芸術(工芸)

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 芸術(工芸)
科目番号 0030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械電気工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 山田 哲生,伊藤 祐太

到達目標

 工芸と人間の関わりが理解できる。
 造形技能と感性の統一された立体やオブジェをつくる態度が身に付き、技法と制作方法の基礎を身につける。
 身近に使う物を工芸の視点からつくることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本を十分に意識して創作することができる。基本を意識して創作することができる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 C 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 美術のジャンルである絵画、彫塑、デザイン、工芸を理解させながら工芸分野に重点を置く。その中で陶芸を中心に置いて制作実習を行う。併せて感性と工学の調和した作品の制作を考え、伝統技法や現代工芸、民芸等について関心を引き出す。
授業の進め方・方法:
 授業形態は制作を中心とし、創造性、技能、関心態度(集中力、精巧さ、持続力等)を高め、チェックリストと学習シートで確認する。
注意点:
評価法
作品評価
  意欲(10) 構想力(20) 表現力(20) 技能(20)

態度(15)
 準備物、集中力、精度、体の構え・物の構え・心の構えを中心に評価。当該項目を分かりやすく示し、自己評価を加味して評価。

知識(15)
 材料の知識 各国工芸の現状の知識 機械と手をうまく利用した作品の論評 工芸史

2020.7.12 - シラバスにある評価割合の表記を修正。(上記の評価方法は変更しない)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 工芸のジャンルと概要 現代工芸、伝統工芸、民芸の3つの世界とその発展の歴史についての講義。クレーモデルやファインセラミックスについてもふれる。レポート提出。
2週 陶印制作1 陶印の原型制作で、自己の風格を象形文字や篆書体で表し、石膏に彫刻する。のちのすべての自己制作品に押印させることを念頭に置いて作る。
3週 陶印制作2 同上
4週 湯呑をつくる1 手びねりで真っすぐな型の湯呑を作陶
5週 湯呑をつくる2 同上
6週 湯呑を削る1 出来た湯呑を専門的な道具で削り仕上げていく
7週 湯呑を削る2 同上
8週 茶碗を作る1 手びねりで徐々に角度をつけ茶碗を作陶する
2ndQ
9週 茶碗を作る2 同上
10週 茶碗を削る1 出来た湯呑を道具で削り仕上げていく
11週 茶碗を削る2 同上
12週 皿を作る1 手びねりでさらに角度をつけ皿を作陶する
13週 皿を作る2 同上
14週 皿を削る1 出来た皿を道具で削り仕上げる
15週 皿を削る2 同上
16週
後期
3rdQ
1週 粘土を再製する 今まで削った粘土を再製し再び使用出来る粘土にする
2週 粘土を再製する 同上
3週 仮面をつくる 自分の顔をネックレスやブローチを想定し作陶させ彫塑の基礎と関連させる
4週 仮面をつくる 同上
5週 仮面をつくる 同上
6週 オブジェ その時タイムリーな出来事や物から共通のテーマを選び独自の発想で作陶する
7週 オブジェ 同上
8週 オブジェ 同上
4thQ
9週 オブジェ 同上
10週 花入 手びねりもしくは固まりから一輪花入れの作陶をする
11週 花入 同上
12週 自由製作 今まで作陶したなかで、一番趣味を持ち又作陶してみたい物を選び作陶する
13週 自由製作 同上
14週 自由製作 同上
15週 自由製作 同上
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題合計
総合評価割合10000000100
総合評価10000000100
態度0000000
知識0000000