工作実習Ⅱ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 工作実習Ⅱ
科目番号 0056 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械電気工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 嵯峨常生、中西佑二 他「機械実習1, 2(三訂版)」(実教出版)
担当教員 垣内田 翔子

到達目標

実習作業を通して協調性・責任感・勤労精神など技術者として望まれる態度や習慣を身につける。災害防止と安全の心得を体得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1上記到達目標に十分なレベルに達している上記到達目標に必要なレベルに達している上記到達目標に達していない

学科の到達目標項目との関係

到達目標 B 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
技術に関する専門教科の習得と並行に、または先取りして物を扱い、製作することの体験から、更に高度な技術や理論の理解を探る。
授業の進め方・方法:
切削加工、NC 加工、精密測定および電気・電子制御機器の製作に関する分野の工作技術を体得するために、8 名程度のグループで各5 週ずつの実習を行い、その結果をレポートとして提出させる。
注意点:
シーケンス制御
       概要
       シーケンス回路のルール
       主な制御機器
       リレーシーケンス
       プログラマブルロジックコントローラ
  電子回路
       概要
       PIC ボード基盤の製作
       ハンダ付け
       動作確認、塗装
       プログラミング       
  NC 旋盤
       NC 工作機械の概要
       NC 旋盤の概要
        プログラミング
        NC 旋盤の基本操作
        製品の加工
  マシニングセンタ
       概要
       工具補正
       プログラミング
       機械操作
       例題の加工
       CAD/CAM
  旋盤
       R 削り
       座金の製作
       ロングピンの製作
       ねじ切り

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シーケンス制御 概要
シーケンス回路のルール
主な制御機器
リレーシーケンス
プログラマブルロジックコントローラ
2週 電子回路 概要
PICボード基盤の製作
ハンダ付け
動作確認、塗装
プログラミング 
3週 NC旋盤 NC工作機械の概要
NC旋盤の概要
プログラミング
NC旋盤の基本操作
製品の加工
4週 マシニングセンタ 概要
工具補正
プログラミング
機械操作
例題の加工
CAD/CAM
5週 旋盤 R削り
座金の製作
ロングピンの製作
ねじ切り
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。4
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。4
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。4
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。4
切削工具材料の条件と種類を説明できる。4
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。4
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。4
分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。4
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。4
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。4
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。4
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。4
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。4
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。4

評価割合

レポート発表合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000