概要:
機械を構成する機械要素には,内外径に比較して半径方向の肉厚が大きい厚肉円筒を使用する場合がある.これらの機械要素を安全に設計するためには,厚肉円筒の応力,変形量および焼きばめに関する知識が必要であり,ここでは,内外圧を受ける厚肉円筒や焼ばめによる組合せ円筒の強度設計について学習する.また,回転運動を伴う機械要素の設計に必要となる遠心力を考慮した回転体の応力計算についても学習する.
本授業は,就職に関連する.
授業の進め方・方法:
講義および演習を基本とする.
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習としてレポートを実施します.
【新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります.】
注意点:
将来,開発・設計分野の業務に就く場合には必須となるので,熱意を持って学習に取り組んでもらいたい.
質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問に来ること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。 | 5 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
向心加速度、向心力、遠心力の意味を理解し、計算できる。 | 5 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。 | 5 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
応力とひずみを説明できる。 | 5 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。 | 5 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
許容応力と安全率を説明できる。 | 5 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |