到達目標
グローバル化に関連した知識を広げ、理解を深めることを目的とする。かつ、議論するスキルや論理的思考力を高める。
1.グローバル社会の諸相を理解し、グローバルな課題を発見することができる
2.グローバルな課題について、グローバル技術者としての解決策を倫理規範に基づいてまとめることができる
3.グローバルな課題に対する解決策を論理的に説明できる
4.討議(ディスカッション)を通じて、他者の意見を参考にしながら自らの意見を創りだすことができる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
グローバル社会の諸相を理解し、グローバルな課題を発見する | グローバル社会の諸相と課題を発見して的確に理解できる | グローバル社会の諸相と課題を発見して理解できる | グローバル社会の諸相と課題を発見することも理解することもできない |
評価項目2
グローバルな課題に対して、倫理的な解決策をまとめる | グローバルな課題に対して、倫理的に的確な解決策を提案できる | グローバルな課題に対して、倫理的な解決策を提案できる | グローバルな課題に対して、倫理的な解決策を提案できない |
評価項目3
グローバルな課題への解決策を論理的に説明する | グローバルな課題への解決策を論理的に的確に説明できる | グローバルな課題への解決策を論理的に説明できる | グローバルな課題への解決策を論理的に説明できない |
評価項目4
他者の意見を参考に、自らの意見をまとめる
| ディスカッションなどを通じて他者の意見を参考にして、自らの意見を的確にまとめることができる | ディスカッションなどを通じて他者の意見を参考にして、自らの意見をまとめることができる | ディスカッションなどでも他者の意見を参考にできず、自らの意見もまとめることができない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SA)
説明
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JABEE 環境都市(B)
説明
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教育方法等
概要:
グローバル化の進む今日、技術者にも、文化や習慣、宗教や言語などの違いを前提として、多様な価値観や多元的な社会的背景をもつ人々と共存し、協調して業務を遂行することのできる「地球市民」としての素養が求められている。グローバル化した社会では、多様で多元的な社会的ニーズや要求を見出す力が求められるだけでなく、次から次へと発生するさまざまな問題に対して、倫理的な判断をしなければならない場面も多くなる。ここでは、グローバル社会で直面しうるこれらの問題に対し、主として技術者の立場において生じうる倫理的課題に焦点を当て、問題点を的確に把握する力を養うとともに、自ら考えだした対応策について倫理的に判断できる力を養い、グローバル社会で活躍できる人材である「グローバル技術者」の育成を目的とする。【複数教員担当方式,オムニバス方式,連携教育科目】
授業の進め方・方法:
講義と討論を基本とする。講義や討議した内容について、学生自らふりかえり、何をどのように学んだか、どのように成長したのか、報告書を提出してもらいます。報告書の提出を確認することで、自学自習を促進していきます。
注意点:
講義に主体的に参加しないと、報告書が提出できません。主体的かつ積極的に参加するようにしてください。
なお、本講義は、呉高専と大島商船高専との連携教育科目です。第1回から第4回までを野本が、第5回から第15回までを藤本が担当します。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 技術者倫理とグローバル社会 |
グローバル社会において技術者に求められる倫理とその意義を理解する
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2週 |
倫理と法 |
コンプライアンスと社会的要請の意味を理解できる
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3週 |
安全性とリスク |
公衆の安全とリスクの意義を理解できる
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4週 |
製造物責任 |
製造物責任法の内容および公益に関して理解する
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5週 |
公害への技術者の役割と責任 |
技術的合理性と社会的合理性について理解できる
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6週 |
地球環境と国際的取り組み |
地球環境問題を理解し、地球環境を守るための国際的レジームを理解する。同時に、持続可能な開発に関する理解を促す。技術者の倫理綱領などから、技術者の取り組み方を考える。
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7週 |
宗教の多様性 |
世界各地の多様な価値観や倫理観を理解でき、技術者がそれらに向きある姿勢に関して考察する
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8週 |
難民問題と移民問題 |
難民・移民問題の概要を理解し、技術者としてそれらに向き合う姿勢に関して考察する
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4thQ |
9週 |
人権とグローバル社会 |
人権やジェンダーに関して理解し、技術者としてのそれらに向き合う姿勢に関して考察する
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10週 |
兵器と戦争 |
現代の戦争に関して理解し、兵器開発など技術者が向き合う課題に関して倫理的に考察する
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11週 |
企業の海外展開 |
企業が海外に展開する際の課題について考察する
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12週 |
国際経済システムと持続可能な開発 |
現代の国際経済システムの概要を理解し、技術者がかかわることの多い開発援助政策とのかかわりについて考察する
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13週 |
グローバル社会の成り立ちと国家 |
グローバル化する現代国家に関して理解し、技術者がそれらに適応するための課題について考察する
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14週 |
地域社会と地域協力 |
グローカルな視点を理解し、地域社会の動向と技術者に関して主体的に考察する
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15週 |
グローバルエンジニアの使命と責任 |
グローバル倫理について主体的に考察し、実践する準備ができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 60 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 20 | 0 | 0 | 20 | 0 | 40 |
専門的能力 | 0 | 40 | 0 | 0 | 20 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |