到達目標
化学は現代生活を支える欠くことのできない学問で、科学技術の重要な部分を占めるものである。特に、物質を理解するには必須の学問であり、技術者として専門外であっても化学の基礎的な知識は必要である。本講義では大学一般教養程度の科学知識の習得を目的とする。
１）物質の構造・状態が説明できる。
２）酸と塩基、濃度および酸化・還元反応について、説明が出来る。
３）化学反応・化学平衡の基礎が説明できる。
４）身の回りの「もの」や環境問題について化学的に説明できる。"
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの
目安（可）
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| 評価項目1 | 講義で説明した物質の構造および状態がすべて説明できる。
| 講義で説明した物質の構造および状態が、２つ以上説明できる。
| 講義で説明した物質の構造および状態が、いずれか1つ以上説明できる。
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| 評価項目2 | 酸・塩基および酸化・還元反応についてすべて説明ができ、いずれの計算問題も１つ以上解答できる。
| 酸・塩基および酸化・還元反応についてすべて説明ができ、計算問題がいずれか１つ以上解答できる。
| 酸・塩基および酸化・還元反応についてすべて説明ができる。
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| 評価項目3 | 化学反応および化学平衡についてすべて説明でき、いずれの計算問題も1つ以上解答できる。
| 化学反応および化学平衡についてすべて説明でき、計算問題がいずれか１つ以上解答できる。
| 化学反応および化学平衡についてすべて説明できる。
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学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SB)
説明
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JABEE 環境都市（A）
説明
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教育方法等
概要:
我々の周りにはガラスや金属などの無機材料からプラスチックや紙などの有機材料まで多種多様な材料が存在している。それらの材料がどのようにして電気、磁気、光、弾性などの多様な物理的性質を発現しているのかを理解することはエンジニアにとって必要不可欠である。
授業の進め方・方法:
本科で学習した化学の知識について再確認を行い、半期で大学一般教養程度の化学知識の習得を目的としている。演習問題やレポートにより反復することで、学習を深めてもらう。
4高専（宇部、徳山、呉、北九州）でビデオ会議システムを使用して行う。電子黒板など映像機器を用いて授業を行う。4高専共同で同時に授業を行うため、学習中の授業態度は進行の妨げにならないようにしていただく。
注意点:
化学は様々な分野で応用されており、今後のものづくりの複雑化を考慮に入れれば、化学を専門としない学生でも教養程度の知識は必要である。化学とものづくり、産業との係わり合いについてトピックスを取り入れながら、講義を行う。
また、他高専と同時に授業を行うため、これまでの授業形態と異なるので、慣れない点、不明な点があれば指摘してほしい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
原子と分子Ⅰ
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元素、単体、化合物、原子、分子の構造について説明できる。
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| 2週 |
原子と分子Ⅱ
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同位体、原子量、分子量、周期律表について説明できる。
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| 3週 |
原子の電子構造Ⅰ
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量子数について説明が出来る。
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| 4週 |
原子の電子構造Ⅱ
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電子配置が書け、説明できる。
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| 5週 |
化学結合Ⅰ
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共有結合とイオン結合について説明できる。
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| 6週 |
化学結合Ⅱ
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共鳴構造、分子軌道が書け、説明できる。
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| 7週 |
熱力学Ⅰ
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熱力学第一法則が説明でき、簡単な演習問題が解ける。
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| 8週 |
中間試験
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| 4thQ |
| 9週 |
試験返却・解答解説
熱力学Ⅱ"
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解答解説により、間違った箇所を理解する。
熱力学第２、第3法則が説明でき、簡単な演習問題が解ける。
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| 10週 |
化学平衡
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化学反応と化学平衡について説明でき、簡単な演習問題が解ける。
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| 11週 |
酸・塩基反応
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酸と塩基の定義を説明でき、簡単な酸・塩基反応の演習問題が解ける。
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| 12週 |
酸化還元反応
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酸化と還元、酸化剤と還元剤の関係が説明できる。
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| 13週 |
環境化学
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化学物質による環境汚染機構および、防止技術について説明できる。
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| 14週 |
工業製品と化学
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液晶ディスプレイなどの化学工業製品の基本的性質が説明できる。
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| 15週 |
期末テスト
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| 16週 |
答案返却・解答解説
全体の学習事項のまとめ
授業改善アンケートの実施
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試験問題の解説を通じて間違った箇所を理解できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
| 総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
| 基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
| 専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |