高度専門特別講義Ⅰ(近代デザイン史)

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 高度専門特別講義Ⅰ(近代デザイン史)
科目番号 0024 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 阿部公正(監修)『世界デザイン史』美術出版社、1995年
担当教員 岩城 考信

到達目標

1. 19-20世紀におけるデザインの特徴を説明できる。
2. 19-20世紀におけるデザインと産業技術の関係を説明できる。
3. 19-20世紀におけるデザインと社会の関係を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
19-20世紀におけるデザインの特徴19-20世紀におけるデザインの特徴を適切に説明できる。19-20世紀におけるデザインの特徴を説明できる。19-20世紀におけるデザインの特徴を説明できない。
19-20世紀におけるデザインと産業技術の関係19-20世紀におけるデザインと産業技術の関係を適切に説明できる。19-20世紀におけるデザインと産業技術の関係を説明できる。19-20世紀におけるデザインと産業技術の関係を説明できない。
19-20世紀におけるデザインと社会の関係19-20世紀におけるデザインと社会の関係を適切に説明できる。19-20世紀におけるデザインと社会の関係を説明できる。19-20世紀におけるデザインと社会の関係を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 近代デザインは産業革命から始まる技術革新、社会構造・思想の変化と密接な関係を持つ。そこで、本授業では近代デザインの意匠的特徴を理解し、さらに授業やレポート作成を通して知的探求心を身につけることを目的とする。
 まず、産業革命以降のデザインについて19世紀を中心に解説する。次に、本講義の主題となる20世紀前半のデザインについて解説する。
授業の進め方・方法:
 講義形式で行う本授業は、デザインを通して19-20世紀のデザイナーと技術者の活動を追体験するものであり、21世紀に技術者になろうとする学生へ有用な視点を提供するものである。
注意点:
授業で扱う内容に関連する建築物や作品を学生自らが選び、事前調査を行った上で実見し、レポートする課題を課す。レポート未提出者には単位を与えない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 概説
デザイン史を理解するための基礎を身につける。
2週 19世紀のデザインと産業技術・社会1 「近代デザインの始まり」や「イギリスの伝統と変化」について理解する。
3週 19世紀のデザインと産業技術・社会2 「アール・ヌーヴォー」について理解する。
4週 19世紀のデザインと産業技術・社会3 「ウィーンの分離派」について理解する。
5週 20世紀のデザインと産業技術・社会1 「芸術と産業の融合」について理解する。
6週 中間試験 総合的な理解度を問う。
7週 答案返却・解答説明
20世紀のデザインと産業技術・社会2
「鉄筋コンクリートの開拓」について理解する。
8週 20世紀のデザインと産業技術・社会3 「 近代建築の発展」について理解する。
4thQ
9週 20世紀のデザインと産業技術・社会4 「バウハウス」について理解する。
10週 20世紀のデザインと産業技術・社会5 「都市とデザイン」について理解する。
11週 20世紀のデザインと産業技術・社会6 「オランダの近代デザイン」について理解する。
12週 20世紀のデザインと産業技術・社会7 「ロシアの近代デザイン」について理解する。
13週 20世紀のデザインと産業技術・社会8 「日本近代の建築とデザイン」について理解する。 
14週 20世紀のデザインと産業技術・社会8 「戦後のデザイン」について理解する。
15週 期末試験 総合的な理解度を問う。
16週 答案返却・解答説明 全体的な理解度を高める。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学速度と加速度の概念を説明できる。4
平均の速度、平均の加速度を計算することができる。4
直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。4
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。4
平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。4
物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。4
鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。3
自由落下、及び鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。4
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。4
物体に作用する力を図示することができる。4
力の合成と分解をすることができる。4
質点にはたらく力のつりあいの問題を解くことができる。4
重力、抗力、張力、圧力について説明できる。4
フックの法則を用いて、弾性力の大きさを求めることができる。4
慣性の法則について説明できる。4
作用と反作用の関係について、具体例を挙げて説明できる。4
運動の法則について説明できる。4
運動方程式を用いた計算ができる。4
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。4
静止摩擦力がはたらいている場合の力のつりあいについて説明できる。4
最大摩擦力に関する計算ができる。4
動摩擦力に関する計算ができる。4
仕事と仕事率に関する計算ができる。4
物体の運動エネルギーに関する計算ができる。4
重力による位置エネルギーに関する計算ができる。4
弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる。4
力学的エネルギー保存則を様々な物理量の計算に利用できる。4
物体の質量と速度から運動量を求めることができる。4
運動量の差が力積に等しいことを利用して、様々な物理量の計算ができる。4
運動量保存則を様々な物理量の計算に利用できる。4
周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。4
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。4
等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度、向心力に関する計算ができる。4
万有引力の法則から物体間にはたらく万有引力を求めることができる.4
万有引力による位置エネルギーに関する計算ができる。4
力のモーメントを求めることができる。3
角運動量を求めることができる。3
角運動量保存則について具体的な例を挙げて説明できる。3
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。4
重心に関する計算ができる。4
一様な棒などの簡単な形状に対する慣性モーメントを求めることができる。4
剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力90000010100