日本語表現法

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 日本語表現法
科目番号 0018 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 丸山顯德編著『キャリアアップ国語表現法 二十訂版』(嵯峨野書院)
担当教員 福田 涼

到達目標

1.社会人として不可欠な、漢字・語彙・敬語・慣用句等に関する知識を活用できる。
2.自らの思考を的確に言語化するための方法・技術を実践できる。
3.他者の見解を正しく理解した上で、建設的に議論を展開することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会人として不可欠な、漢字・語彙・敬語・慣用句等に関する知識を活用できる。社会人として不可欠な、漢字・語彙・敬語・慣用句等に関する知識を身につけている。社会人として不可欠な、漢字・語彙・敬語・慣用句等に関する知識が身についていない。
評価項目2自らの思考を的確に言語化するための方法・技術を実践できる。自らの思考を的確に言語化するための方法・技術について理解している。自らの思考を的確に言語化するための方法・技術を理解していない。
評価項目3他者の見解を正しく理解した上で、建設的に議論を展開することができる。他者の見解を踏まえつつ、自らの見解を述べることができる。他者の見解を踏まえつつ、自らの見解を述べることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会生活を営む上で求められる、実践的な日本語運用能力を涵養する。具体的には、エントリーシート・志望動機書の書き方や電子メールの利用法、ビジネスシーンでの敬語の用い方、小論文の構成法などについて学習し、それらの知識・技術を実践できるようになることが、本講の主たる到達目標である。
授業の進め方・方法:
教員による講義と、それに関する問題演習を中心とし、適宜グループワークやディスカッション等の活動も導入する。また毎週の授業の冒頭で、漢字や語彙、敬語等に関する確認テストを実施する。
※新型コロナウイルスの影響により、授業内容を変更する可能性がある。
注意点:
学修単位科目であることに鑑み、受講態度に加えて、平素の課題への取り組み方を重視する。評価割合は試験(確認テスト)を3割、ポートフォリオ(課題・ディベートでの発言等)を7割とする。受講態度が不適切である場合、相応に減点するので注意すること。受講者一人ひとりの主体的な授業参加を期待している。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス、履歴書の作成(第19課) 1.履歴書の書き方や提出・郵送時のマナーについて理解し、それを実践できる。
2週 ES・志望動機書の作成(第20課) 1.主な常用漢字の読み書きができる(同音異義語等)。
2.ESや志望動機書の書き方や、それらの書類における自己アピールの方法について理解し、それを実践できる。
3週 敬語の種類と考え方(第26課) 1.主な常用漢字の読み書きができる(同訓異義語・二字熟語)。
2.基本的な敬語の種類・用法について理解し、それを実践できる。
4週 敬語の学習(第27課) 1.主な常用漢字の読み書きができる(二字熟語・四字熟語)。
2.基本的な敬語の種類・用法について理解し、それを実践できる。
5週 ビジネス社会における敬語(第28課) 1.主な常用漢字の読み書きができる(仮名遣いと送り仮名)。
2.ビジネスシーンにおける敬語の用法について正しく理解し、それを実践できる。
6週 手紙の書き方①(第16課) 1.敬語を適切に使用することができる。
2.基本的な手紙・葉書の書き方や、それに関するマナーについて理解し、それを実践できる。
7週 手紙の書き方②(第17課) 1.敬語を適切に使用することができる。
2.基本的な手紙・葉書の書き方や、それに関するマナーについて理解し、それを具体的な場面設定に応じて実践できる。
8週 ビジネ文書・案内状の作成法(第21・22課) 1.敬語を適切に使用することができる。
2.ビジネス文書や案内状の構造やそれに関するマナーについて理解し、実際にそれらの書類を作成することができる。
4thQ
9週 ディベート・準備編(第12課) 1.主な慣用句を適切に使用することができる。
2.議論に必要な情報を、適切に収集・整理することができる。
10週 ディベート・実践編(第12課) 1.主な修辞法について、簡潔に説明することができる。
2.事前に収集・整理した情報に基づき、他者と建設的に議論を進めることができる。
11週 「悪文」から学ぶ文章表現(第8課) 1.主な常用漢字の読み書きができる(総復習)。
2.適切な構造の文章を書くことができる。
12週 文章の要約術(第10課) 1.主な常用漢字の読み書きができる(総復習)。
2.他者の文章を的確に要約し、それを利用することができる。
13週 面接の作戦・自己アピール(第30課) 1.主な常用漢字の読み書きができる(総復習)。
2.面接を受ける際のマナーや、面接の場における効果的な自己アピールの方法について理解し、それを実践できる。
14週 小論文・準備編(第23・24課) 1.主な常用漢字の読み書きができる(総復習)。
2.小論文の作成に必要な情報を、適切に収集・整理することができる。
15週 小論文・実践編(第23・24課) 1.主な常用漢字の読み書きができる(総復習)。
2.事前に収集・整理した情報に基づき、構成の整った小論文を執筆することができる。
16週   

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合30000700100
基礎的能力30000700100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000
0000000