科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 倫理
科目番号 0023 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械電気工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 第一学習社『改訂版 高等学校 倫理』/最新倫理資料集 新版テオーリア
担当教員 高橋 祥吾

到達目標

倫理に関する基礎的な知識を習得すること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察し,批判的に吟味できる.人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できない.
評価項目2自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明し,批判的に吟味できる。自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法のしくみを説明できる。自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
われわれが「よく生きる」ためにはどうしたらよいのか。先人たちが「よく生きる」ためにどのように考えて生きたのか、先人たちの思想を教養として学んでいく。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って、必要な内容を解説していく。また、途中グループワークによる学習も実施する。
注意点:
板書が多いのでノートを取ること。また課題が与えられたときは必ず提出すること。教科書の内容・文章そのものは、教科書に書いてあることの解説とそれ以上の発展的内容を授業で学んでいく形になる。
【関連科目】 哲学、技術者倫理

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 倫理とは何か 授業の進め方と、倫理についての概要
2週 哲学の形成 ギリシア神話とソクラテス以前の哲学者たち
3週 古代のギリシア ギリシアの政治体制とソフィスト
4週 ギリシアの哲学1 ソクラテスの思想を考える
5週 ギリシャの哲学2 プラトンの哲学
6週 ギリシャの哲学3 プラトンの哲学とアリストテレスの違い
7週 ギリシアの哲学4 アリストテレスの哲学・倫理学
8週 ヘレニズム時代の思想 ストア派とエピクロス学派
2ndQ
9週 中間試験 上記の内容から出題する
10週 中間試験の解答、解説 試験の解答と解説を行う
11週 キリスト教1 ユダヤ教とキリスト教について
12週 イスラーム インドの宗教 イスラームと、インドのヒンドゥー教について
13週 仏教 ゴータマの教えから仏教の広がりまでを学ぶ
14週 中国の思想 日本の思想 儒教 日中の儒教の影響関係を学ぶ
15週 日本の思想2 町人意識の目覚めと庶民思想について、国学から報徳思想までを中心に学ぶ
16週 答案返却など 試験の解答と解説を行う
後期
3rdQ
1週 ルネサンスと宗教改革 ルネサンスの人文主義とルターとカルヴァン
2週 科学革命 科学革命期の科学者たち
3週 科学の方法論とイギリス経験論 科学の方法論とフランシス・ベーコン
4週 経験論と合理論 経験論の哲学者たちとデカルトと合理論の哲学者について
5週 合理論 デカルトと合理論の哲学者たちの続き
6週 イギリスの社会契約論 ホッブズとロックの社会契約論の差異
7週 啓蒙思想とルソー ルソーの思想と啓蒙思想について学ぶ
8週 中間試験 これまでの内容から出題する
4thQ
9週 中間試験の解答、解説 試験の解答と解説を行う
10週 カント カントの超越論的観念論(認識論)の部分を学ぶ
11週 カント2 カントの道徳哲学について学ぶ
12週 ドイツ観念論 ドイツ観念論の流れとヘーゲルの哲学
13週 功利主義 ベンサムとミルの功利主義
14週 プラグマティズム アメリカの哲学(パース、ジェームズ、デューイ)
15週 期末試験 これまでの内容から出題する
16週 答案返却など 試験の解答と解説を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。3
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。3
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。3
民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。2
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。2
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。2
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。1
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。1
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。1
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。1
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。1
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。1
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。1
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。1
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。1
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合75510055100
基礎的能力705505590
専門的能力0000000
分野横断的能力50500010