材料学Ⅱ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 材料学Ⅱ
科目番号 0078 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械電気工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 機械・金属材料学(実教出版株式会社)
担当教員 西村 太志

到達目標

機械電気工学分野の基礎となる基本的素養を身につけるため、
1. 代表的な非鉄金属材料の特徴や利用法が理解できる。
2. 代表的な有機材料の特徴や利用法が理解できる。
3. 代表的な無機材料の特徴や利用法が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
非鉄金属材料代表的な非鉄金属材料の特徴や利用法を確実に理解できている。代表的な非鉄金属材料の特徴や利用法を理解できている。代表的な非鉄金属材料の特徴や利用法が理解できていない。
有機材料代表的な有機材料の特徴や利用法を確実に理解できている。代表的な有機材料の特徴や利用法を理解できている。代表的な有機材料の特徴や利用法が理解できていない。
無機材料代表的な無機材料の特徴や利用法を確実に理解できている。代表的な無機材料の特徴や利用法を理解できている。代表的な無機材料の特徴や利用法が理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
4 年次の材料学では、3 年次に学習した材料の基礎的性質に引き続き、非鉄金属材料、非金属材料の特徴及び用途について学習する。
授業の進め方・方法:
授業はおおむね教科書に沿って講義形式で進めるが、教科書だけでは説明不足の箇所に関しては適宜プリントを配布して説明する。しかし、その内容を確実に理解し、身につけるには、予習復習が必須である。また、各材料に対する項目が終了するごとに学習シートを配布し、理解度のチェックを行う。
注意点:
この科目は学修単位科目のため、以下のような自学自修を必要とする。
 事前学習として教科書の該当ページの予習 毎回30分(計6時間)
 事後学習として、理解不足として指摘した箇所の復習 毎回30分(計6時間)
 課題作成 3時間
最終成績=各授業における課題の平均:50%+期末試験:50%

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
鉄鋼材料の総復習(1)
【事前・事後学習(各30分)】 配布資料
シラバスにもとづきオリエンテーションを行った後、3 年生で学習した鉄鋼材料の総復習。
2週 鉄鋼材料の総復習(2)
【事前・事後学習(各30分)】 配布資料
前回に引き続き、3 年生で学習した鉄鋼材料の総復習。
3週 アルミニウムとその合金 (1)
【事前・事後学習(各30分)】 教科書141〜164ページ
アルミニウム合金の特徴を理解し、アルミニウム合金の分類が説明できる。
4週 アルミニウムとその合金(2)
【事前・事後学習(各30分)】 教科書141〜164ページ
展伸用および鋳造用アルミニウム合金の種類、特徴および用途が説明できる。
5週 銅とその合金
【事前・事後学習(各30分)】 教科書165〜178ページ
銅合金の種類、特徴および用途が説明できる。
6週 チタンとその合金
【事前・事後学習(各30分)】 教科書179〜194ページ
チタンおよびチタン合金の特徴および用途が説明できる。
7週 ニッケルとその合金
【事前・事後学習(各30分)】 教科書195〜212ページ
ニッケルおよびニッケル合金の特徴および用途が説明できる。
8週 コバルトとその合金
【事前・事後学習(各30分)】 教科書213〜228ページ
コバルトおよびコバルト合金の特徴および用途が説明できる。
2ndQ
9週 マグネシウムとその合金
【事前・事後学習(各30分)】 教科書229〜248ページ
マグネシウムおよびマグネシウム合金の特徴および用途が説明できる。
10週 スズ、鉛、亜鉛とその合金
【事前・事後学習(各30分)】 教科書249〜268ページ
スズ、鉛、亜鉛およびその合金の特徴および用途が説明できる。
11週 セラミックス (1)
【事前・事後学習(各30分)】 教科書269〜282ページ
セラミックスの種類と特性が説明できる。
12週 セラミックス (2)
【事前・事後学習(各30分)】 教科書269〜282ページ
機能性セラミックス材料についてが説明できる。
13週 高分子材料 (1)
【事前・事後学習(各30分)】 教科書283〜296ページ
高分子材料の種類を学び、熱可塑性プラスチックの種類および用途が説明できる。
14週 高分子材料 (2)
【事前・事後学習(各30分)】 教科書283〜296ページ
熱硬化性プラスチック、エンジニアリングプラスチックの種類および用途が説明できる。
15週 期末試験 後期で学習した各種材料の性質、特徴及び用途が理解できているか確認する出題。
16週 解答返却など 前期末試験の答案を返却し解説を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野材料機械材料に求められる性質を説明できる。4前1,前2
金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる。4前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14

評価割合

各授業における課題期末試験合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000