基礎英語R

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 基礎英語R
科目番号 0012 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械電気工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 New Edition Grove English Communication Ⅰ
担当教員 吉留 文男

到達目標

本講座はコミュニケーション技能を高めるの基礎学習と位置づけられ,様々な話題に接することで異文化理解の素養を身につけることになる。英語を通じて,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成するとともに,情報や考えなどを的確に理解したり適切に伝えたりする基礎的な能力を養う.
具体的な言語活動
ア 事物に関する紹介や対話などを聞いて,情報や考えなどを理解したり,概要や要点をとらえたりする.
イ 説明や物語などを読んで,情報や考えなどを理解したり,概要や要点をとらえたりする.また,聞き手に伝わるように音読する.
ウ 聞いたり読んだりしたこと,学んだことや経験したことに基づき,情報や考えなどについて,簡潔に書く.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1事物に関する紹介や対話などを聞いて,情報や考えなどを理解したり,概要や要点をを説明できる。事物に関する紹介や対話などを聞いて,情報や考えなどを理解したり,テキストを用いて概要や要点を説明できる。事物に関する紹介や対話などを聞いて,情報や考えなどを理解したり,概要や要点をを説明できない。
評価項目2説明や物語などを読んで,情報や考えなどを理解したり,概要や要点をとらえことができ,聞き手に伝わるように流暢に音読できる。説明や物語などを読んで,情報や考えなどを理解したり,概要や要点をとらえことができ,聞き手に伝わるように音読できる。説明や物語などを読んで,情報や考えなどを理解したり,概要や要点をとらえことができない、また聞き手に伝わるように音読できない。
評価項目3聞いたり読んだりしたこと,学んだことや経験したことに基づき,情報や考えなどについて,簡潔に書くことができる。聞いたり読んだりしたこと,学んだことや経験したことに基づき,情報や考えなどについて,テキストを用いて書くことができる。聞いたり読んだりしたこと,学んだことや経験したことに基づき,情報や考えなどについて,的確に書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業は英語のコミュニケーション能力を高めるためのもので,読解を中心に,リスニング,スピーキング,ライティングの基礎となる総合的な言語活動をおこなう。本講座は資格試験を取得するための基礎学習と位置づけられる。さらに,様々な話題に接することで異文化理解の素養を身につけることになる。
授業の進め方・方法:
授業では予習を前提に進め,テキストの概要,要点を表現できるように読解方略を活用した読み方を指導する。また,精読を通して正確な文パラグラフや文構造の理解を確認する。授業で指名して問やテキスト内容に関する設問に答えもらう。予習には辞書,参考書を大いに活用し,授業で用いるテキストを学習する。復習ではテキスト,ノートを参考に課題を完成させる。
注意点:
80%(4回の定期試験及び 100点満点に変換したGTECのスコアの平均点× 0.8)+課題の評価 10%、授業で活動評価 10%の合計 100%。資格取得をした場合などにはさらに加点をする(ただし合計点が 100点を超える場合は、100点とする)。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Lesson 1
Omotenashi:
The Spirit of Japan
・外国からの旅行者が関心を持つ事柄を知る.
・「おもてなし」とはどのような精神なのか理解する.
・ほかの国々のおもてなしを理解する.
・本文の語(句)を用いた文を書いて発表する.


冠詞+(形容詞)+名詞 / to不定詞(名詞的用法) / 動名詞を理解し,聞いたり読んだり話したり
2週 Lesson 1
Omotenashi:
The Spirit of Japan
[文型・文法事項]             
主部と述部 / 「S+V」「S+V+C」「S+V+O」 / 現在・過去・未来を理解し,聞いたり読んだり話したりする.
3週 Lesson 2
Why Is That So?
なぜ時計が右回りなのかを理解する.
・なぜ女性の服のボタンは左側についているかを理解する.
・なぜ人は握手をするようになったのかを知る.
・本文の語(句)を用いた文を書いて発表する.

4週 Lesson 2
Why Is That So?

[文型・文法事項]             
冠詞+(形容詞)+名詞 / to不定詞(名詞的用法) / 動名詞を理解し,聞いたり読んだり話したりする.
5週 Lesson 3
The Bento
Goes International
日本の弁当について理解する.
・アメリカ人の昼食について知る.
・世界に広まりつつある弁当について知る.
・本文の語(句)を用いた文を書いて発表する.

6週 Lesson 3
The Bento
Goes International
[文型・文法事項]
進行形 / 「S+V+O1+O2」 / 「S+V+O+C」 を理解し,聞いたり読んだり話したりする.
7週 中間考査 授業で学習した内容から出題する
8週 Lesson 4
Owen and Mzee:
An Amazing
Friendship
[題材・内容]
・カバが岩礁に取り残された状況を理解する.
・カバが村人により保護された経緯を理解する.
・カバとカメの関係を理解する.
・本文の語(句)について自分の感想を書いて発表する.

2ndQ
9週 Lesson 4
Owen and Mzee:An Amazing
Friendship
[文型・文法事項] 
現在完了形 / 「S+V+O(=that節)」 / 過去完了形を理解し,聞いたり読んだり話したりする.
10週 Lesson 5
The Impossible Is Possible
高野秀行氏がどのような人物かを知る.
・高野氏が怪獣を見つけるために何をしたか知る.
・若者に伝えたい高野氏のメッセージを理解する.
・本文の語(句)について自分の感想を書いて発表する.

11週 Lesson 5
The Impossible Is Possible
[文型・文法事項] 
分詞の形容詞的用法 / to不定詞(形容詞的用法) / 受け身を理解し,聞いたり読んだり話したりする.
12週 Lesson 6
Eric Carle: How He Creates His Art
エリック・カールの絵本に小さな生き物が多く登場する理由を知る.
・創作する過程について理解する.
・アイディアがどこから生まれるかを理解する.
・本文の語(句)について自分の感想を書いて発表する.

13週 Lesson 6
Eric Carle: How He Creates His Art
[文型・文法事項]             
関係代名詞 / to不定詞:副詞的用法 / 関係代名詞whatを理解し,聞いたり読んだり話したりする.
14週 総復習 これまでの復習
15週 期末考査 授業で学習した内容から出題する
16週 答案返却など
後期
3rdQ
1週 Lesson 7
The Netherlands
- Living with
Water
・オランダと日本の関係について知る.
・地形の特徴について理解する.
・オランダと自転車の関係を理解する.
・オランダの人々の生活について理解する.
・本文の語(句)についてペアで意見を交換する.

2週 Lesson 7
The Netherlands
- Living with
Water
[文型・文法事項] 
比較 / It is+~(for~)+ to不定詞 / 「S+V+O+to不定詞」 / S+V+O1+O2(=that節)を理解し,聞いたり読んだり話したりする.
3週 復習演習
4週 Lesson 8 Collective Intelligence

「集合知」とはどのようなものか理解する.
・アリはどうして交通渋滞を起こさないのかを知る.
・ハトの動きから何が作り出されたのかを知る.
・人間の集合知の例を知る.
・本文の語(句)についてペアで意見を交換する.

5週 Lesson 8 Collective Intelligence

[文型・文法事項]  
「S+V+O(=疑問詞節など)」 / 「S+V+O+C(=現在分詞) / 「S+V+O+ C(=原形不定詞)」 / It is+形容詞[名詞]+that節を理解し,聞いたり読んだり話したりする.
6週 "Lesson 8 Collective Intelligence

"
7週 復習演習 既習事項をワークブックで確認
8週 中間考査 授業で学習した内容から出題する
4thQ
9週 Lesson 9
10 Billion
[題材・内容]
・世界人口の推移とその影響について知る.
・地球上で起こっている問題とそれが引き起こすだろう未来について知り、とそれを食い止めるためにできることを考える.
・本文の語(句)についてペアで意見を交換する.

10週 Lesson 9
10 Billion
[文型・文法事項]             
助動詞を含む受け身 / 関係副詞 / 仮定法過去 / 現在完了進行形を理解し,聞いたり読んだり話したりする.
11週 Lesson 10 One Child, One Teacher, One Book and One Pen マララさんの演説を聞き,マララさんが指導者たちや政府に訴えかけようとしている内容を理解する.
・2012年10月9日にマララさんに起こったことを知る.
・マララさんは私たちの最も強力な武器は何だと考えているか理解する.
・本文の語(句)についてペアで意見を交換する.

12週 Lesson 10 One Child, One Teacher, One Book and One Pen [文型・文法事項]             
分詞構文 / 「S+V+O1+O2(=疑問詞節など)」 / 強調構文 / 仮定法過去完了を理解し,聞いたり読んだり話したりする
13週 For Reading
Hairspray
"
・1960年代当時の高校生の様子を理解する.
・物語における登場人物たちの役割を理解する.
14週 For Reading
Hairspray
・物語の展開と結末を理解する.
・長い英文を読むことに慣れる.
15週 期末考査 授業で学習した内容から出題する
16週 答案返却など

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合801001000100
基礎的能力801001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000