高度専門特別講義Ⅱ(システム制御)

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 高度専門特別講義Ⅱ(システム制御)
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 津村・前田共著 「エース 制御工学」 (朝倉書店)
担当教員 山田 祐士

到達目標

1.システムの過渡特性についてインデンシャル応答を用いて説明できる。
2.システムの定常特性について、 定常偏差を用いて説明できる。
3.システムの周波数特性について、 ボード線図を用いて説明できる。
4.特性方程式を用いた安定判別法について説明できる。
5.各種の安定判別法について説明できる。
6.システムを状態方程式で表現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1動的システムの表現に関する知識を適切に理解できる。動的システムの表現に関する知識を理解できる。動的システムの表現に関する知識を理解できない。
評価項目2制御システムの3大特性を適切に理解し,詳しく説明できる。制御システムの3大特性を理解し,説明できる。制御システムの3大特性を理解できない。
評価項目3安定判別法を詳しく理解し,複数の方法で実施できる.安定判別法を理解し,実施できる.安定判別法を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
制御工学の技術が貢献した関連分野が急速に拡大し,工学分野としての機械,電気,化学だけでなく,管理工学,交通・移動体工学,システム工学,生物・農業の分野,医学,社会学などにまで及び,最近では制御工学的な発想があらゆる分野に浸透してきている.そこで自動制御理論の基礎に裏打ちされた制御システムを作るためには,少なくともこれだけは知っておきたい事項を学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義及び演習を基本とする.必要により,小テストを実施する.
注意点:
制御工学は多方面に展開する横断的な技術,工学ではあるが,制御でおこる現象をよく理解して学習していってください.予習・復習はしっかりして,また講義中に生じた分からないところは残しておいて次の講義へ望むようなことが無いようにしてください.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 制御工学概論 伝達関数と状態フィードバック
2週 制御工学概論 伝達関数と状態フィードバック
3週 制御に用いる機器 制御に用いる機器
4週 制御に用いる機器 制御に用いる機器
5週 モデリング 状態方程式と状態フィードバック
6週 モデリング 状態方程式と状態フィードバック
7週 モデリング 状態方程式と状態フィードバック
8週 中間試験
2ndQ
9週 答案返却・解答説明
10週 制御系の解析 安定性
11週 制御系の解析 安定性
12週 制御システムの特性 過渡応答
13週 制御システムの特性 定常応答
14週 制御システムの特性 周波数応答
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野制御伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。5
ブロック線図を用いてシステムを表現することができる。5
システムの過渡特性について、ステップ応答を用いて説明できる。4
システムの定常特性について、定常偏差を用いて説明できる。4
システムの周波数特性について、ボード線図を用いて説明できる。4
フィードバックシステムの安定判別法について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702001000100
基礎的能力0000000
専門的能力702001000100
分野横断的能力0000000