到達目標
1. 理工系の英語論文に必要な表現を使える
2. 学生によく見られる誤りを避け,明瞭な英語を書ける
3. 1, 2をもとに自らの論文のアブストラクトを英語で作成できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 理工系の英語論文に必要な表現を効果的に使える | 理工系の英語論文に必要な表現を使える | 理工系の英語論文に必要な表現を使えない |
評価項目2 | 学生によく見られる誤りを避け、明瞭な英語を書ける | 学生によく見られる誤りをある程度避け、理解可能な英語を書ける | 学生によく見られる誤りが多くあり,明瞭な英語を書けない |
評価項目3 | 1, 2をもとに自らの論文のアブストラクトを英語で適切に作成できる | 1, 2をもとに自らの論文のアブストラクトを英語で作成できる | 1, 2をもとに自らの論文のアブストラクトを英語で作成できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SA)
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JABEE 環境都市(B)
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教育方法等
概要:
英語ライティングの基本を実例をもとに学び,明瞭・簡潔な英文アブストラクトを作成するための方法を習得する。英作文実習によりライティング能力を高め,最終的に自らの研究についてのアブストラクトを英文で作成する。本授業は就職と進学に関連し,コミュニケーション力を高めることができる。
授業の進め方・方法:
演習を基本とする。
この科目は学修単位科目のため,(1)英文アブストラクトの作成,推敲,(2)自らの研究内容に関係する英語論文のアブストラクトのリサーチ等を課題とする。課題の進捗状況は指定された回の授業で提出・評価する。
注意点:
英和,和英,英語類語,コロケーション辞典(電子辞書可)を持参するか,オンライン辞書のアクセス先を調べておくこと。また,インターネットを用いた論文検索になれておくこと。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
期末試験70%+ポートフォリオ30%=100%(100点) (詳細資料は授業で配布)
60%以上を合格とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
英文アブストラクト作成法の概要 |
英文アブストラクト作成法の概要を理解できる。
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2週 |
英文アブストラクトの構成要素 |
英文アブストラクトの構成要素と書き方を理解できる。
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3週 |
英文アブストラクト構成要素の配置 |
英文アブストラクト構成要素の配置を理解できる。その配置に従い,アブストラクトのドラフトを作成できる。
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4週 |
ライティングの基本原則に基づく英文改善1 |
学生によく見られる主語と動詞の不一致,必要要素が欠けた文などの誤りと修正法を理解できる。その方法でアブストラクトのドラフトを改善できる。
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5週 |
ライティングの基本原則に基づく英文改善2 |
他動詞・自動詞の使い分け,句読点などの誤りと修正法を理解できる。その方法でアブストラクトのドラフトを改善できる。
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6週 |
ライティングの基本原則に基づく英文改善3 |
スペリングを誤りやすい語,二重否定の使用などの修正法を理解できる。その方法でアブストラクトのドラフトを改善できる。
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7週 |
ライティングの基本原則に基づく英文改善4 |
冠詞,大文字の使用に関する誤りと修正法を理解できる。その方法でアブストラクトのドラフトを改善できる。
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8週 |
明瞭・簡潔な英文への改善1 |
文中の重要ポイントの配置の方法,-ing形の使用の注意点を理解できる。その方法でアブストラクトのドラフトを改善できる。
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2ndQ |
9週 |
明瞭・簡潔な英文への改善2 |
Fuzzy words, weasel wordsの定義とこれらの使用を避ける方法を理解できる。その方法でアブストラクトのドラフトを改善できる。
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10週 |
明瞭・簡潔な英文への改善3 |
主観的な言葉の例とその使用を避ける方法,文長を適切に保つ方法を理解できる。その方法でアブストラクトのドラフトを改善できる。
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11週 |
明瞭・簡潔な英文への改善4 |
語の繰り返し,sentence fillerの使用を避ける方法を理解できる。その方法でアブストラクトのドラフトを改善できる。
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12週 |
科学・技術系ライティング特有の重要ポイント1 |
括弧,数字,略語の用法を理解できる。これをもとにアブストラクトのドラフトを改善できる。
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13週 |
科学・技術系ライティング特有の重要ポイント2 |
引用の方法を理解できる。これをもとにアブストラクトのドラフトを改善できる。
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14週 |
科学・技術系ライティング特有の重要ポイント3 |
専門用語を定義する方法を理解できる。これをもとにアブストラクトのドラフトを改善できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験返却,総評 |
作成したアブストラクトのさらなる改善点を認識できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |