福祉工学

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 福祉工学
科目番号 0052 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自作テキスト
担当教員 岩本 英久,山岡 俊一

到達目標

1.福祉工学の技術的基礎と倫理観を理解すること
2.障害者、要介護者や高齢者の環境を理解すること
3.福祉のための技術や社会システムに関する知識を有すること
4.福祉のために技術者としての役割を認識すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1福祉工学の技術的基礎と倫理観および障害者、要介護者や高齢者の環境を適切に理解できる福祉工学の技術的基礎と倫理観および障害者、要介護者や高齢者の環境を理解できる福祉工学の技術的基礎と倫理観および障害者、要介護者や高齢者の環境を理解できない
評価項目2祉のための技術や社会システムに関して適切に理解できる祉のための技術や社会システムに関して理解できる祉のための技術や社会システムに関して理解できない
評価項目3福祉のために技術者としての役割を適切に認識できる福祉のために技術者としての役割を認識できる福祉のために技術者としての役割を認識できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 福祉現場で応用されている工学技術や福祉のためのまちづくりについて学修する。また、福祉現場で応用できる機器の開発や福祉の環境づくりに関するワークショップを通して、福祉のために技術者が何をなすべきかを感じ取り、社会を変える技術者としての自覚を有する。本授業は福祉機器開発企業・福祉関連企業・建設関連企業・官公庁への就職に関連する。また、進路や人間力向上に関連するトピックスは適宜、紹介する。
授業の進め方・方法:
講義および学生自身による調査発表を基本とする。
1.福祉工学の技術的基礎と倫理観について
2.障害者、要介護者や高齢者の環境について
3.福祉のための技術や社会システムに関して
4.福祉のために技術者としての役割について
注意点:
事前に参考書に目を通し,疑問点を明確にしておく。調査すべき課題(発表)についてはパワーポイントで整理する。発表に関する配布資料は各自で印刷する。発表データは発表当日に提出する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、福祉工学とは 福祉工学の概要を理解する
2週 障害者と要介護者を取り巻く環境、バリアフリーデザインとユニバーサルデザイン 障害者と要介護者を取り巻く環境、バリアフリーデザインとユニバーサルデザインについて理解する
3週 福祉機器の分類と規格、移動機器、コミュニケーション機器など福祉と技術(ジグソー学習によるペアラーニング) 福祉機器の分類と規格、移動機器、コミュニケーション機器など福祉と技術について理解する
4週 現場見学1 現場を見学し、見分を広め、問題意識に基づく課題を抽出できる
5週 現場見学2 現場を見学し、見分を広め、問題意識に基づく課題を抽出できる
6週 課題発見ワーク(見学に基づくディスカッション) 抽出された課題について討議し、解決方法を考案し、共有できる
7週 ワーク発表会(あるいは中間試験) 60%以上の評価を得る
8週 福祉とまちづくり 福祉とまちづくりについて理解する
4thQ
9週 人にやさしいまちづくりへの取り組み例1 人にやさしいまちづくりについて理解する
10週 人にやさしいまちづくりへの取り組み例2 人にやさしいまちづくりについて理解する
11週 校内のバリアフリー点検1 バリアフリーを理解し、口内を点検できる
12週 校内のバリアフリー点検2(当事者の視点から) バリアフリーを理解し、口内を点検できる
13週 実際の公共空間を評価しよう1(発表課題) 公共空間を評価する手法を理解し、活用できる
14週 実際の公共空間を評価しよう2(発表課題) 公共空間を評価できる
15週 期末試験 60%以上の評価を得る
16週 答案返却・解答説明 振り返り、不足部分を補完できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合503000200100
基礎的能力0000000
専門的能力503000200100
分野横断的能力0000000