科学英語表現法Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 科学英語表現法Ⅱ
科目番号 0069 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 川合 ゆみこ『技術系英語プレゼンテーション教本 ─スピーチ・スライド・発表スキル─』(日本工業英検協会), Robin Longshaw, Laurie Blass, Mari Vargo, Eunice Yeates, Ingrid Wisniewska, Jessica Williams『21st Century Reading Creative Thinking and Reading with TED Talks』(CENGAGE Learning)鹿 野 晴夫(著) 川島 隆太(監修)『1日10分 超音読レッスン「世界の名スピーチ編」』( IBCパブリッシング)
担当教員 柿元 麻理恵

到達目標

1.効果的な発表技法を身につけ,活用すること
2.学習する語彙を習得すること
3.互いの発表に建設的にコメントしあうことを通して,発表の質を向上させること
4.実際のスピーチを読んで分析し,論理力と批判的思考力を向上させること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1効果的な発表技法を身につけ,的確に活用することができる効果的な発表技法を身につけ,活用することができる効果的な発表技法を身につけ,活用することができない
評価項目2互いの発表に建設的にコメントしあうことを通して,発表の質を格段に向上させることができる互いの発表に建設的にコメントしあうことを通して,発表の質を向上させることができる互いの発表に建設的にコメントしあうことを通して,発表の質を向上させることができない
評価項目3実際のスピーチを読んで分析し,論理力と批判的思考力を格段に向上させることができる実際のスピーチを読んで分析し,論理力と批判的思考力を向上させることができる実際のスピーチを読んで分析し,論理力と批判的思考力を向上させることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SA) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プレゼンテーション作成に関わる知識を獲得し,自ら用いることができるようになることを目標とする。さらに,良質なプレゼンテーションの内容理解・構造分析を通じて「効果的かつ魅力的なプレゼンテーションの要素」を学ぶ。また,互いの発表に対してのピアレビュー(学生間での相互評価)を多く取り入れることで,複数の視点から発表・文章構成を分析し,建設的な批評を行う力を涵養する。
授業の進め方・方法:
テキストをもとにした演習を基本とする。評価はプレゼンの教員による評価(発表技術が活用できているか,適切な表現・文法・文構造が用いられているか),プレゼンに対する学生どうしの相互評価,暗唱テストの3項目をもって行う。前学習として、毎回リーディング素材(TED talk)の該当箇所(都度指示)のPre-Reading課題に取り組むこと。内容の取扱いについては初回授業時に指示する。
注意点:
辞書必携(特に英語類語辞典,コロケーション辞典などはプレゼンの際非常に有用です。是非活用してください。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 英語プレゼンテーション作成法について概要説明 英語プレゼンテーション作成法の概要理解
2週 プレゼンテーションの基礎知識を学ぶ1 1. プレゼンテーション技法の習得
2. 良質なプレゼンの分析
3週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー1 プレゼンの実践,相互評価
4週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー2 同上
5週 1. プレゼンテーション技法の習得
2. 行ったプレゼンの振り返り
3. 良質なプレゼンの分析
6週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー3 プレゼンの実践,相互評価
7週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー4 同上
8週 1. プレゼンテーション技法の習得
2. 行ったプレゼンの振り返り
3. 良質なプレゼンの分析
4thQ
9週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー5 プレゼンの実践,相互評価
10週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー6 同上
11週 1. プレゼンテーション技法の習得
2. 行ったプレゼンの振り返り
3. 良質なプレゼンの分析
12週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー7 プレゼンの実践,相互評価
13週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー8 同上
14週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー9 同上
15週 まとめと復習 さらに,プレゼンにおける効果的な伝え方を学ぶ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。4
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。4
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。4
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。4
英語運用能力の基礎固め毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。4
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。4
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。4
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。4
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。4
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。4
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。4
英語運用能力向上のための学習英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。4
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。4
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。4
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。4
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4
他者の意見を聞き合意形成することができる。4
合意形成のために会話を成立させることができる。4
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4
複数の情報を整理・構造化できる。4
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4
事実をもとに論理や考察を展開できる。4
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4

評価割合

プレゼン(発表技術)プレゼン(言語)相互評価暗唱ポートフォリオその他合計
総合評価割合3030301000100
基礎的能力0000000
専門的能力3030301000100
分野横断的能力0000000