到達目標
1.法令集の相互関係法令の検索方法を理解し,関係法令を法令集から検索できること。
2.法令集に記述された内容を理解し,法令の目的と要点を説明できること。
3.法令条文内の規制・緩和の意味を理解し,その利用方法を説明できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 法令集の相互関係法令の検索方法を適切に理解し,関係法令を法令集から適切に検索できる | 法令集の相互関係法令の検索方法を理解し,関係法令を法令集から検索できる | 法令集の相互関係法令の検索方法を理解できず,また,関係法令を法令集から検索できない |
評価項目2 | 法令集に記述された内容を適切に理解し,法令の目的と要点を詳細に説明できる | 法令集に記述された内容を理解し,法令の目的と要点を説明できる | 法令集に記述された内容を理解できず,また,法令の目的と要点を説明できない |
評価項目3 | 法令条文内の規制・緩和の意味を適切に理解し,その利用方法を詳細に説明できる | 法令条文内の規制・緩和の意味を理解し,その利用方法を説明できる | 法令条文内の規制・緩和の意味を理解できず,また,その利用方法を説明できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC)
説明
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教育方法等
概要:
建築基準法を基準とした、関係法令の引用方法と内容を理解し、基礎知識を身につける。本授業は、将来の資格取得の目標である2級建築士法規試験の合格程度の専門知識の習得を目標とし、建築関連業務に係りある科目である。
授業の進め方・方法:
教科書による講義を基本とし、2級建築士法令過去問題(2級建築士スピード学習帳)を基に演習や小テストを実施する。
定期試験を前期2回、後期2回実施する。
新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更(レポート課題・小テスト実施)する可能性があります。
注意点:
定期試験では、使用法令集の持込を許可する。
成績評価の割合については,この科目シラバスの最下部にある「評価割合」の欄を参照すること。この欄にある「総合評価割合」の「合計」100%のうち60%以上達成すれば合格となる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
第1章 建築法規のあらまし
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建築法規の体系について説明できる.
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2週 |
第1章 建築法規のあらまし
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法令用語について説明できる.
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3週 |
第1章 法令集の検索方法と総則
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面積算定・各部高さについて説明できる.
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4週 |
第2章 個々の建築物にかかわる規定
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一般構造・建築設備(採光)に関する規定について説明できる.
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5週 |
第2章 個々の建築物にかかわる規定
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一般構造・建築設備(採光)に関する規定について説明できる.
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6週 |
第2章 個々の建築物にかかわる規定 |
一般構造・建築設備(換気・衛生等)に関する規定について説明できる.
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7週 |
第2章 個々の建築物にかかわる規定 |
一般構造・建築設備(日常安全)に関する規定について説明できる.
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8週 |
中間試験 |
1週~7週の授業内容の確認
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2ndQ |
9週 |
答案返却・解答説明,第2章 個々の建築物にかかわる規定
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構造強度(一般的な規定・木造)に関する規定について説明できる.
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10週 |
第2章 個々の建築物にかかわる規定
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構造強度(木造)に関する規定について説明できる.
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11週 |
第2章 個々の建築物にかかわる規定
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構造強度(鉄骨造・RC造)に関する規定について説明できる.
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12週 |
第2章 個々の建築物にかかわる規定
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構造強度(構造計算の方法)に関する規定について説明できる.
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13週 |
第2章 個々の建築物にかかわる規定
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防火と避難に関する規定について説明できる.
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14週 |
第2章 個々の建築物にかかわる規定
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防火と避難に関する規定について説明できる.
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15週 |
期末試験
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前期9週~14週の授業内容の確認
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16週 |
答案返却・解答説明
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後期 |
3rdQ |
1週 |
第3章 良好な都市環境をつくための規定 |
土地利用(都市計画法)に関する規定について説明できる.
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2週 |
第3章 良好な都市環境をつくための規定
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土地利用(用途地域)に関する規定について説明できる.
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3週 |
第3章 良好な都市環境をつくための規定
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土地利用(防火・準防火地域)に関する規定について説明できる.
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4週 |
第3章 良好な都市環境をつくための規定
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道路と敷地に関する規定について説明できる.
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5週 |
第3章 良好な都市環境をつくための規定
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密度(建ぺい率)に関する規定について説明できる.
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6週 |
第3章 良好な都市環境をつくための規定
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密度(容積率)に関する規定について説明できる.
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7週 |
第3章 良好な都市環境をつくための規定
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形態(絶対高さ)に関する規定について説明できる.
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8週 |
中間試験
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後期1週~7週までの学習内容の確認.
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4thQ |
9週 |
答案返却・解答説明、第3章 良好な都市環境をつくための規定
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形態(斜線制限)に関する規定について説明できる.
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10週 |
第3章 良好な都市環境をつくための規定 |
形態(斜線制限)に関する規定について説明できる.
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11週 |
第3章 良好な都市環境をつくための規定 |
形態(日影規制)に関する規定について説明できる.
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12週 |
第4章 手続きなどの規定 |
着工前や工事中の手続きに関する規定について説明できる.
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13週 |
第5章 各種の関係規定 |
設計と工事の段階に関する規定について説明できる.
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14週 |
第5章 各種の関係規定 |
その他の法規について説明できる.
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15週 |
学年末試験
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後期9週~14週までの学習内容の確認
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16週 |
答案返却・解答説明
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 施工・法規 | 各種書類の行政への届出先と期限について説明できる。 | 4 | 後12,後13,後14 |
かぶりの必要性、かぶり厚さの基準・仕様・法令について説明できる。 | 4 | 前6,前7 |
法の体系について説明できる。 | 4 | 前1 |
法令用語について説明できる。 | 4 | 前2 |
建築物などの定義について説明できる。 | 4 | 前2 |
工作物の定義について説明できる。 | 4 | 前2 |
防火に関する用語について説明できる。 | 4 | 前13,前14,前16 |
建築手続きに関する用語について説明できる。 | 4 | 後12 |
建築基準法に基づき、建築物の面積、高さ、階数が算定できる。 | 4 | |
一般構造(構造方法に関する技術的基準)の法令文を読み、適用できる。 | 4 | 前4,前5,前6,前7 |
構造強度(構造計算方法に関する規定)の法令文を読み、適用できる。 | 4 | 前9,前10,前11,前12 |
防火・耐火・内装制限に関する法令を探すことができる。 | 4 | 前13,前14 |
避難・消防関係規定法令を探すことができる。 | 4 | 前13,前14 |
建築設備関連法令を探すことができる。 | 4 | 前3 |
建築基準法で定める道路と敷地について説明できる。 | 4 | 後4 |
用途地域について説明できる。 | 4 | 後2 |
容積率・建ぺい率について説明できる。 | 4 | 後5,後7 |
高さ制限について説明できる。 | 4 | 後7,後9,後10,後11 |
防火地域について説明できる。 | 4 | 後3 |
確認と許可について説明できる。 | 4 | 後12,後13 |
建築基準法に関連する法律関係(例えば都市計画法、消防法、ハートビル法、品確法、建築士法、建設業法、労働安全衛生規則など)の法令を探すことができる。 | 4 | 後14 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | 演習課題 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 0 | 0 | 0 | 15 | 0 | 50 |
専門的能力 | 35 | 0 | 0 | 0 | 15 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |