基礎英語W

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 基礎英語W
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械電気工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 CROWN English Grammar 27 Lessons Third Edition 三省堂
担当教員 倉増 泰弘

到達目標

本講座は英語コミュニケーションの基礎である4技能(聞く・話す・読む・書く)を文法を通して獲得することを目的とする。英語の様々な文法の言語構造や意味の理解を深めつつも、より正確に情報を伝達できるようになることを主旨とする。                                       具体的な言語活動
ア 英語の文法の構造と意味を理解し、その文法が使われた英文を聞いたり・読んだりして理解できる。
イ 学習している文法を使って簡単な英文を話したり、書いたりできる。
ウ 学習している文法を使って何かを説明(話す・書く)できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英語の文法の構造と意味を理解し、その文法が使われた英文を聞いたり・読んだりして理解できる。英語の文法の構造と意味を理解し、その文法が使われた英文を概ね聞いたり・読んだりして理解できる。英語の文法の構造と意味を理解できない。またその文法が使われた英文を聞いたり・読んだりして理解できない。
評価項目2学習している文法を使って簡単な英文を話したり、書いたりできる。学習している文法を使って簡単な英文を概ね話したり、書いたりできる。学習している文法を使って簡単な英文を話したり、書いたりできない。
評価項目3学習している文法を使って何かを説明(話す・書く)できる。学習している文法を使って何かを概ね説明(話す・書く)できる。学習している文法を使って何かを説明(話す・書く)できない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業は英語のコミュニケーション能力を高めるためのもので,読解を中心に,リスニング,スピーキング,ライティングの基礎となる総合的な言語活動をおこなう。本講座は資格試験を取得するための基礎学習と位置づけられる。さらに,様々な話題に接することで異文化理解の素養を身につけることになる。
授業の進め方・方法:
授業では予習を前提に進め,テキストの概要,要点を表現できるように読解方略を活用した読み方を指導する。また,精読を通して正確な文パラグラフや文構造の理解を確認する。授業で指名して問やテキスト内容に関する設問に答えもらう。予習には辞書,参考書を大いに活用し,授業で用いるテキストを学習する。復習ではテキスト,ノートを参考に課題を完成させる。
注意点:
定期試験(中間考査、期末考査)80% + 授業態度(発表や課題の取り組みを含む) 10%、予習・復習(ワークシートの提出を含む)10%の合計 100%。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Introduction Lesson 1
・授業の目的や大まかな流れを理解する               ・文の種類
2週 Lesson 1, 2
・Lesson 1の復習                      ・動詞と文型(1)                         ・英語の5文型が区別できるようになる。
3週 Lesson 3

・動詞と文型(2)                               ・英語の5文型の理解を深め、文型を書き換えることができるようになる。
4週 Lesson 4

・時制(1)                            ・英語の時制とは何か理解できる。
5週 Lesson 5

・時制(2)                            ・過去や現在(未来も含め)が用いられた英文を聞いたり、読んだりできる。
6週 Lesson 6

・時制(3)                         ・英語の時制を使って自分の身の回りのことについて表現(話す・書く)できる。具体的には単文であったり、箇条書き的できる。
7週 Lesson 7               

・時制(4)               ・英語の時制を使って自分の身の回りのことについてより複雑に表現(話す・書く)できる。具体的には複数の文を書き、自分の現在や過去などについて説明できる。                        
8週 中間考査 授業で扱った内容を出題する
2ndQ
9週 中間考査の振り返り       Lesson 8~10                      

・中間考査を振り返り自分の弱点を理解する。                  ・助動詞とは何かを大まかに理解できる。
10週 Lesson 8~10

助動詞を使って可能性や自分の意思を伝える文を書いたり、話したりできる。
11週 Lesson 11・12
・態(1)・(2)                          ・英語の態について理解し、異なる態が使用された文を聞いたり・読んだりできる。
12週 Lesson 13~15
・不定詞(1)~(3)                               ・不定詞の前に英語の品詞を理解できる。                  ・不定詞の基本的な考え方や構造について理解できる。

13週 Lesson 13~15
・不定詞(1)~(3)                     ・様々な不定詞の表現が区別できる。
14週 Lesson 13~15                         前期後半の復習                      ・不定詞(1)~(3)                           ・不定詞を使って自分の趣向や予定などが表現できる。

15週 期末考査 授業で学習した内容から出題する
16週 答案返却 期末考査を振り返り自分の弱点を理解する。                                                          
後期
3rdQ
1週 Introdction Lesson 16
・前期の復習として品詞について復習する。            ・動名詞(1)                                 ・動名詞の基本的な考え方について理解する。                               ・動名詞を使った英語表現を聞いたり・読んだりする。
2週 Lesson 17
・品詞と動名詞の基本的な考え方について復習する。         ・動名詞(2)                                                    ・自分の趣向について動名詞を使って話したり、書いたりできる。
3週 Lesson 18
・分詞(1) ・英語の分詞の基本的な考え方や文構造について理解する。                                    ・英語の分詞を使った表現を聞いたり・読んだりできる。
4週 Lesson 19
・分詞(2)                           ・英語の分詞を使った表現を用いて、自分の身の回りのことについて書ける。
5週 Lesson 20 ・比較(1)                           ・様々な比較表現に慣れる。                  ・様々な比較表現が使われた英文を聞いたり・読んだりできる。
6週 Lesson 21

・比較(2)                              ・様々な比較表現を使って、身の回りのことを話したり、書いたりできる。
7週 後期前半の復習 後期前半を振り返る。
8週 中間考査 授業で学習した内容から出題する
4thQ
9週 中間考査の振り返り Lesson 22                      

・中間考査を振り返り自分の弱点を理解する。                                                          ・関係詞(1)
・関係詞の基本的な考え方や文構造を理解できる。
10週 Lesson 22
・関係詞(1)
・関係詞を使った英文を聞いたり・読んだりできる。
11週 Lesson 23 ・関係詞(2)                           ・関係詞を使った基礎的な英文を用いて話したり・書いたりできる。
12週 Lesson 24 ・関係詞(3)                        ・関係詞を用いてより複雑な英語を書ける。
13週 Lesson 25
・仮定法(1)                        ・仮定法の基本的な考え方や文構造について理解できる。
14週 Lesson 26                                                 ・仮定法(2)                                ・仮定法を使って「もしも~だったら・・・だろう」のような想像や架空のことを話したり、書いたりできる。                          
15週 期末考査 授業で学習した内容から出題する
16週 答案返却等                         期末考査を振り返り自分の弱点を理解する。           

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ予習・復習(ワークの提出を含む)合計
総合評価割合800010010100
基礎的能力80010010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000