到達目標
1. 実河川や海洋中における拡散・分散現象について説明する。
2. 感潮河川など代表的な密度流現象について説明する。
3. 海洋の深水波・長波の理論と潮汐・潮流と物質輸送について説明する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実河川や海洋中における拡散・分散現象について適切に説明できる | 実河川や海洋中における拡散・分散現象について説明できる | 実河川や海洋中における拡散・分散現象について説明できない |
評価項目2 | 感潮河川など代表的な密度流現象について適切に説明できる | 感潮河川など代表的な密度流現象について説明できる | 感潮河川など代表的な密度流現象について説明できない |
評価項目3 | 海洋の深水波・長波の理論と潮汐・潮流と物質輸送について適切に説明できる | 海洋の深水波・長波の理論と潮汐・潮流と物質輸送について説明できる | 海洋の深水波・長波の理論と潮汐・潮流と物質輸送について説明できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SC)
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JABEE 環境都市(F)
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教育方法等
概要:
河川・湖沼・沿岸域等で環境問題や水質問題を考える上では、水の流動機構と物質輸送機構を明らかにしておくことが重要である。本講義では、水環境の管理における水理学の役割を理解し、問題解決に必要な基本的・基礎的知識を習得する。水理学の水環境問題への応用として、湖沼・沿岸域での物質の拡散・分散と密度流、水の波、潮汐・潮流、流れによる物質輸送などについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を基本とする。本科目は学修単位科目であるため,事前・事後の学習としてレポートを課す。
注意点:
ここで学習する内容は身近な現象を取り扱っており、水域の環境問題の解決にもつながるものである。積極的に身のまわりの水理現象に興味をもち、自分自身の直感力を働かせて流れの本質を学ぶ姿勢をもってほしい。質問がある場合には、放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問に来ること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
拡散と分散 |
拡散の概念、拡散方程式について説明できる
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2週 |
拡散と分散 |
乱流拡散と移流分散について説明できる
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3週 |
拡散と分散 |
テイラーの拡散理論とリチャードソンの拡散理論を説明できる
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4週 |
密度流の基礎 |
密度流の安定性に関するパラメータについて説明できる
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5週 |
密度流の基礎 |
二成層流の基礎について説明できる
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6週 |
密度流の基礎 |
密度界面の安定問題と混合・連行現象について説明できる
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
答案返却・解答説明、密度流現象 |
誤った問題を正しく理解する、噴流やプリュームを説明できる
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2ndQ |
9週 |
密度流現象 |
密度楔と密度カレントについて説明できる
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10週 |
水の波 |
深水波と長波について説明できる
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11週 |
水の波 |
水粒子の軌道、波のエネルギー、群速度について説明できる
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12週 |
湖沼・貯水池、海洋・海岸の水環境 |
湖沼・貯水池の水環境の特徴について説明できる
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13週 |
湖沼・貯水池、海洋・海岸の水環境 |
海洋・海岸の水環境の特徴について説明できる
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14週 |
湖沼・貯水池、海洋・海岸の水環境 |
閉鎖性水域の水交換と物質輸送について説明できる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
答案返却・解答説明 |
誤った問題を正しく理解する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |