到達目標
情報技術をベースに, 実体験を通して表現力を身につけるため,
(1)コンピュータの基本的なしくみと情報処理方法が理解できる。
(2)順次処理, 分岐処理, 繰り返し処理について理解し, 簡単なプログラムであれば本を見ながら自分で書くことが出来る。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
コンピュータの仕組み | プログラムの構文をよく理解し、バリエーションを加えた説明ができる | プログラムの構文を理解し説明することができる | プログラムの構文について説明できない |
プログラムの作成 | プログラムを工夫して無駄のないプログラムを作成できる | 意図した動きをするプログラムを作成できる | 意図した動きをするプログラムを作成することができない |
C言語プログラム | プログラムを工夫して無駄のないプログラムを作成できる | 教科書を見ながら正しいプログラムを書くことができる | 教科書を見てもプログラムを書くことができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
最近の機械にはコンピュータが組み込まれ、よりきめ細かく正確に制御できるシステムが求められるようになっている。このような時代の流れに対応できるメカトロニクス技術者として活躍するために、それらを制御するコンピュータ言語(C言語)の基礎知識、およびプログラミングの開発手法を学習しプログラミング出来ることを目指す。学習する内容は、(1)コンピュータの動作原理 (2)入出力処理 (3)分岐処理 (4)繰返し処理 である。この授業ではScratchおよびC言語でのプログラミングを通して、上記内容を修得する。
授業の進め方・方法:
授業の最初に前回授業で課された課題の解説、その後トピックの説明および例題プログラムの作成を行い、後半は提示した条件を満たすプログラム作成を行う。理解度の確認は毎回の授業で課すプログラミング課題で行う。
定期試験は実施せず、各回の授業で実際に作成したプログラムによって成績評価を行う。課題プログラムにおける解説後の再提出については各回60%の点数を上限とする。
注意点:
【関連科目】
プログラミング応用、コンピュータ制御
【評価方法】
最終評価 = 例題プログラム20% + 課題プログラム60% + ライントレースカー20%
ただし、理解度の再確認のためにテストを実施した際には、60点を超えない範囲で評価に加える。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション |
・PCの基本的な操作ができる ・Scratchによるプログラミング環境が整う ・プログラミングの概念を理解できる
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2週 |
繰り返し処理(Scratch) |
Scratchを用いて繰り返し処理をするプログラミングができる
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3週 |
分岐処理(Scratch) |
・Scratchを用いて分岐処理をするプログラミングができる ・算術演算子および論理演算子について理解できる
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4週 |
変数(Scratch) |
Scratchを用いて変数を用いたプログラミングができる
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5週 |
プログラムの作成手順(C言語) |
C言語ソフトの使い方を理解し、プログラミングをすることができる
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6週 |
変数とデータ型 |
C言語における変数とデータ型について理解し、変数を用いたプログラムを作成できる
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7週 |
画面への出力(printf) |
C言語における画面への出力方法について理解し、画面出力をするプログラムを作成できる
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8週 |
キーボードからの入力(scanf) |
C言語におけるキーボード入力について理解し、キーボード入力をさせるプログラムを作成できる
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4thQ |
9週 |
分岐処理(if文) |
分岐処理について理解し、分岐処理をするプログラムを作成できる
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10週 |
分岐処理(if-else文) |
分岐処理について理解し、分岐処理をするプログラムを作成できる
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11週 |
分岐処理(switch文) |
・分岐処理について理解し、分岐処理をするプログラムを作成できる ・if文とSwitch文の違いについて理解し説明できる
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12週 |
繰り返し処理(for文) |
繰り返し処理について理解し、繰り返し処理をするプログラムを作成できる。
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13週 |
ライントレース(Scratch) |
ライントレースするプログラムを作成する
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14週 |
ライントレースカー |
ライントレースカーを動かすことができる
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15週 |
ライントレースカーテスト |
ライントレースカーを用いて目標を達成することができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 演習(例題) | 演習(課題) | ライントレースカー | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 60 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 20 | 0 | 40 |
専門的能力 | 0 | 40 | 0 | 40 |
応用能力 | 0 | 0 | 20 | 20 |