創造演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 創造演習Ⅰ
科目番号 0055 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械電気工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 配布プリントなど
担当教員 三浦 靖一郎,藤本 浩

到達目標

・自分が興味あるテーマを見出し、HP上で調査を自ら行う。そしてテーマに関する課題や疑問点を設定し、それらに対して自らの発想で解答を見いだす。
・テーマに対して資料探索の方法、資料を使ってのストーリー展開、課題の発見、課題に関して解答を生み出す発想、発想をまとめ資料作成や口頭発表などをすることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
資料探索の方法電子端末や書籍などを活用して,必要な事項の大半を調べることができる.電子端末や書籍などを活用して,必要な事項をおおむね調べることができる.電子端末や書籍などを活用できず,必要な事項も調べることができない.
課題の発見と解答を生み出す発想情報収集や情報整理により,十分に課題の発見と解答を生み出す発想をすることができる.情報収集や情報整理により,おおむね課題の発見と解答を生み出す発想をすることができる.情報収集や情報整理により,課題の発見と解答を生み出す発想をすることができない.
資料作成および口頭発表電子端末を活用して資料作成や口頭発表が十分にできる.電子端末を活用して資料作成や口頭発表がおおむねできる.電子端末を活用できず,資料作成や口頭発表ができない.

学科の到達目標項目との関係

到達目標 C 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
資源のない日本が経済的な力を維持していくには、新しい価値を生み出す創造的な人材育成が必要である。その様な人材を育てることを目標とした創造教育が、機械電気工学科で行われている。そのスタートラインが創造演習Iである。特に、学生が創造力を身につけるには、様々な事柄に興味や関心を持ち、それらの事柄の現状把握、課題発見、解決方法、考案などができなければならない。本演習を通じて自分の知識の幅や深さを広げ、自分で学ぶ方法を身につけテーマについて、まとめたりする能力を向上させる。
授業の進め方・方法:
前期:
発表・報告書作成に必要なアップリケーション・ソフトウエアの基本的な使い方を学ぶ。パテント・コンテスト出願に向けての特許調査とアイデアの創出を行い、発表する。
後期:
オリジナル・テーマについて調査研究を行い、発表する。
注意点:
前後期に作成した課題と発表を総合評価する。テーマに関し適切な課題を設定しているか、課題に対して妥当な解を得ているか、資料調査や調査方法は妥当か等を総合評価する。報告資料70%、発表30%の配分とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 創造演習Iの目的や意義を理解する
2週 コンピュータの基礎1 コンピュータの基本的な設定ができる
3週 コンピュータの基礎2 コンピュータの基本的な設定ができる
4週 ポータブルアプリケーションの使い方1 ポータブルアプリケーションの基本的な設定・利用ができる
5週 ポータブルアプリケーションの使い方2 ポータブルアプリケーションの基本的な設定・利用ができる
6週 ポータブルアプリケーションの使い方3 ポータブルアプリケーションの基本的な設定・利用ができる
7週 ポータブルアプリケーションの使い方4 ポータブルアプリケーションの基本的な設定・利用ができる
8週 ポータブルアプリケーションの使い方5 ポータブルアプリケーションの基本的な設定・利用ができる
2ndQ
9週 特許調査の基礎1 特許について理解する
10週 特許調査の基礎2 簡単な特許調査ができる
11週 特許アイデア調査1 特許調査を行いながら,特許となるアイデアを思考することができる
12週 特許アイデア調査2 特許調査を行いながら,特許となるアイデアを思考することができる
13週 特許アイデア調査3 特許調査を行いながら,特許となるアイデアを思考することができる
14週 特許アイデアの資料作成1 特許アイデアを簡潔にまとめることができる
15週 特許アイデアの資料作成2 特許アイデアを簡潔にまとめることができる
16週 前期まとめ
後期
3rdQ
1週 自主研究課題についてのオリエンテーション1 自主研究課題の目的や意義について理解する
2週 自主研究課題についてのオリエンテーション2 自主研究課題の調査方法を確認する
3週 自主研究課題の調査1 自主研究課題について調査できる
4週 自主研究課題の調査2 自主研究課題について調査できる
5週 自主研究課題の調査3 自主研究課題について調査できる
6週 自主研究課題の調査4 自主研究課題について調査できる
7週 自主研究課題の調査5 自主研究課題について調査できる
8週 自主研究課題の資料作成1 自主研究課題について簡潔にまとめることができる
4thQ
9週 自主研究課題の資料作成2 自主研究課題について簡潔にまとめることができる
10週 自主研究課題の資料作成3 自主研究課題について簡潔にまとめることができる
11週 自主研究課題の発表1 自主研究課題について発表することができる
12週 自主研究課題の発表2 自主研究課題について発表することができる
13週 自主研究課題の発表3 自主研究課題について発表することができる
14週 自主研究課題の発表4 自主研究課題について発表することができる
15週 自主研究課題の発表5 自主研究課題について発表することができる
16週 後期まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。1
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。1
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。1
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。1
共同教育共同教育地域や企業の現実の問題を踏まえ、その課題を明確化し、解決することができる。1
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などの必要性を理解できる。1
技術者として、生きる喜びや誇りを実感し、知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践創造的な活動を楽しむことを理解できる。1
技術者として、社会に対して有益な価値を提供するために存在し、社会の期待に十分応えられてこそ、存在の価値のあることを理解できる。1
企業人としても成長していく自分を意識し、継続的な自己研さんや学習が必要であることを理解できる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。1
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。1
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。2
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。2
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。1
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。1
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。1
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 1
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。1
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。1
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。1
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。1
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。1
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。1
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。1
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。1
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。1
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合03000700100
基礎的能力03000700100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000