科学英語表現法Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 科学英語表現法Ⅰ
科目番号 0176 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 川合 ゆみこ『技術系英語プレゼンテーション教本 ─スピーチ・スライド・発表スキル─』(日本工業英検協会), 鹿野 晴夫(著) 川島 隆太(監修)『1日10分 超音読レッスン「世界の名スピーチ編」』( IBCパブリッシング)
担当教員 柿元 麻理恵

到達目標

1.効果的な発表技法を身につけ,活用すること
2.学習する語彙を習得すること
3.互いの発表に建設的にコメントしあうことを通して,発表の質を向上させること
4.有名なスピーチを繰り返し読みあげて辿ることで,スピーチの型を身につけること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1効果的な発表技法を身につけ,的確に活用することができる効果的な発表技法を身につけ,活用することができる効果的な発表技法を身につけ,活用することができない
評価項目2互いの発表に建設的にコメントしあうことを通して,発表の質を格段に向上させることができる互いの発表に建設的にコメントしあうことを通して,発表の質を向上させることができる互いの発表に建設的にコメントしあうことを通して,発表の質を向上させることができない
評価項目3有名なスピーチを繰り返し読みあげて辿ることで,スピーチの型を大いに身につけることができる有名なスピーチを繰り返し読みあげて辿ることで,スピーチの型を身につけることができる有名なスピーチを繰り返し読みあげて辿ることで,スピーチの型を身につけることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 専攻科の学習・教育目標 (SA) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プレゼンテーション及び論文のアブストラクト作成に関わる知識を獲得し,自ら用いることができるようになることを目標とする。その際多くピアレビュー(学生間での相互評価)を取り入れることで,複数の視点から発表・文章構成を分析し,相手との意思疎通を通じて建設的な批評を行う力を涵養する。
授業の進め方・方法:
テキストをもとにした演習を基本とする。事前学習として、毎回、各自英語アブストラクトが載っている自分の専門分野の論文を2つ用意し、アブストラクトを読んでおくこと。アブストラクトは演習時に活用する。評価はプレゼンの教員による評価(発表技術が活用できているか及び適切な表現などが用いられているか),プレゼンに対する学生どうしの相互評価,暗唱テストの3項目をもって行う。
注意点:
・自分の分野に関係する論文を毎授業前までに事前に収集しておくこと
・辞書必携(特に英語類語辞典,コロケーション辞典などはプレゼンの際非常に有用です。是非活用してください。)
・毎回授業開始時に音読レッスンを行います(下読み不要)。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 英語プレゼンテーション・アブストラクト作成法について概要説明 英語プレゼンテーション作成法の概要理解
2週 プレゼンテーションの基礎知識を学ぶ 1. プレゼンテーション技法の習得
2. アブストラクトの書き方習得
3. 日本語論文から英語アブストラクトの作成演習
4. スピーチモデル・関連語彙の習得
3週 スライドで用いられる英語表現を学ぶ 同上
4週 スピーチ原稿作成に役立つ英語表現を学ぶ1 同上
5週 スピーチ原稿作成に役立つ英語表現を学ぶ2 同上
6週 プレゼン発表の計画・準備について学ぶ 同上
7週 スピーチ原稿を作成する 同上
8週 スライドを作成する 同上
2ndQ
9週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー1 プレゼン実施・相互評価
10週 プレゼンを行い,学生間でピアレビュー2 同上
11週 自分の研究分野でアブストラクトを作成する アブストラクト執筆・相互評価
12週 ピアレビューをしながらアブストラクトを推敲する1 同上
13週 ピアレビューをしながらアブストラクトを推敲する2 同上
14週 ピアレビューをしながらアブストラクトを推敲する3 アブストラクト完成
15週 まとめと復習 さらに,プレゼンにおける効果的な伝え方を学ぶ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。4
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。4
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。4
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。4
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。4
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。4
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。4
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。4
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。4
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。4
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。4
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。4
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。4
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4

評価割合

プレゼン(発表技術)プレゼン(言語)相互評価暗唱ポートフォリオその他合計
総合評価割合3030301000100
基礎的能力0000000
専門的能力3030301000100
分野横断的能力0000000