創造製作Ⅰ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 創造製作Ⅰ
科目番号 0024 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械電気工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 櫻本 逸男,藤本 浩,鈴木 厚行,垣内田 翔子

到達目標

複合分野の設計能力を身につけるため、以下の項目を到達目標とする。
①実験内容について理解し、実験結果について報告書を書くことができる。
②モノづくりに関するアイディアのプレゼン発表を行うことができる。
③モノづくりに関する設計をすることができる
④モノづくりに関する製作をすることができる
⑤モノづくりに関する文書での報告をすることができる
⑥モノづくりに関する実践での報告をすることができる
⑦モノづくりに関するまとめの報告をすることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標①実験内容について理解し、実験結果について優れた報告書を書くことができる。実験内容についてほぼ理解し、実験結果について報告書を書くことができる。実験内容についての理解が不十分であり、実験結果について報告書を書くことができない。
到達目標②モノづくりに関する優れたアイディアのプレゼン発表を行うことができる。モノづくりに関するアイディアのプレゼン発表を行うことができる。モノづくりに関するアイディアのプレゼン発表を行うことができない。
到達目標③モノづくりに関する優れた設計をすることができるモノづくりに関する設計をすることができるモノづくりに関する優れた設計をすることができない
到達目標④モノづくりに関する優れた製作をすることができるモノづくりに関する製作をすることができるモノづくりに関する製作をすることができない
到達目標⑤モノづくりに関する優れた文書での報告をすることができるモノづくりに関する文書での報告をすることができるモノづくりに関する文書での報告をすることができない
到達目標⑥モノづくりに関する優れた実践での報告をすることができるモノづくりに関する実践での報告をすることができるモノづくりに関する実践での報告をすることができない
到達目標⑦モノづくりに関する優れたまとめの報告をすることができるモノづくりに関するまとめの報告をすることができるモノづくりに関するまとめの報告をすることができない

学科の到達目標項目との関係

到達目標 C 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
モノづくりを通じて創造性を養い、メカトロ製品の設計と製作に関する技術を習得することが目標である。基本的には、学生それぞれが自ら発想し、部品を用意し、設計と製作を行う。
授業の進め方・方法:
①最初の7週間は、モノづくりに必要な基礎的知識を基礎実験により習得させる。
②提示した競技形式のテーマ(競技部門課題)あるいは各自が自由に選んだテーマ(自由製作課題)のいずれかを選択し、設計、製作に着手する。
③アイディア発表会を通じて、プレゼンテーション能力の向上も図る。
④製作途中では毎回報告書を提出させ、製作物の進度などを調査し、適宜指導を行う。
⑤創造製作発表会を通じて、製作物の実践的な発表を行う。
⑥最後に、Webページの作成を通じて全体のまとめを行う。
注意点:
評価は、基本的に複数の教員による平均である。前期末の評価は、暫定的に、実験とアイディア発表を100点に換算したものとする。
最終評価は、基礎実験20%、アイディア発表会5%、図面5%、中間検査①5%、中間検査②5%、作業報告書20%、発表会25%、Webページ15%とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスおよび前年度創造製作Ⅰ発表会のビデオ視聴 前年度の創造製作I発表会のビデオを見つつ、創造製作Iの授業方針や、最終的にどのような製作物を作るのかを理解することができる。
2週 創造基礎実験① 1班あたり7名程度に分かれ、創造製作に必要な最低限の知識を得ることができる。
3週 創造基礎実験② 創造製作に必要な知識を得ることができる。
4週 創造基礎実験③ 創造製作に必要な知識を得ることができる。
5週 創造基礎実験④ 創造製作に必要な知識を得ることができる。
6週 創造基礎実験⑤ 創造製作に必要な知識を得ることができる。
7週 創造基礎実験⑥ 創造製作に必要な知識を得ることができる。
8週 創造基礎実験⑦ 創造製作に必要な知識を得ることができる。
2ndQ
9週 競技部門テーマ発表
アイディア発表会のためのWebページ作成 
競技部門および自由部門を選択し、どのような作品を作るのかを検討しつつ、アイディア発表会のためのWebページを作成することができる。
10週 アイディア発表会のためのWebページ作成
(基礎実験の予備日)
アイディア発表会のためのWebページを作成することができる。
11週 アイディア発表会のためのWebページ作成
(基礎実験の予備日)
アイディア発表会のためのWebページを作成することができる。
12週 アイディア発表会のためのWebページ作成
(基礎実験の予備日)
アイディア発表会のためのWebページを作成することができる。
13週 アイディア発表会(第1グループ)  1人3分程度のアイディア発表を行うことができる。
14週 アイディア発表会(第2グループ) アイディア発表を行うことができる。
15週 報告書配布
16週 製作① 作品の製作を行う。毎回、報告書を提出し、作業状況や問題点などを報告することができる。
後期
3rdQ
1週 製作② 製作を行う。
2週 製作③ 製作を行う。
3週 製作④ 製作を行う。
4週 製作⑤ 製作を行う。
5週 製作⑥ 製作を行う。
6週 製作⑦ 製作を行う。
7週 中間検査① 製作期間の途中で作品の1回目の中間検査を受ける。検査結果を踏まえて製作を行うことができる。
8週 製作⑧ 製作を行う。
4thQ
9週 製作⑨ 製作を行う。
10週 製作⑩ 製作を行う。
11週 製作⑪ 製作を行う。
12週 中間検査② 2回目の中間検査を受ける。検査結果を踏まえて製作を行うことができる。
13週 製作⑫ 製作を行う。
14週 創造製作発表会① 製作物の発表会を行うことができる。
15週 創造製作発表会②
第14週と同日開催
製作物の発表会を行うことができる。
16週 最終Webページ作成 製作物の構造、特徴などについて、Webページ上で発表を行うことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野計測計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。2
精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。2
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。2
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。3
倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について説明できる。2
A/D変換を用いたディジタル計器の原理について説明できる。2
オシロスコープの動作原理を説明できる。2
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。1
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。1
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。1
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。2
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。2
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。2

評価割合

基礎実験アイディア図面中間検査①中間検査②報告書発表会Webページ合計
総合評価割合205555202515100
到達目標①20000000020
到達目標②050000005
到達目標③005000005
到達目標④0005500010
到達目標⑤00000200020
到達目標⑥00000025025
到達目標⑦00000001515