高度専門特別講義Ⅱ(環境デザイン)

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 高度専門特別講義Ⅱ(環境デザイン)
科目番号 0081 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 課題プリント等
担当教員 間瀬 実郎

到達目標

建築の外部環境である地方都市の商店街の空間的な特性を調査,把握して,その空間に適した設置物をデザインし,設置するする.
地方都市の商店街は,人口の減少や高齢化によって衰退するところが多い.この授業での成果物は商店街の活性化につながることを目的とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地方都市の商店街の環境を正確に分析できる。地方都市の商店街の環境をある程度正確に分析できる。地方都市の商店街の環境を正確に分析できない。
評価項目2商店街活性化のための具体的な設置物のコンセプトを提案できる。商店街活性化のための具体的な設置物のコンセプトをあるていど提案できる。商店街活性化のための具体的な設置物のコンセプトを提案できない。
評価項目3商店街活性化のための具体的な設置物の具体的なデザインを提案できる。商店街活性化のための具体的な設置物のある程度具体的なデザインを提案できる。商店街活性化のための具体的な設置物の具体的なデザインを提案できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
地方都市の商店街の環境を正確に分析し、商店街活性化のための具体的な設置物のコンセプトを提案する。さらに設置物の具体的なデザインを提案し、3DCGや模型によってプレゼンテーションする。
授業の進め方・方法:
具体的な事例を主に映像を使って説明する。それぞれの事例は授業の目的及び概要に挙げたように全体的にバランスよく紹介する。コードによるCGと模型によってエコハウスの設計上の課題を認識する。事前・事後学習としての課題を実施する。
注意点:
日頃から建築と環境、地方都市、商店街の空間について興味を持つ。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 事例紹介(地方都市の商店街の衰退状況)

地方都市の衰退状況を理解する。
2週 事例紹介(地方都市の商店街の衰退状況)
地方都市の衰退状況を理解する。
3週 事例紹介(地方都市の商店街の空間的な特徴) 地方都市の商店街の空間的な特徴を理解する。
4週 商店街の環境の分析とコンセプト 分析をし、コンセプトを作る
5週 商店街を活性化するための装置(スケッチ) 活性化するための装置のスケッチを作成する。
6週 商店街を活性化するための装置(スケッチ) 活性化するための装置のスケッチを完成する。
7週 商店街を活性化するための装置(3DCADでモデリング) 活性化するための装置の3DCADでモデリングをする。
8週 商店街を活性化するための装置(3DCADでモデリング) 活性化するための装置の3DCADでモデリングを完成させる。
2ndQ
9週 商店街を活性化するための装置(3DCGでレンダリング) 活性化するための装置の3DCDでレンダリングする。
10週 商店街を活性化するための装置(模型制作) 活性化するための装置の模型制作をする。
11週 商店街を活性化するための装置(模型制作) 活性化するための装置の模型を完成させる。
12週 プレゼンテーションボード製作 プレゼンテーションボードを作成する。
13週 プレゼンテーションボード製作 プレゼンテーションボードを完成させる。
14週 発表・講評
プレゼンテーションボードと口頭で、コンセプト、作品を正確に説明する。
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備風土と建築について説明できる。3
気候、気象について説明できる。3
気温、温度、湿度および気温と湿度の形成について説明できる。3
雨、雪による温度、湿度の関係について説明できる。3
ヒートアイランドの現象について説明できる。3
大気汚染の歴史と現象について説明できる。3
都市環境における緑の役割について説明できる。3
建設地と太陽位置について説明できる。3
日照および日射の調節方法について説明できる。3
日照時間および日照時間図について説明できる。3
日照と日射の使い分けについて説明できる。3
紫外線、赤外線、可視光線の効果の違いを説明できる。3
視覚と光の関係について説明できる。3
明視、グレアの現象について説明できる。3
採光および採光計画について説明できる。3
人工照明について説明できる。3
照明計画および照度の計算ができる。3
表色系について説明できる。3
色彩計画の概念を知っている。3
伝熱の基礎について説明できる。3
熱貫流について説明できる。3
室温の形成について理解している。3
温熱環境要素について説明できる。3
温熱環境指標について説明できる。3
湿り空気、空気線図について説明できる。3
結露現象について説明できる。3
空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明できる。3
必要換気量について計算できる。3
自然換気と機械換気について説明ができる。3
音の単位について説明できる。3
聴覚の仕組みについて説明できる。3
音心理の三大特性、大きさとうるささ、音の伝搬、減衰、回折について説明できる。3
吸音と遮音、残響について説明できる。3
遮音材料の仕組み、音響計画について説明できる。3
給水方式について説明できる。2
使用水量について把握できる。2
給排水管の管径の決定方法について知っている。2
給湯方式について説明できる。2
敷地内外の分流式・合流式排水方式について説明できる。2
浄化槽について説明できる。2
衛生器具について説明できる。2
室内環境基準について説明できる。2
熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について説明できる。2
空気調和方式について説明できる。2
熱源方式について説明できる。2
必要換気量について計算できる。2
受変電・幹線設備について説明できる。2
動力設備について説明できる。2
照明・コンセント設備について説明できる。2
情報・通信設備について説明できる。2
消火設備について説明できる。2
排煙設備について説明できる。2
火災報知設備について説明できる。2
自然再生可能エネルギー(例えば、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器など)の特徴について説明できる。2前1
エネルギー削減に関して建築的手法(建築物の外皮(断熱、窓など))を適用することができる。2
省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。2
建築設備(配線・管、配線・管スペース、施工法など)を、設備(自然環境・電気・空調・給排水の分野)計画に適用できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合303000400100
基礎的能力0000000
専門的能力303000400100
分野横断的能力0000000