到達目標
人体の一部に装着可能な,電子部品を実装した電子基板を収納するケースを3DCADで設計し、3Dプリンタで造形ができること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 3DCADの操作方法を理解し、複雑な3次元モデルの設計ができる | 3DCADの操作方法を理解し、基本的な3次元モデルの設計ができる | 3DCADの操作方法を理解できて おらず、3次元モデルの設計ができない |
評価項目2 | 3DCADで複雑な電子部品の組み立てができる | 3DCADで電子部品の組み立てができる | 3DCADで電子部品の組み立てができない |
評価項目3 | 3Dプリンタで複雑なケースの造形ができる | 3Dプリンタで簡単なケースの造形ができる | 3Dプリンタでケースの造形ができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
3DCADの操作方法と3Dプリンタの使用方法を実習を通じて習得する。人間が身につけて使用する小型の電子機器の外装を設計し,3Dプリンタで試作する。
電気情報工学科,4年,5年を履修対象とする。
授業の進め方・方法:
実習を繰り返しながら操作方法などを学び,更に実際の電子部品を基にしてケースの設計と試作を行う。夏季休業中に4日間で開講の予定(1日で4週分のカリキュラムを進める)。
注意点:
電子部品を取り扱うため、事前に電子回路について復習しておくことが望ましい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
3CADの基本 |
3DCADの基本的な機能を理解する
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2週 |
プリミティブとブール演算 |
プリミティブによる基本形状モデリング,ブーリアン演算について理解する
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3週 |
モデリング手法 |
フィーチャベース及びダイレクトモデリング手法について理解する
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4週 |
スケッチと拘束条件 |
平面スケッチ,スケッチの拘束について理解する
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5週 |
パラメトリックモデリング |
パラメータ変数について理解する
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6週 |
スカルプトモデリング |
スカルプトモデリングについて理解する
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7週 |
コンポーネントとアセンブリ |
コンポーネントとアセンブリの概念,ボディとコンポーネントの考え方,ジョイント,干渉について理解する
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8週 |
2次元図面の作成 |
3次元モデルを基に、2次元図面を作成する方法について理解する
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4thQ |
9週 |
3Dプリンタの基礎 |
加工方法の分類,造形方式,3Dプリンタの材料について理解する
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10週 |
3Dプリンタの利用方法 |
3Dプリンタの機構,3Dプリンタの制御方法,スライスについて理解する
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11週 |
3Dプリンタの利用方法 |
スライスソフト,制御ソフトの利用方法の習得
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12週 |
製品設計実習 |
部品の採寸と基本設計
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13週 |
製品設計実習 |
3DCADによる詳細設計
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14週 |
製品設計実習 |
3DCADによる詳細設計
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15週 |
製品設計実習 |
3Dプリンタによる試作
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16週 |
製品設計実習 |
仕上げ加工
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 30 | 60 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 10 | 40 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 30 | 30 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |