高度専門特別講義Ⅰ(近代デザイン史)

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 高度専門特別講義Ⅰ(近代デザイン史)
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 阿部公正(監修)『世界デザイン史』美術出版社、1995年
担当教員 岩城 考信

到達目標

1. 19-20世紀におけるデザインの特徴を説明できる。
2. 19-20世紀におけるデザインと産業技術の関係を説明できる。
3. 19-20世紀におけるデザインと社会の関係を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
19-20世紀におけるデザインの特徴19-20世紀におけるデザインの特徴を適切に説明できる。19-20世紀におけるデザインの特徴を説明できる。19-20世紀におけるデザインの特徴を説明できない。
19-20世紀におけるデザインと産業技術の関係19-20世紀におけるデザインと産業技術の関係を適切に説明できる。19-20世紀におけるデザインと産業技術の関係を説明できる。19-20世紀におけるデザインと産業技術の関係を説明できない。
19-20世紀におけるデザインと社会の関係19-20世紀におけるデザインと社会の関係を適切に説明できる。19-20世紀におけるデザインと社会の関係を説明できる。19-20世紀におけるデザインと社会の関係を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 近代デザインは産業革命から始まる技術革新、社会構造・思想の変化と密接な関係を持つ。そこで、本授業では近代デザインの意匠的特徴を理解し、さらに授業やレポート作成を通して知的探求心を身につけることを目的とする。
 まず、産業革命以降のデザインについて19世紀を中心に解説する。次に、本講義の主題となる20世紀前半のデザインについて解説する。
授業の進め方・方法:
 講義形式で行う本授業は、デザインを通して19-20世紀のデザイナーと技術者の活動を追体験するものであり、21世紀に技術者になろうとする学生へ有用な視点を提供するものである。
注意点:
授業で扱う内容に関連する建築物や作品を学生自らが選び、事前調査を行った上で実見し、レポートする課題を課す。レポート未提出者には単位を与えない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 概説
デザイン史を理解するための基礎を身につける。
2週 19世紀のデザインと産業技術・社会1 「近代デザインの始まり」や「イギリスの伝統と変化」について理解する。
3週 19世紀のデザインと産業技術・社会2 「アール・ヌーヴォー」について理解する。
4週 19世紀のデザインと産業技術・社会3 「ウィーンの分離派」について理解する。
5週 20世紀のデザインと産業技術・社会1 「芸術と産業の融合」について理解する。
6週 中間試験 総合的な理解度を問う。
7週 答案返却・解答説明
20世紀のデザインと産業技術・社会2
「鉄筋コンクリートの開拓」について理解する。
8週 20世紀のデザインと産業技術・社会3 「 近代建築の発展」について理解する。
4thQ
9週 20世紀のデザインと産業技術・社会4 「バウハウス」について理解する。
10週 20世紀のデザインと産業技術・社会5 「都市とデザイン」について理解する。
11週 20世紀のデザインと産業技術・社会6 「オランダの近代デザイン」について理解する。
12週 20世紀のデザインと産業技術・社会7 「ロシアの近代デザイン」について理解する。
13週 20世紀のデザインと産業技術・社会8 「日本近代の建築とデザイン」について理解する。 
14週 20世紀のデザインと産業技術・社会8 「戦後のデザイン」について理解する。
15週 期末試験 総合的な理解度を問う。
16週 答案返却・解答説明 全体的な理解度を高める。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力90000010100