概要:
本科および専攻科で培った一般教養と専門知識、および卒業研究を遂行した経験を基礎として、プロジェクトマネジメントの基本的な考えを理解し、プロジェクトの計画、遂行、管理に必要な技法、実践的な業務の進め方について学修する。
企業や組織の業務は、プロジェクト業務と定型業務に分けられ、主なプロジェクト業務は以下の3つに分類される。
①明確な特定の発注者(顧客)と受注者の間の契約によるプロジェクト。
②受注生産や技術開発などのプロジェクト。
③競争力や体質強化を目指して、企業の組織、風土等を変革させるプロジェクト。
また、プロジェクト実務遂行には技術力、マネージメント力、リーダーシップが求められる。
プロジェクトを成功に導く技法としてのプロジェクトマネジメントを理解し、企業や組織の持続的・継続的な発展に貢献できる能力を身に着ける。
授業の進め方・方法:
・授業時間(90分×1コマ)/週×16週に加えて、調査課題、演習問題に自学自習時間を必要とする。
・講義に関連する調査事項または課題を与え、発表してもらう。
・発表内容を評価することで、自学自習を確認する。
注意点:
・企業や組織での業務を意識しながら、社会人としての姿勢で講義、調査課題、演習に取り組むこと。
・調査すべき課題や演習(発表)については、パワーポイントを用いること。
・発表に関する配布資料は、各自で印刷して持参すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学リテラシー | 工学リテラシー | 物理、化学、情報、工学についての基礎的原理や現象を、実験を通じて理解できる。 | 4 | |
基礎的原理や現象を理解するための実験手法、実験手順、実験データ処理法等について理解する。 | 4 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の取扱いに慣れ、安全に実験を行うことができる。 | 4 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の進め方について理解し、実践できる。 | 4 | |
実験テーマの内容を理解し、実験・測定結果の妥当性評価や考察等について論理的な説明ができる。 | 4 | |
実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解し、実践できる。 | 4 | |
技術者倫理 | 技術者倫理 | 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 4 | |
説明責任、内部告発、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的事項を理解し、説明できる。 | 4 | |
技術者を目指す者として、社会での行動規範としての技術者倫理を理解し、問題への適切な対応力(どうのように問題を捉え、考え、行動するか)を身に付けて、課題解決のプロセスを実践できる。 | 4 | |
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、及び個人情報保護法、著作権などの法律との関連について理解できる。 | 4 | |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを理解できる。 | 4 | |
技術者を目指す者として、環境問題について配慮することができる。 | 4 | |
技術者を目指す者として、社会と地域について配慮することができる。 | 4 | |
技術者を目指す者として、知的財産に関する知識(関連法案を含む)、技能、態度を身につける。 | 4 | |
知的財産の社会的意義や重要性を技術者として理解し、知的創造サイクルを支えることができる。 | 4 | |
技術者を目指す者として、知的財産を意識した創造性を発揮できる。 | 4 | |
技術者を目指す者として各国・各地域での活動において、各国・各地域の文化、慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令などを守ることができる。 | 4 | |
社会性、社会的責任、コンプライアンスが強く求められている時代の変化の中で、技術者として信用失墜の禁止と公益の確保が考慮することができる。 | 4 | |
技術者を目指す者として持続可能な開発を通じて全ての人々が安心して暮らせる未来を実現するために配慮することができる。 | 4 | |
技術者を目指す者として、さまざまな課題に力を合わせて取り組んでいくことができる。 | 4 | |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報の意味と情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を理解し活用できる。 | 4 | |
技術史 | 技術史 | 歴史の大きな流れの中で、科学技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。 | 4 | |