技術者資格演習

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 技術者資格演習
科目番号 0292 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 2級建築士スピード学習帳2020(エックスナレッジ)
担当教員 篠部 裕

到達目標

1.2級建築士学科試験(計画・法規)の過去問題を理解し、7割程度正答できる。
2.2級建築士学科試験(施工)の過去問題を理解し、7割程度正答できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
2級建築士学科試験(計画・法規)の内容2級建築士学科試験(計画・法規)の内容を適切に理解している2級建築士学科試験(計画・法規)の内容を理解している2級建築士学科試験(計画・法規)の内容を理解していない
2級建築士学科試験(施工)の内容2級建築士学科試験(施工)の内容を適切に理解している2級建築士学科試験(施工)の内容を理解している2級建築士学科試験(施工)の内容を理解していない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築士は、建築物の設計や工事管理等を行うために建築技術者が取得すべき必須の技術者資格であり、資格取得のためには、学科試験と製図試験の両方に合格することが必要である。
この授業の目的は、2級建築士試験の学科試験の一部を対象とした過去の試験問題の演習により、これまで学習してきた専門科目の内容を復習し、合格に最低限必要な専門知識を習得することである。本授業は、資格取得に関連する。
授業の進め方・方法:
教科書をもとに講義と演習を行う。小テストも原則、毎回実施する。
注意点:
「総合評価割合」の「合計」100%のうち60%以上到達すれば合格とする。試験については、中間試験35%と期末試験35%として扱う。
二級建築士は卒業年次に受験できる技術者資格である。本授業に真剣に取り組み、その合格のための基礎知識を習得してほしい。建築士の資格試験については「建築士.com」のホームページに受験対策などが詳しく紹介されているので参考にしてほしい。新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する場合があります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、独立住宅、集合住宅 独立住宅や集合住宅の計画について理解している。
2週 公共建築 教育や福祉系の施設、文化交流系の施設、あるいは類似施設の計画について説明できる。
3週 商業建築 業務系の施設、文化交流系の施設、あるいは類似施設の計画について説明できる。
4週 建築計画基礎、各部寸法、バリアフリー 建築計画基礎、各部寸法、バリアフリーについて理解している。
5週 日本建築史、西洋建築史 日本建築史、西洋建築史における代表的な建築の存在を説明できる。
6週 換気、室内気候・熱・結露 換気、室内気候・熱・結露について説明できる。
7週 中間試験 中間試験までの授業内容を理解している。
8週 答案返却・解答解説、面積・高さ等の算定、一般構造・建築設備の規定 面積・高さ等の算定、一般構造・建築設備の規定について説明できる。
2ndQ
9週 現場管理 現場管理を安全管理と材料管理について説明できる。
10週 コンクリート工事 コンクリート工事の運搬・打込み、工程・品質管理の要点について説明できる。
11週 木工事、防水・屋根工事 軸組構法の接合部の要点、防水・屋根工事について説明できる。
12週 左官工事、設備工事 設備工事について、給排水設備・空調設備・電気設備の概要を説明できる。
13週 木造住宅・鉄骨造住宅の施工プロセス 木造住宅や鉄骨造住宅の施工プロセスの概要を説明できる。
14週 学習内容の振返り 学習内容の要点を自作かるた(イラストと短文)を用いて説明できる。
15週 前期末試験 前期末試験までの授業内容を理解している。
16週 答案返却・解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備湿り空気、空気線図について説明できる。4前6
結露現象について説明できる。4前6
空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明できる。4前6
必要換気量について計算できる。4前6
自然換気と機械換気について説明ができる。4前6
計画・歴史居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。4前1
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4前2
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4前2
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。4前3
建築計画・設計の手法一般について説明できる。4前4
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。4前5
施工・法規運搬・締固め(打込み)の方法・手順について説明できる。4前10
養生の必要性について説明できる。4前10
建築基準法に基づき、建築物の面積、高さ、階数が算定できる。4前8
一般構造(構造方法に関する技術的基準)の法令文を読み、適用できる。4前8

評価割合

試験小テストレポート態度その他合計
総合評価割合70201000100
基礎的能力000000
専門的能力70201000100
分野横断的能力000000