明できる。4前2,前3,前4
断面内の応力の分布について説明できる。4前5
許容曲げモーメントを計算できる。4前5
主筋の算定ができる。4前5
釣合い鉄筋比について説明ができる。4前5
中立軸の算定ができる。4前5
許容せん断力を計算できる。4前5
せん断補強筋の算定ができる。4前5
終局曲げモーメントについて説明できる。4前5
終局剪断力について説明できる。4前5
断面内の応力の分布について説明できる。4前6
許容曲げモーメントを計算できる。4前6
MNインターラクションカーブについて説明できる。4前6
主筋の算定ができる。4前6
釣合い鉄筋比について説明ができる。4前6
中立軸の算定ができる。4前6
許容せん断力を計算できる。4前6
せん断補強筋の算定ができる。4前6
終局曲げモーメントについて説明できる。4前6
終局剪断力について説明できる。4前6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000