応用研究

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 応用研究
科目番号 0006 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 6
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 後期:12
教科書/教材 各研究に関連した資料や配布プリント
担当教員 間瀬 実郎,専攻科 各教員

到達目標

1.自主的に実験等を計画・遂行し、得られた結果を解析して工学的に考察できること
2.研究成果を論理的に論文にまとめ、期限内に提出することができること
3.研究内容に関する口頭発表や討議ができること
評価方法:
・指導教員の評価50点 = 研究への取り組み10点 + 理解度10点 + 創造性10点 + 達成度10点 + 倫理性10点
・論文集の評価30点 = 構成10点 + 文章力10点 + 図表のまとめ方10点
(指導教員以外の教員2名に各項目毎に10点満点で評価し、各項目の平均をとる)
・プレゼンテーションの評価20点 = 発表内容10点 + 質疑応答10点
(専攻科に関わる複数教員が各項目毎に10点満の評価し、各項目の平均をとる)
・総合評価100点=指導教員の評価50点+論文集の評価30点+プレゼンテーションの評価20点
評価基準:本研究について、設定した目標を60%以上達成していれば可、70%以上で良、80%以上であれば優とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自主的に実験等を計画・遂行し、得られた結果を適切に解析して工学的に意味のある考察ができる。研究を遂行し、得られた結果をある程度工学的に考察することができる。実験等を計画的に実施することができない。または考察ができない。
評価項目2研究成果を論理的な文章で論文としてまとめることができる。執筆要領に沿った形式の論文を作成し,ほぼ論理的に論文をまとめている。執筆要領に沿った形式の論文を作成できない。または期限内に提出できない。
評価項目3研究内容に関して優れた口頭発表を行い,適切に討議できる。研究内容に関して内容が伝わるように口頭発表を行い,ある程度討議ができる。研究内容に関する発表ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SC) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(G) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科における卒業研究を基礎として、さらにレベルの高い個別分野について専門知識の総合化と深化を図り、課題解決に向けて広い視野から理論的、実践的に考究する能力と独創性を育英する。研究成果は学会誌等で公表することを目標とし、学会・協会の講演会で発表することを推奨する。この応用研究は2年次の特別研究の準備にあたる。
授業の進め方・方法:
指導教員の指導により研究を行う。
 本科で学んだ専門知識、技術の集大成とするための基盤となる研究活動を行う。各教員の研究をよく調べ、研究テーマ・指導教員を選ぶ。指導教員により研究テーマおよび研究内容を提示し、計画を立て、実施する。研究の進捗に伴い、データの収集・整理・考察・まとめを行い、応用研究発表論文の作成・提出と研究発表準備・発表を行う。
 この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習として応用研究論文の執筆及び発表資料の作成が必要です.
[新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります.]

【テーマ一覧】
[機械工学分野]
・医用福祉工学に関する研究(岩本 英久)
・工業装置内部や設備まわりの流れ・熱・物質等の移動現象に関する研究(髙田 一貴)
・金属材料の塑性加工に関する研究(水村 正昭)
・機能性物質材料科学(田中 慎一)
・半導体集積回路のテストおよび高信頼システム設計に関する研究(吉川 祐樹)
・流体応用機器の開発および制御に関する研究(山田 祐士)
・流体工学(風車設計製作,水上ロボット設計製作,熱流動解析)に関する研究(野村 高広)
・上昇流内を飛行する低速度模型飛行機の設計(上寺 哲也・野波 諒太(補))
・伝動装置の負荷性能向上に関する研究(中迫 正一・國安 美子(補))
[電気情報工学分野]
・電磁波システムに関する研究(黒木 太司・江口 正徳・氷室 貴大)
・計測・制御・エレクトロニクスに関する研究(藤井 敏則・平野 旭・横沼 実雄(補))
・ソフトコンピューティング(井上 浩孝)
・電子精密計測(板東 能生)
・マニピュレータの省エネルギー化に関する研究(横瀬 義雄)
・物質科学(田中 慎一)
・計測,制御,シミュレーションに関する研究(服部 佑哉)
[環境都市工学分野]
・地盤工学と施工技術に関する研究(重松 尚久)
・鋼構造・コンクリート構造に関する研究(河村 進一・堀口 至・三村 陽一)
・水理学と水環境工学に関する研究(黒川 岳司・谷川 大輔・木村 善一郎・及川 栄作(補))
・都市交通計画,まちづくりに関する研究(神田 佑亮)
・オーバーツーリズムが及ぼす環境負担の評価-大久野島の持続可能な利用に向けて(小倉 亜紗美)
[建築学分野]
・都市計画・都市形成史(篠部 裕・岩城 考信)
・建築デザインおよび福祉計画に関する研究(間瀬 実郎)
・建築材料・建築構造(松野 一成・仁保 裕・三枝 玄希(補))
・建築計画,建築教育,住宅問題,地域計画に関する研究(下倉 玲子・安 箱敏)
・日本人の生活空間の温熱環境評価に関する研究(大和 義昭)
注意点:
応用研究は、卒業研究と同様に科目毎に講義で学んだ知識を総合的に理解する貴重な科目である。分からないことを持ち越すと研究が進まなくなる。適宜、指導教員に質問や相談をすること。専攻科在学中に学会・協会の講演会における発表経験を必須としているので,計画的に学会発表の準備を進めること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 研究の実施 研究テーマ・指導教員を選ぶ
2週 研究の実施 研究テーマ・内容の提示
3週 研究の実施 研究年度計画の立案
4週 研究の実施 研究の進捗に伴い、データの収集・整理・考察を行う
5週 研究の実施
6週 研究の実施
7週 研究の実施
8週 研究の進行程度の確認
4thQ
9週 研究の実施
10週 研究の実施
11週 研究の実施
12週 研究の実施
13週 論文の作成 応用研究発表論文の作成
14週 論文の作成
15週 応用研究発表会 応用研究発表論文の提出と研究発表
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合02000800100
基礎的能力0000000
専門的能力000030030
分野横断的能力0200050070