到達目標
1. 環境基準に示される水質項目の測定原理や一般的な値について説明できる。
2. 河川・湖沼・沿岸域等で発生する環境問題の発生メカニズムについて説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 環境基準に示される水質項目の測定原理や一般的な値について適切に説明できる | 環境基準に示される水質項目について説明できる | 環境基準に示される水質項目について説明できない |
評価項目2 | 河川・湖沼・沿岸域等で発生する環境問題の発生メカニズムについて説明できる | 河川・湖沼・沿岸域等で発生する環境問題について説明できる | 河川・湖沼・沿岸域等で発生する環境問題について説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義では、ニュースに取り上げられるような河川・湖沼・沿岸域等で発生する環境問題を題材として、その問題の背景や発生メカニズムを理解し、問題解決に必要な基本的・基礎的知識を習得する。また、基本的な水質項目の基礎知識を理解しておくことが重要であるため、水質の測定方法や活用方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を基本とする。本科目は学修単位科目であるため,事前の学習としてレポートを課す。
注意点:
ここで学習する内容は身近な現象を取り扱っており、水域の環境問題の解決にもつながるものである。積極的に最新のニュースに興味をもち、自分自身の直感力を働かせて環境問題を学ぶ姿勢をもってほしい。質問がある場合には、放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問に来ること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
授業で学ぶ内容を説明する.自分が発表を担当する水質項目・環境問題を把握する.
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2週 |
水質項目(1) |
pH・ORP,クロロフィル濃度などの水質の環境基準に出てくる項目について理解する.
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3週 |
水質項目(2) |
pH・ORP,クロロフィル濃度などの水質の環境基準に出てくる項目について理解する.
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4週 |
なぜ満潮と干潮があるのか? |
満潮と干潮,大潮と小潮が発生するメカニズムを理解する.
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5週 |
海の酸性化とは? |
海の酸性化,大気中のCO2の溶け込みとpH変化,CaCO3の溶解について理解する.
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6週 |
フッ素化合物による環境汚染とは? |
有機物の種類や構造について理解する.
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7週 |
未処理下水の放流とは? |
有機物の分解,下水処理方法について理解する.
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8週 |
ノリの色落ちとは? |
瀬戸内海における貧栄養化問題について理解する.
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4thQ |
9週 |
青潮とは? |
青潮の発生メカニズム,ヘドロと青潮の関係について理解する.
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10週 |
広島のカキ養殖の課題とは? |
カキ養殖によって発生する環境問題について理解する.
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11週 |
ブルーカーボンとは? |
炭素貯留について学び,グリーンカーボンやブルーカーボンについて理解する.
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12週 |
流域治水とは? |
流域治水について学び,その1つであるため池の流域治水について理解する.
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13週 |
水文学とは? |
水文学の基礎について学び,世界における水問題を理解する.
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14週 |
海の環境と生物生産 |
近年の海域環境の変化と生物(魚や貝類)などの関係について理解する.
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
答案返却・解答説明 |
誤った問題を正しく理解する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 20 | 0 | 10 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 20 | 0 | 10 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |