高度専門特別講義Ⅰ(電磁波システム工学)

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 高度専門特別講義Ⅰ(電磁波システム工学)
科目番号 0064 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 講義ノート、プリントを基本とする。
担当教員 黒木 太司

到達目標

1.電磁波回路の説明ができる
2.移動体通信方式が説明できる。
3.地上、衛星、両放送システムの概要が説明できる。
4.各種レーダ方式の概要が説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1移動体通信方式の現状とその将来動向が説明できる移動体通信方式の現状が説明できる移動体通信方式の現状が説明できない
評価項目2放送システムの現状とその将来動向が説明できる放送システムの現状が説明できる放送システムの現状が説明できない
評価項目3レーダ方式の現状とその将来動向が説明できるレーダ方式の現状が説明できるレーダ方式の現状が説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電波から光波までの広い周波数スペクトラムを有する電磁波を利用した、各種通信、放送、計測システムの現状とその将来展望を講義する。具体的には携帯電話、スマートフォンに代表される移動通信システム、ラジオ、テレビに代表される放送システムと将来の統合型デジタル放送システム、CW、FM-CW、パルス、スペクトラム拡散等の各種方式を用いたレーダの基礎とその応用分野などである。本授業では電磁波工学に関する応用学力を身につけることができる。
授業の進め方・方法:
この科目は講義を基本としますが、学習単位科目のため、事前・事後学習としてレポート・課題等を実施します。
注意点:
本科で学んだ電磁界理論、超高周波工学、電子回路、通信工学の知識をふまえ、将来電磁波システム技術者を希望する学生のために必要な科目である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 第一章 概論
2週 第二章 電磁波受動回路 共振系と伝送フィルタ
3週 第二章 電磁波受動回路 共振系と伝送フィルタ
4週 第三章 電磁波受動回路 結合伝送線路、非可逆素子
5週 第三章 電磁波受動回路 増幅器、発振器
6週 第三章 電磁波受動回路 変復調器、位相器
7週 中間試験 中間試験
8週 第四章 移動体通信システム 携帯電話システム
4thQ
9週 第四章 移動体通信システム 高度交通システム
10週 第五章 放送システム 地上波デジタル放送システム
11週 第五章 放送システム 衛星放送システム
12週 第六章 レーダシステム レーダ方式の基礎、パルス、FMCW、二周波CW、スペクトラム拡散レーダ
13週 第六章 レーダシステム パルス圧縮技術、追尾、合成開口面レーダ、バイスタティックレーダ、イメージング
14週 第七章 その他の電磁波応用 電磁波医療応用、電磁波農業応用など
15週 期末試験 期末試験
16週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力300010040
専門的能力5000010060
分野横断的能力0000000