到達目標
複合分野の基礎となる基本的素養を身につけるために,ものづくりにおける機械系分野の基本事項である材料力学と流体工学が盛り込まれている紙飛行機の製作を行うことで,探究的な学びを通して高学年で受講する各科目の基礎項目を理解できるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
紙飛行機の製作を通じて材料力学と流体工学の基礎を理解することができる | 紙飛行機の製作を通じて材料力学および流体力学の基本を説明することができる。 | 紙飛行機の製作を通じて材料力学および流体力学の基本を支持された通り調べ理解することができる。 | 紙飛行機の製作を通じて材料力学および流体力学の基本を支持された通り調べ理解することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
複合分野の基礎となる基本的素養を身につける第一段階として,簡単なモノづくりを通じて機械工学における各分野(材料力学、水力学)の基礎項目を理解することを目的とする。必履修科目である。
授業の進め方・方法:
座学が中心の分野もあれば、実験が中心の分野もある。各分野毎にレポートを課し、その完成度で評価する。
注意点:
各週の学習内容に関連する課題を事前事後の学習として行う。これらの成果物は成績評価に含まれる。
総合評価100%=流体力学の基礎に関する項目(物体にかかる静圧,物体の重心)のレポート30%+紙飛行機の製作の製作物,レポートの提出状況35%+模型飛行機の製作の製作物,レポートの提出状況35%
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
授業のオリエンテーションを行い、本授業の概略を理解する. その後長さの概略値を理解する(レポート1)
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2週 |
静圧を理解する |
圧力のうち物体にかかる静圧を理解する.(レポート2)
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3週 |
物体の重心を理解する |
物体の重心を理解する.(レポート3)
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4週 |
紙飛行機の製作(1) |
折り紙紙飛行機を製作し,飛行時間を測定する.(レポート4)
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5週 |
紙飛行機の製作(2) |
折り紙紙飛行機の飛行時間を伸ばすために改良を行う.(レポート5)
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6週 |
紙飛行機の製作(3) |
ケント紙による紙飛行機を製作する.(レポート6)
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7週 |
紙飛行機の製作(4) |
ケント紙紙飛行機の飛行時間を測定する.(レポート7)
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8週 |
紙飛行機の製作(5) |
ケント紙紙飛行機の飛行時間を伸ばすために改良を行う.(レポート8)
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2ndQ |
9週 |
紙飛行機の製作(6)
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ケント紙紙飛行機の飛行時間を測定する.(レポート9)
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10週 |
模型飛行機の製作(1)
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ケント紙で製作する模型飛行機のデザインを考える.(レポート10)
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11週 |
模型飛行機の製作(2)
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模型飛行機を製作する.(レポート11)
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12週 |
模型飛行機の製作(3)
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模型飛行機の飛行時間を測定する.(レポート12)
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13週 |
模型飛行機の製作(4)
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模型飛行機の飛行時間を伸ばすために改良を行う.(レポート13)
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14週 |
模型飛行機の製作(5) |
模型飛行機の飛行時間を測定する.(レポート14)
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15週 |
模型飛行機の製作(6) |
模型飛行機の設計ポイント,改良点を共有する.(レポート15)
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16週 |
まとめ |
模型飛行機の飛行時間を長くするために必要な項目をまとめる.(レポート16)
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 長さの概略値の理解 | 静圧・重心に関する演習 | 紙飛行機の製作・演習 | 模型飛行機の製作・演習 | 合計 |
総合評価割合 | 10 | 20 | 35 | 35 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 10 |
専門的能力 | 0 | 0 | 35 | 35 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 20 | 0 | 0 | 20 |