概要:
本科における卒業研究を基礎として、さらにレベルの高い個別分野について専門知識の総合化と深化を図り、課題解決に向けて広い視野から理論的、実践的に考究する能力と独創性を育英する。研究成果は学会誌等で公表することを目標とし、学会・協会の講演会で発表することを推奨する。この応用研究は2年次の特別研究の準備にあたる。
授業の進め方・方法:
指導教員の指導により研究を行う。
本科で学んだ専門知識、技術の集大成とするための基盤となる研究活動を行う。各教員の研究をよく調べ、研究テーマ・指導教員を選ぶ。指導教員により研究テーマおよび研究内容を提示し、計画を立て、実施する。研究の進捗に伴い、データの収集・整理・考察・まとめを行い、応用研究発表論文の作成・提出と研究発表準備・発表を行う。
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習として応用研究論文の執筆及び発表資料の作成が必要です.
[新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります.]
【テーマ一覧】
[機械工学分野]
・医用福祉工学に関する研究(岩本 英久)
・工業装置内部や設備まわりの流れ・熱・物質等の移動現象に関する研究(髙田 一貴)
・金属材料の塑性加工に関する研究(水村 正昭)
・機能性物質材料科学(田中 慎一)
・半導体集積回路のテストおよび高信頼システム設計に関する研究(吉川 祐樹)
・流体応用機器の開発および制御に関する研究(山田 祐士)
・流体工学(風車設計製作,水上ロボット設計製作,熱流動解析)に関する研究(野村 高広)
・上昇流内を飛行する低速度模型飛行機の設計(上寺 哲也・野波 諒太(補))
・伝動装置の負荷性能向上に関する研究(中迫 正一・國安 美子(補))
[電気情報工学分野]
・電磁波システムに関する研究(黒木 太司・江口 正徳・氷室 貴大)
・計測・制御・エレクトロニクスに関する研究(藤井 敏則・平野 旭・横沼 実雄(補))
・ソフトコンピューティング(井上 浩孝)
・電子精密計測(板東 能生)
・マニピュレータの省エネルギー化に関する研究(横瀬 義雄)
・物質科学(田中 慎一)
・計測,制御,シミュレーションに関する研究(服部 佑哉)
[環境都市工学分野]
・地盤工学と施工技術に関する研究(重松 尚久)
・鋼構造・コンクリート構造に関する研究(河村 進一・堀口 至・三村 陽一)
・水理学と水環境工学に関する研究(黒川 岳司・谷川 大輔・木村 善一郎・及川 栄作(補))
・都市交通計画,まちづくりに関する研究(神田 佑亮)
・オーバーツーリズムが及ぼす環境負担の評価-大久野島の持続可能な利用に向けて(小倉 亜紗美)
[建築学分野]
・都市計画・都市形成史(篠部 裕・岩城 考信)
・建築デザインおよび福祉計画に関する研究(間瀬 実郎)
・建築材料・建築構造(松野 一成・仁保 裕・三枝 玄希(補))
・建築計画,建築教育,住宅問題,地域計画に関する研究(下倉 玲子・安 箱敏)
・日本人の生活空間の温熱環境評価に関する研究(大和 義昭)
注意点:
応用研究は、卒業研究と同様に科目毎に講義で学んだ知識を総合的に理解する貴重な科目である。分からないことを持ち越すと研究が進まなくなる。適宜、指導教員に質問や相談をすること。専攻科在学中に学会・協会の講演会における発表経験を必須としているので,計画的に学会発表の準備を進めること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |